21/11/10(水)00:32:00 泥の味覚 のスレッド詳細
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画像ファイル名:1636471920693.jpg 21/11/10(水)00:32:00 No.865080353
泥の味覚
1 21/11/10(水)00:36:08 No.865081741
泥の辛味
2 21/11/10(水)00:42:42 No.865083830
味のアベレージ・ワン
3 21/11/10(水)00:53:52 No.865087088
日本のコンビニという営業形態は実に便利なもので、24時間開いてる上に何でも揃っている。 好奇の視線を背中に感じながら私はその自動ドアを潜って外に出た。途端、冷気が肌を撫でる。 日本人たちには外国人である自分が珍しいのだろう。煩わしさこそ感じたが、嫌悪までは覚えなかった。 徒歩で少し歩き、拠点にしていたビルの2階まで階段で上がる。 中は作りかけの結界を維持するためのルーンが四方に刻まれているだけで殺風景極まりない。 持ち込んだものなんて簡易ベッドと現地調達したストーブくらいのものなので至極当然と言えた。 ストーブのスイッチを入れながら、借りた時から放置されていた事務用のデスクに着く。 コンビニで調達してきたパスタの容器を開き、プラスチックのフォークを手にとった。 あらかじめレンジで温めておいてもらったので蒸気が一気に吹き上がる。しかし然程の感動はない。 本当は食べることにまるで気乗りしなかった。空腹だという感触はあるがそれが食欲に直結しない、何かが空回りしている感覚がある。 何を口にしたところで私の舌は何も感じず、砂でも噛んでいるような気分なのだ。食事の意欲が沸かないのもきっと当然だろう。
4 21/11/10(水)00:54:09 No.865087169
そうしてフォークで巻き取った麺を口に運んだが、やはりはっきりとした味はしなかった。 機械的に口に運んでいく。これから聖杯戦争を迎えるというのに、この程度のことで食事を断って健康不良となるわけにはいかない。 ふと机の上に目が行く。赤い瓶があった。何の変哲もない、唐辛子の粉末が詰まった調味料の瓶だ。 居場所が変わって気分が変わればまた味を感じるようになるかも、なんて思いつきで買って、一度試して無駄だったので放置していた品だった。 手に取り、パスタに向けてひっくり返す。面倒くさくなって蓋を外し中身を全部ぶちまけた。 真っ赤になったパスタを緩慢な動作で巻き取り、やけっぱちで口に運んだ。 「…っ、けほっ、こほっ!」 咳き込む。当然だ。味覚を失ってしまっているからといって他の感覚を感じないわけではない。 唐辛子の辛味は痛覚となって私の腔内の粘膜を突き刺した。しばらくそうやって咳き込んでいた。 ああ、でも駄目だ。舌が感じたのは痛覚だけで、味は全然分からない。 結局それ以上食べる気が置きなくて真っ赤なパスタは放置した。 夜に夕食を買いに行くついでにゴミ箱に押し込んでおこう。くだらない私の感傷と一緒に。
5 21/11/10(水)00:57:24 No.865088023
はやい! おつらい!!
6 21/11/10(水)00:58:41 No.865088357
むせる女の子ってえっちですよね
7 21/11/10(水)00:58:44 No.865088380
誰も優しくしてあげないとこんな惨めな金髪ぽよぽよが出来上がるんだ…
8 21/11/10(水)01:01:33 No.865089125
>誰も優しくしてあげないとこんな惨めな金髪ぽよぽよが出来上がるんだ… 興奮するよね…漏らして欲しい
9 21/11/10(水)01:06:22 No.865090274
死んだ目で不味そうに義務的に飯を女の子が食ってるとだいぶ追い詰められてる感が漂って いい
10 <a href="mailto:1/3">21/11/10(水)01:12:38</a> [1/3] No.865091738
焼けた大気に舞った赤い髪がシーツの上に振り乱される。 氷よりも冷たく白い肌が熱い体温を伴って上気する。 勇猛に戦場を駆けた魔剣の王、その毅然とした表情が融けていく。明かりのない暗いベッドの上で、その姿は番う女のものに他ならなかった。 始まりはどこにあったか。近頃会話を重ねるようになった蒼の騎士か、魔術師の少女から、徐に男女の付き合いの話題が飛び出してきたことだったかもしれない。 そして促されるように、彼女は己の命運をこちらで眠るように促して、そして意を決して部屋に入った。 かつて妻との間に子を成したのは魔術によるもの。異性との交わりには何ら経験もなく、実に回りくどく辿々しい会話を重ねるばかりだった。 しかし命運は彼女の心境を悟り、否。彼もまたそれを望んだがために、伸ばした腕が彼女の体躯を抱き寄せた。 元より、纏っていたものはシャツぐらい。下着も使わないだろうと身につけていなかったから、暗がりの中でその様子に気づいた命運は、最早衝動を抑えきれずに彼女の上体をシーツの上に押し倒した。 赤い髪が舞い、落ちる。唯一の衣は大きく開かれて、透き通った肌が、形良く膨らんだ乳房が薄桃色の頂点まで顕となった。
11 <a href="mailto:2/3">21/11/10(水)01:13:00</a> [2/3] No.865091810
しなやかな筋肉で練り上げられながらも、艶やかなラインを崩さず調和した彼女の裸体にすかさず手を伸ばす。柔らかな皮膚に指が強く食い込むと、彼女は軽く声を漏らした。 痛みを訴えるものではない。慣れているそれよりも、微かな困惑と、彼女の既知には表現し難い感覚があった。 指先が止まる。命運もまた声に戸惑い、未だ崖っぷちの理性を保とうと食いしばる。その頬に、耳に、そっと手を伸ばす。 微笑みが許しの合図となった。 命運の享楽の与え方は徹底していた。細やかに動く指先、柔らかな唇が肌の上に降り注いで、その一つ一つから甘い返答を探り当てては執拗に嬲ってきた。 心身は瞬く間に茹で上がって、ぐったりともたれかかったまま背筋を駆け巡る信号に脳を掻き乱されていく。 このまま気をやってしまいそうでもあったが、共に睦み合う時間を惜しむ想いで意識を離さなかった。 それに、何故か、これほど舐られながらも彼女の奥底には未だ秘めたものが隠されていた。 身体は素直である。汗でぐっしょりと濡れた肢体からはむわと立つ雌の臭いが広がって、十分に準備が整ったことを示していた。 散々に弄ばれた薄桃も張り詰め、とどめを乞うように震えを見せていた。
12 <a href="mailto:3/3">21/11/10(水)01:13:23</a> [3/3] No.865091910
焦らすように、しかし内心は初めての行いに戸惑いながら、長い脚を開いて雄を受け入れる体勢を取る。 幾度か手や口を使ってみたが、拙い淫技ではまるで足りないとばかりに屹立した雄が、ゆっくりと花弁へ押し入り、そして最奥まで捻り込まれた。 喉から漏れ出したのは、絶命する獣のように歪んだ嬌声だった。思わず命運が挿入の動きを止める。 実際に、その大きさを受け入れるために内臓を押し上げられるのは強い痛みと不快感を伴うものだ。だが、死の苦痛を受け入れた彼女にとっては障害にはならない。 しかし、いやそれ故に。自身の身体を捻じ開けられる感覚に、脳髄まで灼けそうなほどの衝撃が走っていった。 命運と顔を合わせて、しかし瞳は、口元はとろんと融けて定まらない。ただ微かに唇を動かして、 ―――動いて。もっと強くしていい。 返答に剛直が内臓を潰し、再び声にならない叫び声を上げた。 望み通り、全て強く。荒々しく突き入れられ、性感を抓り上げられて、その痛みに幾度となく視界が白く弾けた末に、溢れるほどの白濁で塗り込まれた。 互いの体液に溺れそうになりながら、女は最も近くに感じる命運の体温に漸く意識を手放していった。
13 21/11/10(水)01:20:07 No.865093505
ほぐにゃんのえっちなやつと昔言われた気がしたので書きました
14 21/11/10(水)01:21:53 No.865093895
あらいやだえっち!