虹裏img歴史資料館

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21/10/09(土)22:05:33 ウマ娘... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1633784733876.jpg 21/10/09(土)22:05:33 No.854601494

ウマ娘とトレーナーは適切な距離感を保つ事。 そんなことを昔習ったなぁとふと思い出す。 私達ウマ娘とマンツーマンでの勝利を目指してくれる専属トレーナーの存在。 仮にそれが異性だった場合、互いに一致団結を通り過ぎ気付けば色恋沙汰になり結ばれてしまう子が結構出ちゃうんだとか。 仲良くなるのはいいことだし、お互いに頑張っているうちに結ばれるなら別に悪いことじゃないんじゃない?なんて思ってた。 何より私はそんな事全く意識していなかった。ただ早く勝ちたい、一番になりたいとトレーナーを頼るので精一杯だった。 少なくともあの頃はそうだった。 「そう思ってたんだけどな~…。」 「なんだターボ。人の膝の上で独り言か?」 逃げに逃げて勝ったり負けたり。気付けば何年経っただろうか。 ツインテールだった髪はロングヘアーに変えた。その方が大人っぽいと思ったのだ。 「お前重くなったなぁ…。」 「はー?私の体重は適正体重だよー?測ってるから分かってるでしょ?」 いつも彼の顔を見上げてばかりだった身長差は縮まり、背伸びすれば…多分キスも出来るくらいに背が伸びた。

1 21/10/09(土)22:05:43 No.854601553

「その適正体重でも重てぇって言ってんだよコラ!降りろ!」 「やーだよー!ここは私の特等席だもーん!」 椅子に座った彼の膝の上で駄々をこねる。胸とか腰つきとかも…かなり大人っぽくなった。 テイオーには師匠の裏切り者ー!って言われたっけ。 「うるせぇ!書類仕事が残ってるっつってんだろうがぁ!」 「きゃっ!ちょっとトレーナーくすぐったい~!」 脇から手を入れられ持ち上げられた私は、特等席からそっとどかされた。 「…まだ持ち上げられるんだ。」 「あーん?お前みたいなちんちくりん片手でヒョイだ!だからどいてろって!もう少しで終わるからさ!」 手をシッシッと振ってパソコンへと向かう彼。成長した私に対しても変わらないその扱いが心地よく、そしてもどかしい。 サイレンススズカの再来なんて言われたりと結構な戦績になっていても、結局彼の前では私はただのツインターボなのだ。 「も~!ター…私ちんちくりんじゃないもん!」 「今ターボって言いかけたな?無理して大人っぽくしなくていいんだぞターボ。」 「~~~っ!トレーナーのあんぽんたん!!」 「だああああ痛い痛い叩くなコラ!」

2 21/10/09(土)22:05:53 No.854601636

「そうだトレーナー、今日だけどさ!」 「却下。」 「ん~!まだ何も言ってない!」 「だから叩くなって…どうせウチに来たいんだろ?」 「ん!」 「だから却下!」 「な~ん~で~!」 「いやスマン、最近忙しくて部屋が散らかっててな…片付けしとくから今度な。」 「じゃあ私が片付ける!」 「オイ偽物、本物のツインターボを何処にやった答えろ。」 「ターボは本物だもん!!」 「マジか…いや…いいのか?」 「うん!それじゃあ今日はお泊まりね!」 「却下」 「あんぽんた~ん!!!」

3 21/10/09(土)22:06:06 No.854601722

一緒に部屋を片付け、一緒に夕飯を作り、二人で談笑しながら完食した。 楽しい時間はレースよりもあっという間に終わってしまうなぁと常々思う。 先に入っとけとお風呂に押し込まれ、身体を洗う。 彼のシャンプーやボディソープを使い、髪に、身体に、彼とお揃いの香りを付けていく。 「ターボーをーなめーるとー♪」 ご機嫌で湯船を上がり、脱衣所へ。用意してあったタオルで身体を拭い、下着を付ける 大きくなった胸が邪魔だなと思ったこともあるが、時折彼がそのお邪魔虫な脂肪の塊に目を奪われているのを私は知っている。 とても嬉しいと思った。私の身体は彼のために成長しているのだ。でもやっぱり恥ずかしかった。 マチタンに相談したらおすすめされたのは機能性重視のシンプルなスポーツブラだった。 これなら激しく動いてもそんなに揺れないよ!って言ってたマチタンも、同じのを装備した私もぶっちゃけ大分揺れてたけど。 拝借しておいた彼の着古したシャツに袖を通し、私専用のドライヤーで長い髪を乾かす。 「逃げ切れっかな…俺…。」 食器を洗う音と一緒に聞こえるトレーナーの独り言。

4 21/10/09(土)22:06:22 No.854601866

何から逃げるのだろう。私から?それは無理だと思う。 私がトレーナーの所に何度も何度も外泊しているのは割と皆知っている。 一緒に寝てるのも皆知っている。だって私が言っているから。 昔の私なら親子みたいな関係だと思われてもおかしくはないが、今の私の外見でそれは通用しない。 ただ…そういう事が何も起きていないって事は私と彼しか知らないのかもしれない。悔しいが。 だがそれも今夜まで。今日こそターボの追い込みスキルを見せてやるのだ。 「トレーナー!お風呂出たよ―!」 脱衣所を出て彼の元へ。 「おう!ちゃんと服は着たか!」 「ん!」 「おっけ…って俺のシャツ勝手に着てんじゃねぇよ!」 「いいんだもーん!」 クルクルと回ってシャツをヒラヒラ。 一瞬胸元に視線を感じて内心ほくそ笑む。彼シャツ作戦は功を奏した。ありがとうイクノ。 ブツブツ言う前にトレーナーをお風呂へ押し込む。片付けは殆ど終わってしまっているので、仕上げだけでもやっちゃおう。

5 21/10/09(土)22:06:45 No.854602034

夜、ベッドの中。彼と一緒の布団の中へ。 今日こそ決めるぞ頑張れターボと頭の中で唱えるも、勢い良く彼の胸のあたりに抱きついた所で頭の中が真っ白になった。 心地よい彼の感触、彼の鼓動。何をするんだったか頭が回らない。逆噴射が止まらない。 「変わらんなぁ…こういう所は。」 そう言いながら髪を撫でられる。ダメダメそんな事されたら頭の中がトレーナーでいっぱいになっちゃう。 これは現実だろうかそれとも夢だったか。私は今何をしているのか。無我夢中のまま口を開く。 「トレーナぁ…しゅき…」 私は今何と言った?駄目だ分からない。目の前の大好きなもののてっぺんを目指してよじ登ろう。

6 21/10/09(土)22:06:59 No.854602142

そう思って身体を動かした所で上からアイアンクローが振ってきた。 「んぎょっ。」 「起きてんだろお前。」 現実だった。あれさっき私の言ったことトレーナー聞いてたの?駄目だ考えられないそうだ逃げよう。 「ぬぇ…ねてるも~ん…」 顔があつい。多分真っ赤になった頬の側を彼の手が通り、そっと髪を撫でられる。心地よくて身震いする。 …今日の所はターボの負け。逆噴射したターボの負けだ。むしろなかったことにしたい。ならないかな。 彼が私に布団をかけ直し、ぽんぽんと布団の上から背中を撫で、満足そうに寝息を立て始める。 トレーナーは夢の中に逃げてしまった。私は…寝れるのかな。 眠れないならいっそこの時間が逃げること無く続けばいいのに。そう思いながら彼の胸元に軽く口付けをし、駄目元で目を閉じるのだった。

7 <a href="mailto:s">21/10/09(土)22:07:51</a> [s] No.854602532

俺は闇のトレーナー 昨日書いたターボの逆視点も書きたいから書いた 昨日のもここに置いておくので失礼する fu417286.txt

8 21/10/09(土)22:11:22 No.854604128

ありがとう

9 21/10/09(土)22:11:56 No.854604404

感謝を

10 21/10/09(土)22:12:50 No.854604789

述べた

11 21/10/09(土)22:13:40 No.854605165

私は

12 21/10/09(土)22:14:45 No.854605645

タボシコしそう

13 21/10/09(土)22:14:55 No.854605730

イクノディクタス

14 21/10/09(土)22:15:38 No.854606102

大人の階段を一歩一歩上るターボは健康にいい

15 21/10/09(土)22:16:59 No.854606714

カノープスの面々が後方お義父さん面してるのが目に浮かぶ

16 21/10/09(土)22:18:00 No.854607164

>サイレンススズカの再来なんて言われたりと結構な戦績になっていても、結局彼の前では私はただのツインターボなのだ。 さり気なくすごいことになっとる

17 21/10/09(土)22:20:48 No.854608501

どれくらいあるんですかこのタボぱいは!

18 21/10/09(土)22:21:16 No.854608701

アプリトレーナーの手にかかれば3年で15戦15勝GI10勝とか平気で行くからな…

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