21/10/11(月)05:50:02 [不定期... のスレッド詳細
削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。
画像ファイル名:1633899002296.jpg 21/10/11(月)05:50:02 No.855155132
[不定期] 結月ゆかり(ロリ)がきりたん(70代・年金生活のロリババア)を将来的にメチャクチャにする話 [予定] ・13歳→18歳まで ・健全なロリババアきりたんを滅茶苦茶にする ・コッショリ
1 21/10/11(月)05:50:23 No.855155146
[Side:結月ゆかり] 彼女の家に引き取られてから随分経った。 まるで小さなペット……というよりは、幼い給仕さんのように働く彼女を見ていると、何だか漠然とした感情を感じるようになったのは何故だろう。 年老いた老女であるはずの彼女は、私を見るとよく笑顔を咲かせていた。 恐らく子供が好きな人なのだろう、よく私のことを心配していたが、最近はよく私のことを褒めてくれるようになった。 学校からの帰り道で、彼女が家裁から貰った証書を抱きしめて、嬉しそうに微笑んでいたことを思い出す。 まるで無邪気な子供が、大好きなお菓子を貰って喜んでいるように、彼女は嬉しそうにニコニコと微笑みながら窓口の人と話をしていた。 ……それが、どうしてだか気に食わなかった。 玄関の鍵を差して、カチリと音を鳴らす鍵を見ながら、私はゆっくりとドアを開いて口を開く。 「……ただいま」 私がそう言うと、大した間もなく彼女の声が返ってきた。
2 21/10/11(月)05:50:37 No.855155156
「おかえりなさい、ゆかりさん」 それからパタパタと可愛らしい音を立てながら、床を蹴る音が耳に届いた後できりたんが私の持っていた鞄をさっと取った。 ……別に良いのに、なんて思いながら靴を玄関に並べた後、私は彼女が持っていた荷物を受け取り直してこちらを見上げる。 「今日はどうでしたか」 そう言ってこちらを見上げる彼女に、また何かふつふつと胸に湧き上がる気持ちを感じた。 彼女はそれを知ってか知らずか、私を見上げながら口を開く。 私はそんな彼女に、何時ものように作った笑顔と返事を返した。 「普通」 そう言うと、彼女は何とも複雑そうな、苦味を含んだような笑みを返す。 ……私が作り笑いでも笑顔を返したことを喜んでいるのか、それとも普通と返された事に苦笑いをするべきか決めかねているような顔。
3 21/10/11(月)05:50:50 No.855155164
「そ、そうですか……」 そう言って玄関で私を見送る彼女を尻目に、自分の部屋へと戻っていった。 部屋の中には整理された棚と、結局使われなかった布団、それに机がある。 だけど、どうしてだか何時もこの部屋に居るよりも、足は彼女の元へと向かっていた。 彼女が笑う時、彼女が驚いたような顔をする時、彼女が考え込んでいる時、ころころと移り変わる顔を見ていると飽きが来ないからだろうか? ……違うような気がする。 私はそれから、部屋に荷物を置いて部屋着に着替えて、空の弁当箱を持って夕食づくりに勤しんでいる彼女が居る台所へと向かった。 「今日の晩ごはんは決まった?」 そう言って背後から話しかけると、まるで小学生のような彼女は少し驚いたような顔でこちらを振り向いた。 ただ私だとわかると、少し安心したように緩い笑顔を見せる。
4 21/10/11(月)05:51:01 No.855155178
「うぅん、まだですね……カレーは少し前に食べましたし……」 ……そう言って毎日健気に献立を考える彼女を見ていると、何故だか胸がふつふつと沸き立つような気持ちになった。 また冷蔵庫と向き合った彼女に背後から手を伸ばして、細い体を抱きしめると少し甘い匂いが漂っている。 「……別に、カレーでもいいよ」 そう言いながら、何かを誤魔化すような気持ちになった。 ……一体何を誤魔化すというのか。 「駄目ですよ、栄養が偏ってしまうでしょう」 そう言って彼女は私に少し困ったように私に微笑みを返した。
5 21/10/11(月)05:51:13 No.855155191
「ふぅん」 ……少しだけ、噛んでしまおうか。 何故だかそんな気持ちになった。 彼女のうなじに顔をそっとうずめて、首筋から漂う甘い匂いを嗅ぐとどうにも攻撃的な気持ちが湧いてくる。 嫌っているわけではない、逆のはずだが、ついそんな事を思ってしまう。 「……今日は何かありましたか?」 そう言ってこちらに尋ねた、幼い顔立ちの母に少し驚いて真顔になってしまった。 ……時折こうしてカンが鋭いから、どうにも不用意に驚かされてしまう時がある気がする。 「特に何も」
6 21/10/11(月)05:51:24 No.855155203
……今はまだ、撫でるだけで良いか。 そう思って彼女の頭を撫でた後、流し台にからの弁当箱を置いてからお湯を流し始めた。 弁当箱の中身は彼女が意識しているのか、茶色が少なく、野菜が何時も多めだ。 お陰で弁当を洗うときの洗剤は少なくて済む。 「ゆかりさん、学校は楽しいですか」 少しだけ不安そうな声に、私は振り返らずに口を開いた。 「普通」 「普通ですか……」 また不安そうな声、だが実際問題もなにもないのだから、何と答えるべきなのだろうか。 ……とは言え、彼女の不安そうな声を聞くと少し胸が痛む。
7 21/10/11(月)05:51:37 No.855155215
「……そうだよ、全部が楽しいわけでもないし」 「あー……いえ、楽しいことはありますか?」 それでもめげずに口を開いて来るのは、彼女なりの成長なのだろう。 以前ならば、彼女は何を言うべきか困ったような顔をしていただろうから。 そんな事を思いつつ、弁当箱の器についた米粒の端を洗い流し終えた後、乾燥棚に置いてから振り返って口を開く。 「お昼ご飯が美味しい」 「……それ、私が作ったものじゃないですか」 そう言って、少し困ったように微笑む彼女を見ながら、私は少し迷った後口を開いた。 「だから……うん、ありがとう」
8 21/10/11(月)05:51:47 No.855155223
……どんな反応をするんだろう、そんな事を思いながら彼女を見る。 彼女は驚いたような顔をした後、心底嬉しそうな顔をした後、少し逡巡するような顔をしてから口を開く。 「あはは……どういたしまして」 そんな顔を見て、少し嬉しくなる。 噛み付いたくなったり、嬉しくなったり、この気持はなんだろう? 「後は……今日は、短距離走で一位になったよ」 「えっ、凄いじゃないですか」 そう言って私を見上げる彼女は、心底驚いたような顔をしていた。
9 21/10/11(月)05:52:00 No.855155231
「……別に、普通だよ」 ……別に、走ることなんて大した価値もないだろうに、だが彼女にそんな顔をさせられるなら悪い気はしない。 そう思いながら、彼女の影で少し緩んだ顔を引き締め直してから、残った弁当箱の蓋と、箸を洗ってから乾燥棚に並べる。 「でも、一番なら運動部とかにはならないんですか」 ……ああ、そう言えば勧誘みたいの来てたっけ、と思ったが興味が沸かなかったので断ったのを思い出す。 「別に……興味ないな」 「そうですか……」 心底勿体なさそうにそうやって呟く母の声を聞いていると、どうしてだかやったほうが良いのかな、なんて思ってしまう。 「……母さんは、運動部に入ったほうが良いと思う?」
10 21/10/11(月)05:55:05 No.855155367
だからだろうか、彼女にそんな事を聞いてみたのは。 だけど彼女は少し考えた後、真面目そうな顔で鍋をかき回しながら口を開いた。 「才能があるから、それも良いかもしれません……でも、やりたいと思わないなら、やらないのも一つの選択だと思います」 ああ、ならいいや、と思った。 「じゃあ、やらない」 「……ふぅ、まあ、それでゆかりさんが良いなら……」 そういう彼女の顔は少し苦笑い。 それから水を飲もうとした時に、彼女が口を開く。 「ゆかりさんはやりたいことって、見つかりましたか?」
11 21/10/11(月)05:58:27 No.855155525
今日はここまで 今日の続き:f22415.txt 今日までのまとめ:f22416.txt よし、こっからどんどんぐちゃぐちゃにしていこう P.S. 塩辛さんがサービス終了していた……過去6年弱、色々な怪文書のアップロードでお世話になり申した……
12 21/10/11(月)06:45:23 No.855158146
待ってた …ゆかりさんやりやがった!!!きりたんは早くぐちゃぐちゃになれ!
13 21/10/11(月)07:35:36 No.855162389
続きのボリュームが凄い読みごたえある… 独占欲と理性の間で自分の気持ち整理するゆかりさん好き