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21/11/09(火)00:04:58 泥の陣... のスレッド詳細

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21/11/09(火)00:04:58 No.864767954

泥の陣地作成

1 21/11/09(火)00:08:12 No.864769058

拠点作成は割とソツなくこなす陣営が多い

2 21/11/09(火)00:13:16 No.864770693

>………なんだこの臭い…? 「───。───ああ」 バレた。ぼきん、と胸の内で音がした。確かにそんな音が響いたのだ。 殺し合いに身を投じるなんて怖くて仕方なくて、そうでなくても将来死ぬことが運命づけられていることが怖くて仕方なくて、 それでも頑張って、嘲笑われないよう頑張って、嘲笑われても頑張って、頑張ったことで嘲笑われても頑張って、 頑張って頑張って、頑張っている立派な自分という虚像を自分の中に生み出して、 我に返ればそんなものあんまりにも惨めだったけれど私がどうにか立ち上がるためのプライドということにして、 そんなものが今、聖杯戦争にただ巻き込まれただけの男の子に窮地を救われて、みっともないところを見られたことで、全部砕け散った音だった。 「ああ」 ぽつりぽつりと音がする。最初ささやかだったそれはすぐに騒々しくなった。 さらさらと降り注ぎだした雨がへたり込む私の肩を濡らしていく。 「あああ。わああああ」 雨とは違う耳障りなノイズ。それが自分の喉から出ている音と気づくまでに時間がかかった。 「わああああああああああ」 涙腺が開ききっていると悟った途端、もう何も考えたくなくなった。

3 21/11/09(火)00:15:25 No.864771294

かわうそ…

4 21/11/09(火)00:29:06 No.864775986

もう嫌だ。何も考えられない。考えたくない。 エオヒドの家のこと、聖杯戦争、誰が味方で誰が敵か。全てが私の中でまるで遠い昔にあった出来事のように通り過ぎていく。 「わあああああ。わあああああああん」 先程まで何を敵とみなして戦わなければならないのか神経質に考えていたのが自分ではないかのようだ。 何もかもどうでもいい。全ては無為だ。聖杯戦争?サーヴァント?殺し合い?知ったことか。 考えることをやめてしまったので、私にできるのは子供のように訳もなく泣きじゃくることだけだった。 雨と共に零れ落ちる大粒の涙に彼らが映った。敵であった少年と敵であったサーヴァント。 少年は私を前に困ったような顔をし、サーヴァントは腕組みをして溜め息をついていた。 「どうしたらいいんだろう…。とりあえず立とう」 雨に濡れながら少年がだらんと降ろしていた私の手を取った。 私はされるがままだった。何もかもどうでもいいというのは他人が私をどう扱うかもどうでもいいということで。 つまりは彼がこの機に私を始末することも私は無意識で容認していたということなのだろう。 彼に腕を引っ張られるまま立ち上がったのは、そういうことなのだ。

5 21/11/09(火)00:35:00 No.864777695

おつらい おしっこ漏らしてるのにむっ!できない

6 21/11/09(火)00:38:24 No.864778693

>おつらい >おしっこ漏らしてるのにむっ!できない わかりました むっ!できればいいんですね

7 21/11/09(火)01:01:07 No.864784803

「…はぇ」 奇妙な鳴き声を発した脱衣所の彼女が彼女だと認識するのにコンマ4秒。 そこから磁場を発していた胸へ視線が吸い寄せられるのに1秒もかかりはしなかった。 あまりに暴力的だった。飾り気のないブラジャーへこれでもかというくらい盛りに盛られた乳房。 ずしり、と擬音がしそうなくらい慄然の重量を予感させる胸だった。 そう、ただ大きいんじゃない。圧倒的な存在感なのだ。 心が粟立つ。思い出すのはあの夜、洗濯機に放り込む前に何気なく手にとったユナの下着の感触。 初めての感覚だった。巨大な“女性”というものを叩きつけられ、洗濯槽へと手放す指へ妙に下着が張り付いていたのを覚えている。 ああ、でも実際に見てしまうと納得だ。いいや卑怯だ。 脱ぎかけでトップレスの状態のユナの半裸身は噎せ返るほどの雌に満ちている。 息を呑むほど白く、柔らかそうな女の肉で四肢が覆われている。こんなのは狡い。 「ごめん」 口をついて出た言葉は驚くほど硬質だった。 脱衣所の扉を速やかに閉める。最後に目にしたものを忘れようと努力した。 あの白い頬を真っ赤に染め上げながらこちらを見るユナの潤んだ視線。網膜に焼き付いてしまいそうだ。

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