虹裏img歴史資料館

画像ファイル名:1635071668584.png 21/10/24(日)19:34:28 No.859719032

「逝きさん！　お腹すいたです！」　「あはーい！あははは！！」 食欲の秋…　と言う訳でもない。「」は不健康な生き方をしてる。 寝食を忘れて虹裏を続ける「」は多分、虹裏死するだろうけど。 逝きさんが一緒だからまともな食事も摂っているようなものだ。 彼女がいない生活は考えられない。何を食べて生きてただろう？ 「晩御飯は常夜鍋ですよ！！あは！」　「逝きさん愛してる！」 もう鍋料理の季節だ。夏の鍋料理もそれはそれで美味しいけど。 肌寒い季節に逝きさんと同じ鍋を囲むという贅沢な暮らしは、いついかなる時代の王侯貴族も出来まい。 「」にしか持ち得ない圧倒的な優越感に浸りつつ、「」は逝きさんとの食事の前に手を洗いに行く。 「あははは！！お出汁は雑炊にしますからね！！」　「うめ…　うめ…」　「お代わりもあります！！」 「嬉しいねぇ」　「おうどんもあります！！」　「ちょ、ちょっと待ってまだ食べ終わってないし！」 口元に運ぼうとしたチリレンゲを逝きさんに奪われて、「」は逝きさんに食べさせてもらう機会を得る。 贅沢な時間だ。かけがえのない時間でもあるし。そんな「」には食後にも口福の時間が待っているのだ。