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    21/10/11(月)18:24:41 No.855304106

    どもどもー。またまたセイちゃんによるお魚レクチャーでーす 最近世の中色々あってこの機会にと釣りを始めた人がとても増えましたが、危険な魚をそうと知らずに触ったり食べたりして事故が発生するケースも激増してますね なので、堤防とか磯で出会う危険がある生き物を少し紹介しておきますので参考にしてくださいねー あ、フグは省きますね。食べたら危険って事くらい流石にわかってるはずでしょうし

    1 21/10/11(月)18:26:02 No.855304586

    今回紹介する危険生物は… アオブダイ! fu422956.jpeg fu422957.jpeg 最大で90センチほどにもなる割と大きめのお魚で、名前の通り青みがかった体が特徴的ですね。成長すると頭にコブのようなものができます 比較的浅い場所にも生息していて、岩礁地帯や珊瑚礁など障害物の多い場所に見られます 体の大きさに見合って顎の力が強くて、歯は鳥の嘴みたいになってます もし噛まれると指がバイバーイしてもおかしくないほどのダメージを受けます。バイバーイしちゃった例もあるそうです。これだけでも危険なんですが本日のメインはまたちょっと違います 時々イシダイ釣りの外道で釣れたりもするんですが…実はこのお魚、すごく曖昧な立ち位置にいる危険生物なんです。その辺りも含めて紹介していきますね

    2 21/10/11(月)18:26:31 No.855304747

    生息自体は東京湾以南とのことですが釣れたとかそういうのは関西から九州沖縄のほうにかけてが多いですね そもそもが結構大きいし重いのでかなりパワーのあるタックルでないと竿が簡単に折られてしまったりしますが、逆に言えば大物狙いの仕掛けの時にかかると釣り上げられてしまうということです また、活動は日中に行って夜は寝てるお魚です。寝る時には口から粘液を吐き出して体を覆い、身を守るドームのようなものを形成して眠るんです。なんだか見た目だけじゃなくて生態も色々愉快な子ですよね…

    3 21/10/11(月)18:26:57 No.855304904

    さて、遅くなりましたが本題です。アオブダイの持つ危険性、それはパリトキシンという毒を持っていること! 噛み付いたり刺したりした時に危険な毒ではなく、アオブダイを食べた時に危険になるタイプです。毒針とかは今回はありません。けどさっきも言いましたが歯がすでに凶器ですから油断はダメですよ? その毒性は死亡例も出ているほど。それも2010年代になってからもです 実はブダイっていう別種のお魚がいて、そっちは普通に食用とされてまして。なので安心して食べてしまう人もいるとか パリトキシンは加熱しても分解されることはありません。塩漬けにしても無駄です。海産生物では最強の毒の一つ。あのヒョウモンダコより危険なものですから、絶対に口に入れてはいけないと言うことです

    4 21/10/11(月)18:27:12 No.855305007

    アオブダイの毒は自己生成ではなく、スナギンチャクを食べてるせいです。つまり食べたエサの持っている毒素を体に溜め込むことで毒化するんですね。以前にも何件かこういう例は紹介しましたし、フグの仲間もこういうタイプが多いです なので、個体によっては毒が弱かったりなかったりもあり得るんです。まあ区別する方法が化学検査しかない時点で察してください さて…ここからがちょっと別の問題でして この毒は内臓に蓄積されています。アオブダイの内臓は毒の塊と同じと思っていいでしょう ですが、地域によっては刺身や唐揚げ、煮付けなど普通のブダイと同じように食べられることもあるそうなんです。それはつまり内臓さえ取り除いてしまえば大丈夫…ということらしいんですが 断言しますけど、食べるのはオススメできません

    5 21/10/11(月)18:27:34 No.855305136

    さっきも言いましたけど、アオブダイによる食中毒例は多く死亡例も出ているもの。フグ毒よりも凶悪な毒を素人が完全に取り除ける保証なんてどこにも無いですし、それは見てわかるものではありません さらに言えば、個体によっては安全とされているはずの身からパリトキシンが検出されたケースもあります。つまり内臓さえ取れば100%安全なんてことはないんです ですが、食べるのが禁止じゃないんでしょ?と食べる人は今でもいます これがさっき言った、とても曖昧な立ち位置の危険生物という理由です

    6 21/10/11(月)18:29:08 No.855305646

    釣りの外道で釣れた時に大物だからと喜んで持って帰ってしまう危険性も、わかってるつもりで食べて当たってしまう危険性もある危険なお魚なんですね 厚生省はアオブダイを販売自粛として指定して呼びかけています。しかし沖縄の方ではイラブチャーと呼ばれる別の魚と誤認されることもあり、注意が必要です 禁止じゃないなら、と手を出して何かあった時後悔するのは誰でしょうか。自分と、親しい人たち全員です。セイちゃん泣いちゃいますよ?本気で泣き喚いちゃいますよ? もう一度言いますが、セイちゃんとしては食べるのはオススメしませんできません。普通に食べられれ方のブダイを美味しく安全にいただきましょう

    7 21/10/11(月)18:31:16 No.855306400

    それでは今日はここまでー。毎日セイちゃんと会いたいなら怪我には十分気をつけてくださいよねー? 次回紹介予定の危険生物は、派手な色の噛みつきギャング! じゃあじゃあまた次回。おやすみなさーい

    8 21/10/11(月)18:33:01 No.855306995

    アオブダイ有毒だったんだ…知らなかった…

    9 21/10/11(月)18:33:19 No.855307101

    毒かー!

    10 21/10/11(月)18:34:16 No.855307475

    単純に噛まれただけでも大惨事だから水族館とかで眺めるだけにするに限る

    11 21/10/11(月)18:39:50 No.855309507

    毒針とかの場合は多くは切り落とせば安全になるけど内臓系は確実に除去できるできたという保証なんてないから それでも食べる人は食べる人間の業

    12 21/10/11(月)18:43:46 No.855311058

    俗に言うシガテラ毒って奴だっけ 個体によって毒があったりなかったりするのが人間にとって邪悪だな…食べれるなら食べちゃうから

    13 21/10/11(月)18:48:31 No.855312895

    市場に出て気づいて慌てて廃棄ってのもあると聞いた

    14 21/10/11(月)18:55:18 No.855315592

    シガテラは有毒プランクトンが原因なんでまたちょっと違いますね

    15 21/10/11(月)18:55:59 No.855315826

    餌を管理することで完全無毒のを作れるのかも知れないけどそこまでするほど食用として知名度も高くないという

    16 21/10/11(月)18:58:22 No.855316725

    まあシガテラ毒も危険なことには変わらないし イシダイとかクロダイなんかも毒化することがあると言うし

    17 21/10/11(月)19:01:16 No.855317815

    顎と毒の両刃 これでいく! 加減しろ莫迦

    18 21/10/11(月)19:03:44 No.855318767

    すでに見た目の時点で古代魚染みてるというか噛まれたらアレなんだろうなって察することはできる 毒までわかるか

    19 21/10/11(月)19:12:33 No.855322225

    fu423074.webp fu423076.jpeg こちら沖縄で高級魚として食用となっているナンヨウブダイ通称イラブチャーでございます アオブダイとご比較ください

    20 21/10/11(月)19:17:55 No.855324313

    >fu423074.webp >fu423076.jpeg >fu422956.jpeg >fu422957.jpeg 全部同じじゃないですか!

    21 21/10/11(月)19:18:24 No.855324530

    セイちゃんは賢いな

    22 21/10/11(月)19:19:30 No.855324944

    見分け方は一応腹周りの色と尾びれらしい とくに尾びれが上下二箇所伸びてるかどうか

    23 21/10/11(月)19:23:36 No.855326534

    色からして食欲が減退するな…