ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/10/04(月)06:09:18 No.852668014
[不定期] 結月ゆかり(ロリ)がきりたん(70代・年金生活のロリババア)を将来的にメチャクチャにする話 [予定] ・13歳→18歳まで ・健全なロリババアきりたんを滅茶苦茶にする ・コッショリ
1 21/10/04(月)06:09:32 No.852668022
[Side:東北きりたん] エアコンの電源を落とし、リビングの窓を開けた。 外では肌寒い空気が部屋の中に入り込み、私の体と部屋から温度を奪っていく。 庭には先日降った雪の残りが、変わりゆく季節に抗おうとぽつり、ぽつりと地面の上に陣取っている。 空の雲はまばらで、朝の冷たい空気をますます冷え込ませた。 「はぁ……」 吐き出した空気は白く、空気に流されて溶けていく。 洗濯かごに入っている二人分の衣服を持ち上げて、庭に運んだ後、冷たい布を一度振って生地を伸ばした後に吊るしていく。 二人分でも、意外と衣服の量というのは多く、背丈も余り大きくない自分には重労働だ。 そうして、何とか全部を干し終えた頃に一息ついて地面を見ると、黄色い福寿草の花が目に写る。 ……ああ、もうすぐ春なのだなぁ。
2 21/10/04(月)06:09:48 No.852668035
そんな事を考えながら、先日家庭裁判所に赴いた時を思い出す。 片親の懸念はあったけれども、それでも思っていたよりも判決や書類申請は進んでいった。 そうして、あっという間に養子縁組の許可は降りて、私はふぅと何か肩から荷が降りたような気持ちになる。 『良かったですね』 そんな事を書類を出し終えた窓口の方が笑顔で言っていたのが、どうしてだかその表情が印象的だった。 そして京町がもう家に訪ねてくることはないし、ゆかりが私の家を少なくとも後5年位は離れることは無くなった。 今の所少女は特に変化は……無いわけではない。 複雑なお年頃ですから、とは言いつつもどう接するべきなのか。 夜の習慣はいつもの通り、朝は彼女の腕の中で目を覚まし、朝ごはんとお弁当を作って学校に向かう彼女を見送る。
3 21/10/04(月)06:10:08 No.852668045
後は掃除に洗濯をして、必要があれば日用品の買い出しに向かう。 それから昼食を食べて、少し椅子に腰掛けて湯呑でお茶を飲んでから、洗濯物を取り込んで夕食の準備。 少女が学校の行事があればそれの準備をしてあげて、そうしている内に彼女が家に帰ってくる。 「……ただいま」 そう、今のように。 「おかえりなさい、ゆかりさん」 私がそう言って、彼女の荷物を受け取ると、少女は靴を脱いで玄関に揃えてこちらを振り返る。 あ、そうそう、それから一つ変わったことがありました。
4 21/10/04(月)06:11:24 No.852668101
「今日はどうでしたか」 私がそう言って少女に話しかけると、私の方を向いてにこりと微笑んだ。 少しだけ不器用ながら、それでも彼女は意識して笑顔を作るような素振りを見せ始めた事に、私は少し嬉しくなる。 「普通」 「そ、そうですか……」 彼女はそう言って、私の持っていた鞄を持つと部屋へと歩いていく。 ……残念なことに笑顔で言うことではないような、そんな事でも言ってしまうのが悪い所かもしれませんが……。 作り笑いでも、笑うようになったのはきっと良いことでしょう。 そんな事を考えながら部屋へと帰っていった彼女を尻目に、私はまた夕餉の用意をしにリビングへと戻っていく。 水を吸わせたお米を炊飯器に入れて、炊飯開始のボタンを押す。 そして、晩御飯のおかずを考えていると背後で荷物を置く音と、足音がした。
5 21/10/04(月)06:11:37 No.852668107
「今日の晩ごはんは決まった?」 私が振り返ると、少女がこちらを見下ろすように立っている。 こちらを見つめる少女はあっという間に部屋着に着替えて、何時ものように台所に入ってきていた。 「うぅん、まだですね……カレーは少し前に食べましたし……」 そう言うと、少女が私の両肩越しに抱きついてくる。 「……別に、カレーでもいいよ」 そういう彼女は本当にそれでも構わないのでしょうけど……
6 21/10/04(月)06:12:28 No.852668142
「駄目ですよ、栄養が偏ってしまうでしょう」 私はそう言って苦笑いを零した。 だが、彼女はふぅん、と言って私を抱きしめたまま私のうなじに顔を埋める。 「……今日は何かありましたか?」 彼女にそう言って語りかけますが、彼女は特に気にせず何時ものように顔を上げて口を開く。 「特に何も」
7 21/10/04(月)06:12:45 No.852668156
そう言って私に身を預けたまま、暫し私の反応を楽しむように抱きついた後、離れて持ってきていた弁当の空箱を流しで洗い始める。 ……食器の洗い物もやってくれますし、手がかからない子ではあるんですけど……。 でもだからこそ、時折反抗期が来たらショックを受けちゃうんだろうな、なんてぼんやり考える。 「ゆかりさん、学校は楽しいですか」 そう言って彼女に語りかけると、少女はこちらを見て少し考え込むように目線を反らした後食器をスポンジで拭いながら口を開いた。 「普通」 「普通ですか……」 「……そうだよ、全部が楽しいわけでもないし」 「あー……いえ、楽しいことはありますか?」
8 21/10/04(月)06:13:04 No.852668167
一瞬、楽しくないことを聞くべきか迷った後、私は楽しかった事を彼女に尋ねる。 すると、少女は食器についたご飯粒をお湯で流しつつ、乾燥棚に置いて口を開いた。 「お昼ご飯が美味しい」 「……それ、私が作ったものじゃないですか」 私がそう言って苦笑いを零すと、少女はこともなさげに口を開く。 「だから……うん、ありがとう」 何と返すべきか一瞬迷いつつ、口を開く。
9 21/10/04(月)06:13:21 No.852668178
「あはは……どういたしまして」 「後は……今日は、短距離走で一位になったよ」 「えっ、凄いじゃないですか」 「……別に、普通だよ」 そう言って彼女は弁当箱を洗い終えて、乾燥棚に並べていく。 私も冷蔵庫の中のを見ながら、卵と、味噌汁を台所に並べる。 「でも、一番なら運動部とかにはならないんですか」 そんな事を言うと、少女は興味無さそうにこちらを向いて首を振った。 私は鍋を取り出して、水を注いだ後ガスコンロで温めつつ、味噌を少し溶かす。
10 21/10/04(月)06:14:07 No.852668209
「別に……興味ないな」 「そうですか……」 少しもったいないような気がしつつ、私は彼女の言葉に相槌を返してから豆腐と油揚げ、それにもやしを取り出して包丁で適当な大きさに切りそろえて鍋に入れていく。 「……母さんは、運動部に入ったほうが良いと思う?」 私は彼女の言葉に耳を貸しながら、鍋の中をかき回した後に口を開く。 「才能があるから、それも良いかもしれません……でも、やりたいと思わないなら、やらないのも一つの選択だと思います」
11 21/10/04(月)06:17:36 No.852668347
今日はここまで 今日の続き:sp94894.txt 今日までのまとめ:sp94895.txt このゆかりさん学校でモテそうだな……卒業後性癖狂うJK多そう
12 21/10/04(月)06:34:59 No.852669090
何が「普通」だオラッ 授業参観イベとか文化祭イベとか絶対普通じゃないとこ見せつけつつ自分の恋人のきりたん周りに見せつけるとかするんだろ!?…あっない…そう…
13 21/10/04(月)06:53:35 [s] No.852670005
>授業参観イベとか文化祭イベとか絶対普通じゃないとこ見せつけつつ自分の恋人のきりたん周りに見せつけるとかするんだろ!?…あっない…そう… ……(ニッコリ)
14 21/10/04(月)07:39:06 No.852673268
同級生に「ゆかりんのお母さん可愛いね!」って言われて顔に出さないけど好きな人誉められて嬉しい気持ちと自分以外には見せたくない嫉妬の気持ちで複雑になるお年頃のゆかりさんいいよね