21/10/18(月)18:05:09 大変で... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1634547909270.jpg 21/10/18(月)18:05:09 No.857704377
大変です。あたし、見てしまったんです。覇王様のうなじに、き、き、キスマークがあるのをっ!! ……あるいはただの虫刺されかもしれませんがっ、あたしの本能が告げてるんです、これは叶わぬとわかっていながらも湧き上がってしまう独占欲の発露の証だと……! こんなものを見てしまってはお相手を知りたくなってしまうのがオタクの性、とは言えオペラオーさんの交友を考えると候補は限られてきます。 まず、オペラオーさんのトレーナーさん。 最もオペラオーさんに近しい人物と言っても過言ではないでしょう。 あたしも何度かお話したことありますが、素朴な印象ながらも溌剌としたありとあらゆることを卒なくこなすパワフルな女性です。 そんな専属トレーナーさんとウマ娘ちゃんに咲き乱れる禁断の百合の花……ぐふふ。 ドトウさんのトレーナーさんとの仲にウマ娘ちゃんではないにも関わらずあたしのセンサーが反応しているのですが……これはまた別の話ですねっ。 次にドトウさん。オペラオーさんに憧れ慕う気弱ながらも不屈なウマ娘ちゃん! そ、そんなドトウさんが!?オペラオーさんを攻め攻めっ……!?か、考えただけでちょっとデジたん気絶しそう。
1 21/10/18(月)18:05:44 No.857704552
と、そんなことを考えてたらオペラオーさんとドトウさんのお姿を発見!これは後者の説の検証ができる予感。 お二人はどうやら屋上へ向かっている様子。この時間の屋上はあんまり人がいませんから絶好の内緒話スポットなんですよね……も、もしや。 屋上に着き、フェンスからグラウンドを眺めるお二人。入口で耳をそばだてるあたし。 覇王様怒涛様、抑えきれぬ好奇心ゆえに盗み聞きをしてしまうあたしをお許しください。 「あ、あの~……!私、オペラオーさんに謝らなきゃいけないことが……」こ、これはもしかして……!? 「首のことかい?」あれっ気付いてたんですね? 「え、あっ、気付いて……」アッ、これ本当にそういう…… 「あんな情熱的に口付けされてしまってはね」アッ
2 21/10/18(月)18:06:43 No.857704833
「ごめんなさいごめんなさいぃぃ!!駄目だって思ってたんですけど抑えられなくてぇ……」 「いいよ、許そう。ボクの美しい肌に咲く愛情の証もまた美しいからね!だがあまねく人を照らしてこそ覇王、そこに秘められた願いに応えることはできない」 「……はい」 「……だが、そうだね、ボクを独占するたった一つの方法を教えてあげようじゃないか」 「へ……」 「ボクの玉座まで登り詰め、ボクと並び立って世界を二人占めすることさ。……君なら不可能じゃないね、ドトウ?」 「は、はい、オペラオーさんっ……!」 ……ドトオペが在ったことと、そのあまりの尊さに気絶からの幽体離脱コンボを決めたあたしは、教室へ戻ろうとしたオペラオーさんとドトウさんに魂の抜けた体を発見されました。 「ももももしかして今の会話聞かれて……」ってあわあわするドトウさん……ごめんなさい、ばっちり聞いちゃいました。三女神様に誓って決して口外しないので、って目が覚めたら言ってあげなきゃですね。
3 <a href="mailto:おわり">21/10/18(月)18:07:33</a> [おわり] No.857705086
──それで、あたしを保健室に運ぶオペラオーさんのうなじを見て、あたし、思ったんです。 キスマークに気付いていたなら、コンシーラーとかで隠すことだってできたんじゃないかって。 そうしなかったってことは、多少なりとも嬉しかったり、見せつけたい気持ちがあったりしたのかなって……あっちょっとデジたん二段階離脱しそう。