虹裏img歴史資料館

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21/11/14(日)23:28:02 先日ポ... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1636900082838.jpg 21/11/14(日)23:28:02 No.866727921

先日ポケスペ純愛健全ゾロ目スレでレブルの話になりましたので便乗して書かせていただきました 二つほどネタを混ぜてます このスレ自体はダイススレではありません 思いっきり三次創作ですのでご了承下さい あらすじ レッドとブルーが雪合戦した そして入浴剤を使い…

1 21/11/14(日)23:28:13 No.866727978

黒い道があった。 足跡すら見えなくなるほどの暗い道。 ブルーはひたすらその道を歩く。 誰もいない孤独な場所。 自分1人で、誰も助けてくれない。 寒く、身が凍える。 恐怖はある。 だけど、進むしかない。 いつか、そこから抜け出せると信じて。

2 21/11/14(日)23:28:55 No.866728225

「ん…」 ブルーは瞼を開ける。 いつのまにか眠っていたようだ。 「お、起きたか」 聞き慣れた声。 近くに腰掛けたレッドからだ。 暖房の効いたレッドの自宅のリビング。 こたつに入っていたせいで、眠気が訪れてそれに負けてしまったようだ。 先日、レッドとは交際を開始している。 だからか、今までよりも彼に油断した姿を見せてしまっていた。

3 21/11/14(日)23:29:12 No.866728321

「おはよ」 寝起きの気怠さに抗いつつ、恋人に声をかける。 彼は微笑みつつ、皮を剥いたみかんを差し出してくれた。 「ありがと」 短い礼をいい、みかんを受け取って口にする。 甘く、酸っぱい味を感じとる。 その刺激で少しずつ眠気と怠さから解放されていく。 ふと、窓に目を向ける。 そこから見える景色は、白一色だった。 雪が降って、積もっている。 自分がこの家に来る時には、雪なんて全く降ってなかったのに。

4 21/11/14(日)23:29:58 No.866728579

「寝てる間に、あんなに積もってるなんて」 「ん、ああホントだ」 レッドも外を見て驚く。 「気づいてなかったの?」 「まあ、ブルーの寝顔ずっと見てたからさ」 その発言についどきり、としてしまう。 そういう返答がくるとは思っていなかった。 また油断していた。 つい目を逸らし、またみかんを食べ始める。 「オレ、ちょっと外でてくるよ」 「雪降るくらい寒いのに?」 「マサラに雪が積もるなんて滅多にないからな。 寒いのは山籠りで慣れてるし平気だよ」 言い残し、レッドは上着を掴んで部屋を出ようとする。

5 21/11/14(日)23:30:15 No.866728746

「ブルーはどうする?」 「寒そうだからパス。留守番してるわ」 迷うことはなかった。 雪が降る中の外出に興味がないわけではない。 だが、暖房の誘惑はその程度では揺るぐことはなかった。 「わかった。じゃあ行ってくる」 「いってらっしゃい」 軽く手を振って見送る。 レッドはそれに微笑み返し、今度こそ部屋から出る。 後には、ブルー1人が残された。 「元気ね…。アタシと同い年なのに」 思わずそう呟く。

6 21/11/14(日)23:30:36 No.866728909

老けこんだような発言をしてしまったことを後悔する。 部屋に1人しかいなくてよかったとも思う。 「1人、か」 部屋を見回す。 暖かい、エアコンの効いた部屋。 こたつまであって芯から温もれる。 だけど、部屋の主人がいない。 一緒にいてくれるはずの、あいつがいない。 1人取り残されたような気分になり、来るはずのない寒気に襲われる。 「…人恋しいのかな」 いつ頃からだろう。 自分がこんなにも寂しがりになったのは。

7 21/11/14(日)23:31:11 No.866729121

多分、きっかけは彼。 今は恋人になってくれた、お人好しな彼のせい。 彼のいない生活などあり得ない。 彼にいてもらわないと。 自分の中にそんな願望が目覚めていく。 「よし!」 追いかけて行こう。 遠慮なんてしなくていい。 彼は、受け入れてくれるから。 そう思いブルーは暖房の誘惑を断ち切り、こたつから脱出する。 上着を着て、部屋から駆け出した。

8 21/11/14(日)23:31:31 No.866729241

「レッド!」 「ん?」 声をかけると、レッドが振り向く。 ちょうどこちらに向ききったタイミングで、その顔に雪玉を投げつけた。 「おわっ!」 不意打ちだが、彼はその雪玉を躱した。 だがそんなことはブルーも予想済みだ。 躱すと思っていた方向にあらかじめ投げていた雪玉が、レッドの顔に今度こそ直撃した。 「オホホ、ツメが甘いわねダーリン♡」 「こ、このヤロー!」 珍しく悔しそうに顔を引き攣らせ、レッドが睨んできた。 「アタシ、女よ?」 「そこは誰よりもわかってるよ!」 ムキになるレッドが、出会って間もない頃を思い出させて懐かしくなる。

9 21/11/14(日)23:31:47 No.866729349

「悔しかったらやり返してご覧なさ…」 い、と言い切る前に顔に雪玉を投げつけられた。 冷たい感触が顔に広がる。 なるほど。これをぶつけられたら度量が広いはずのレッドでも怒る。 納得はしたが、自分もついムキになる。 「乙女の顔になんてことするのよ!」 「もう乙女じゃないだろ…」 顔にかかった雪を払って、文句を言うとレッドに指摘される。 あの時の、初めて彼に抱かれた時を思い出してつい顔が赤くなる。 レッドも同じように赤面する。

10 21/11/14(日)23:32:07 No.866729461

「そ、それよりブルーも結局来たんだ」 「寂しかったからね。せっかく彼女になったんだから、出来るだけレッドと一緒にいたいって思って」 「そ、そうか」 より赤面してレッドが返す。 「だから、雪合戦して遊びましょう」 また不意打ちで投げつけた雪玉。 それをレッドは避けなかった。 むしろ、自分も雪玉を投げつけてきた。 雪玉同士がぶつかって、四散する。 「やるわね」 「伊達に長年モンスターボール投げてないからな」 2人とも、口角を釣り上げる。 「手加減はなしよ!」 「当然だ!そんなのつまらないからな!」 同時に、新たな雪玉を投げつけた。

11 21/11/14(日)23:32:27 No.866729589

「…寒い」 「そりゃ、こんなに雪玉まみれになったらな」 顔や身体についた雪を払い合う。 それが終わると、レッドに笑いかけた。 「ありがとう。急に仕掛けたのに乗ってくれて」 レッドからの返答はない。 呆けたように、こちらを見つめ返すだけだ。 「どうしたの?」 「あ、いや、雪が周りに積もってる道にいるブルーが綺麗で、つい見惚れて」 「今日のレッドは口説きたがりね…」 また熱くなった頬に手を当てつつ、呟く。 寒い屋外にいるのに、身体が熱くなってくる。

12 21/11/14(日)23:33:00 No.866729788

「オレ、こんなに家の前に雪積もるのも雪合戦なんて子供の頃以来だし。 それでテンション上がってるのかな」 「アタシも、雪合戦なんて久しぶりよ。 まだマサラにいた頃以来」 昔の話に、レッドが眉を下げる。 こちらの過去を思ってのことだろうか。 「オレでよかったらいくらでも付き合うさ。 不意打ち以外でなら」 「ありがと。でも、そろそろ冷えてきたし帰りましょう。 こうなると思って、お風呂沸かしてあるの」 「そこまで考えて雪合戦誘ったのか…」

13 21/11/14(日)23:33:14 No.866729891

苦笑しつつ、レッドが手を繋いでくる。 「手、冷えただろ?」 「うん、ありがとう」 彼の繋いだ手が温かい。 その手を握り返し、一緒に歩き出した。

14 21/11/14(日)23:33:35 No.866730024

「この入浴剤、お肌にいいんだって」 レッドの自宅の浴室。 一糸纏わぬ姿になったブルーは入浴剤で乳白色に染まった湯を差し示した。 「オレは後で1人で入ってもいいんだけど」 「何言ってるの。もうお互い裸見せ合ったんだから今更よ」 同じく裸になったレッドの身体に抱きつく。 顔どころか全身が赤くなった彼に、つい笑みが止まらなくなる。 「未だにそんなに照れるなんて、レッドはいつまで経ってもウブね」 「…だってさ、ブルーの裸が綺麗で。 すごいスタイルいいし柔らかいからつい」 「…またそうやってアタシを誉め殺しにする」 唇を奪って、レッドを照れさせて主導権を取り戻す。 レッドを椅子に座らせると、風呂桶を使って湯を掬って彼にかけた。

15 21/11/14(日)23:33:57 No.866730168

「レッドの背中って、広いわ」 彼の背中を流しながら、ブルーは呟いた。 「そうか?普通くらいだと思うんだけど」 「ううん。広い」 その背を抱きしめる。 胸が押し付けられ、若干窮屈な気分になる。 だけど、構わない。 その背中に身を預けると安心する。 昔から、自分をそこに隠して守ってくれた。 これからも、そうしてくれるという確信がある。 「…そっか」 彼の身体に回した腕を、そっと触れられた。

16 21/11/14(日)23:34:21 No.866730359

身体を洗い終え、共に湯船に浸かる。 「はぁ~、生き返る…」 「はぁ~、生き返る…」 思わず言ってしまった台詞。 それがそっくりそのままレッドの口からも聞こえた。 「気が合うな」 「付き合いたくなるくらいにね」 笑いあい、口付けをする。 唇が触れ合う程度のキス。 何回かしていくと、我慢できなくなって舌を絡ませ合う。

17 21/11/14(日)23:34:35 No.866730448

「ん…」 「あ…」 熱い吐息。 唾液。 舌。 それらがレッドの、ブルーの顔を触れ続ける。 湯船に浮かべていた乳房を揉まれる。 彼の太く、力強い指が食い込んで乳房が形を変える。 その度に身体の芯から熱が湧き上がる。 お返しに、彼の肉棒を掴む。 既に固くなったそれを、手のひらで撫でる。 びくり、と棒が動く。 ブルーも、強く胸を揉まれて身を震わせる。 震える肩を、レッドに掴まれる。 それに流されて、ブルーは身を委ねた。

18 21/11/14(日)23:34:52 No.866730563

身体を持ち上げられ、湯船の縁に座らされる。 固い肉槍がブルーの秘所に迫り、差し込まれる。 「んんっ…!」 宣言もなしの挿入に声が漏れる。 身体の奥に熱い芯が入ってくる。 膣内に無意識に力がこもり、それを締め付ける。 レッドも快楽に顔を歪ませる。 肉棒の出し入れを繰り返され、次第にペースが上がっていく。

19 21/11/14(日)23:35:10 No.866730698

もう、あの頃の自分ではない。 男を、本当の意味で知ってしまった。 愛する男性に貫かれる。 それがどれほどの快楽と幸福感をもたらすか。 知ったことで、自分も女としての意識がより強くなった。 彼に気持ちよくされたい。 彼を気持ちよくしたい。 そんな願望と欲望が身を駆け回る。 「あぁっ…!!」 そして、熱くて白い液体がブルーの中に注がれた。

20 21/11/14(日)23:35:45 No.866730948

「ブルー、ひっつきすぎだって…」 「ふーん。無断で中に出しちゃった彼女にそんなこと言うんだ」 「ごめん。もし出来たら絶対責任とるから」 帰り道。 レッドに抱きつきながら、雪の積もった道を歩いていた。 真っ白な道。 足跡がくっきりと残る白い道。 ブルーはそこをレッドと2人きりで歩いていた。 自分たち以外には誰もいない。 でも、レッドはいてくれる。 抱きしめた身体から温もりが伝わってくる。 お互いに厚着だが、そんなことは些細なことだ。

21 21/11/14(日)23:36:06 No.866731080

抱きしめ返されて、彼から大事に思われていることが伝わる。 それが、彼の温もりや暖かさの証だ。 「レッド」 「ん?」 「なんでもない」 「なんだよそれ」 笑い合いつつ、その道を歩む。 どんなに凍えるほどの寒さでも、自分たちには関係なかった。 隣にいる人が、そんなものに負けないくらい暖かいのだから。

22 21/11/14(日)23:36:26 No.866731205

以上です 閲覧ありがとうございました

23 21/11/14(日)23:37:18 No.866731535

お疲れ様です きれいにミックスされて参考になるけどお乗の余韻が…

24 21/11/14(日)23:40:14 No.866732740

元ネタの方だとゴールドに同じ入浴剤の匂いすることからかわれてますが 流れ的にそこはオミットしました これでレブル怪文書90作目です 100作がそろそろ見えてきた

25 21/11/14(日)23:41:38 No.866733307

>元ネタの方だとゴールドに同じ入浴剤の匂いすることからかわれてますが >流れ的にそこはオミットしました >これでレブル怪文書90作目です >100作がそろそろ見えてきた やっぱ長いな…

26 21/11/14(日)23:54:02 No.866737895

>やっぱ長いな… 30作あたりでどこまで続けられるか不安になりましたが今日までなんとかなっているのでまだまだいけるかもしれないと思えるようになりました ダイススレゾロ目スレのおかげです

27 21/11/15(月)00:06:57 No.866742552

レブルは助け合う癒し合うのが似合うよね

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