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21/10/02(土)05:48:34 [不定期... のスレッド詳細

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21/10/02(土)05:48:34 No.851869851

[不定期] 結月ゆかり(ロリ)がきりたん(70代・年金生活のロリババア)を将来的にメチャクチャにする話 [予定] ・13歳→18歳まで ・健全なロリババアきりたんを滅茶苦茶にする ・コッショリ

1 21/10/02(土)05:49:19 No.851869895

朝目が覚めると、どうにも頭が痛い。 私を抱いて寝ていた少女も同じらしく、側頭を撫でながら少しだけ目を細めて俯いていた。 原因はなんだろうか、そう思って昨日に何をしたのか思い出そうとするが、どうにも寝る前に何をしていたのか思い出せない。 ……取り敢えず起き上がろう、そんな事を考えながら私は布団から起きられずに頭を抱えている少女より先に立ち上がる。 「ゆかりさん、熱はありますか」 「……分からない」 そう言って仰向けでこちらを見上げる少女の顔色は、何時もと変わっている様子を見せない。 ……昨日、何か悪いものでも食べたのかしら。 でも、確か食べたのはケーキに、チキンとピラフのみ。 その日に買ったもので体調を崩すというのは少し考えにくいため、私はふと別の理由を考えました。 確かあのケーキにはレーズンが微量含まれていた、風味づけに洋酒でも含まれていたのでしょうか。 そうなると、この頭痛の原因が分かってきたような気がします。

2 21/10/02(土)05:51:01 No.851869993

「……味噌汁でも作りましょうか」 私はそう呟いて、洗面台に向かって朝の支度をし始めました。 ─── 「……ふぅ」 そう言ってゆかりが味噌汁の入ったお椀を口から離して、安堵の籠もったため息を吐き出した。 「たまにはおにぎりと、味噌汁というのも良いものですね」 私は沢庵を刻んで混ぜたおにぎりと、味噌汁で飲み下した後、そんな事を呟いた。 少女も同意見なのか、ただまったりとご飯を食べ終えた後に両手でちびちびと味噌汁をすする。

3 21/10/02(土)05:51:17 No.851870011

「そろそろ冬休みですが、ゆかりさんは何かしたいこととかありますか?」 そう言って私は少女に話かけますが、彼女は私の目を見た後静かに首を横に振りました。 「そ、そうですか……では何処かに旅行でも……」 「ううん、別に良い」 彼女はそう言って、また味噌汁をすすります。 ですがそうはいっても、まだ14歳の貴重な冬休みのシーズン。 私は少しめげずに彼女に言葉を投げかけます。 「でも、たまには」 私がそう言って彼女の目を見ますが、少女は特に興味無さそうに無言で味噌汁をまたすすります。

4 21/10/02(土)05:52:09 No.851870053

「ほ、ほら……スキーとか、温泉とか……」 「……別にいい」 そう言って彼女は私を一瞥した後、空になったお椀と小皿を持って流しに行ってしまいました。 そ、そうですか……うぅん、まだ今年来たばかりの彼女には、早かったのでしょうか? そんな事を思いつつ、私も最後のおにぎりの一欠片を咀嚼し、おみそと一緒に胃に流し込みます。 ……まあ、来年も、再来年もありますから、焦らず気長に付き合ってみましょうか。 私はそう考え直して、自分の食べ終えた食器を流しに運びます。 目の前の少女は、今日も何時もと変わらない表情のまま、食器をスポンジで擦っています。 生来の物事への興味の無さなら良いのですが……そんな事を思いつつ、私は彼女が皿を洗っている様子を眺めるのでした。 ───

5 21/10/02(土)05:52:21 No.851870065

そうしている内に少女の冬休みが始まり、年末を迎え、新年になっていました。 私は年賀状を出す相手も居ませんが、少女はそうではないでしょうと言うと、彼女は3枚ほどはがきが必要だと言っていました。 「出す先は……京町……さんと、学校の先生、それにきりたんさん」 「ああ、それは良いですね……それなら私も一枚、ゆかりさんに年賀状を書かないと……ただ、ゆかりさんのお友達には出さなくて良いのですか?」 「別にいい」 私がそう言って彼女に訪ねますが、返事は何時もの対して興味がないことに関するときの返事。 ……学校の先生の成績表にも、教科は問題ありませんが、何事に対しても良く言えば鷹揚。 悪く言えば、関心を引くことが少ない、と書いてありました。 ある意味これは私にも関係のある課題なのかもしれません。 ……でもどうすれば良いのでしょうか? 私はそんな事を思いながら、財布を手に取りました。 ゆかりさんは無言で私の後をずっと追ってきます。

6 21/10/02(土)05:52:31 No.851870074

「近くのコンビニエンスストアに行くだけですから、家に居ても良いんですよ」 「いやいい、私も行く」 「まあ……別にそれは構いませんが……外は寒いですよ」 「別に大丈夫」 少女はそう言って、コートを一枚羽織ります。 ……まあ、彼女がそれで良いのなら、良いのですが…… そうして玄関の前でマフラーを巻いて、家のドアを開きます。 「それでは行きましょうか」 「ん、分かった」

7 21/10/02(土)05:52:57 No.851870102

少女はそう言うと、私の手を握りしめました。 「あ、あの……手は繋がなくても」 「……外は地面が凍結してるから、捕まってて」 「は、はぁ……」 また流されるまま、彼女に手を掴まれつつコンビニへの道を歩きます。 先日の雪が少しだけ道に残っていますが、量はもうすぐ溶け切って地面に溶けて消えるくらいだけ。 「まだ雪が積もるには早かったようですね」 「……そうだね」 そう言って道を歩いていると、少女は小さく相槌を返します。

8 21/10/02(土)05:53:08 No.851870115

「もうすぐ年末ですが、ゆかりさんはどんなおせち料理が良いですか?」 私がそう言うと、少女は少し頭を傾けながら考え込むような仕草をしました。 「……お雑煮とかがあればいいよ」 「ま、まあ、お雑煮は用意しますが……ほら、いくらとか、栗きんとんとか、あるじゃないですか」 「きりたんさんの好きなものでいいよ」 「……はぁ、まあ、こっちで少し見てみますが……ゆかりさんはどんな料理が好きなんですか?」 「別に……お肉だけとか、甘いものだけとかじゃなければ、何でも」 「……ま、まあ、好き嫌いしないのは、良いことですよ」 でも、もう少しワガママを言っても良いんだけどな、なんてのは贅沢な悩み何でしょうか。 ───

9 21/10/02(土)05:53:23 No.851870126

それからは年賀状を買って、折角二人で外に出たから年度末のおせちの予約を見て回って、夕飯を買って帰りました。 冬休みに入ったからか街の中では、母親らしき女性が子供の手を引いている姿や、父親と一緒に買い物バッグを持って歩いている姿がよく見られる。 ゆかりさんは特にそんな彼らを少し目で追うだけ。 ……やはり、家族をなくした彼女には少し羨ましいのでしょうか。 「ゆかりさんは……もし、お父さんとか……」 そんな事を私がぽろりと彼女に漏らすと、少女は私の顔を目を細めながら見つつ口を開きます。 「要らない」 「え、いや、もし居たら……」 「……別に、新しいお父さんがほしいとか思ったこと無いよ」 「……そ、そうですか」 そう言っている少女の手は、私の手をぎゅっと少し強く握っています。

10 21/10/02(土)05:53:37 No.851870135

「……結婚とか、しなくていいから」 「もし、の話ですよ」 「……きりたんさんは、結婚とか年甲斐もないからしないんじゃなかったの?」 そういう少女の顔は、何か少し怒っているような雰囲気を醸し出していました。 ……何が駄目なんだろう……と少し考えましたが、恐らく前の家族を思い出すからでしょうか? 「……もしきりたんさんが私のためだとか、そんな理由で結婚したら怒るから」 「え、あ、は、はぁ……そうですか」 そう言って私の手を引く手は、力強く。 恐らく彼女は怒っている事が、伝わってきました。 そして……変なこと言っちゃったな……と、私は一人落ち込みながら道を歩きます。 それでも勇気を振り絞って、彼女に向けて口を開きます。

11 21/10/02(土)05:58:23 No.851870421

今日はここまで 今日の続き:sp94811.txt 今日までのまとめ:sp94812.txt [今の相互認識] きりたん→ゆかり:娘だと思っている ゆかり→きりたん:妹みたいなものだと思っていたが……?

12 21/10/02(土)06:15:32 No.851871414

お母さんと結婚しろ

13 21/10/02(土)06:35:27 No.851872590

早くきりたんって呼び捨てろ

14 21/10/02(土)06:46:39 No.851873357

いつ寝込み襲われるのかドキドキしながら毎日楽しみにしてる

15 21/10/02(土)07:05:41 No.851874810

いーや正面から力づくと見たね 「『母さん』は私のこと嫌いなの?」って言われ済し崩しにされちゃう

16 21/10/02(土)07:29:39 No.851877008

ロリババア好きできりたんとゆかりさんが好きな自分にはぴったりの作品 雰囲気が良い なぜ今まで気づかなかったのか

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