虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。新しいログはこちらにあります

21/09/24(金)00:06:58 泥の真名 のスレッド詳細

削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。

21/09/24(金)00:06:58 No.849037867

泥の真名

1 21/09/24(金)00:09:04 No.849038730

自由帳のクセが強い!

2 21/09/24(金)00:09:49 No.849039008

Zeroっぽいのの鯖募集欄これ…後ろから書き込まれていってるのか…?

3 21/09/24(金)00:11:17 No.849039539

>Zeroっぽいのの鯖募集欄これ…後ろから書き込まれていってるのか…? 謎だ…

4 21/09/24(金)00:12:12 No.849039847

最初イザベルが来たはずだから6-5-7って順に埋まってる

5 21/09/24(金)00:15:03 No.849040818

どっちにしろどうして上から埋めないんだ

6 21/09/24(金)00:19:38 No.849042568

クラス順とかの兼ね合いでキャスターは後っぽいイメージあるのと あと記法例っぽいから後に追加してったって感じっショ

7 21/09/24(金)00:20:01 No.849042705

多分こう…埋まってるセイバーライダーを除いてアーチャーランサーキャスターアサシンバーサーカーみたいな並びで埋まる事を想定されたんだろう キャスターが2人来て特に意味のない想定に…みたいな…

8 21/09/24(金)00:21:28 No.849043337

マスター枠5埋まっちゃってたのか 残念

9 21/09/24(金)00:23:28 No.849044130

>マスター枠5埋まっちゃってたのか >残念 先着順じゃないから勝負だ!って追加してもいいのよ

10 21/09/24(金)00:25:18 No.849044881

どうしようかな ランサー投げてみようかな

11 21/09/24(金)00:29:55 No.849046491

原作のzeroで虚淵の人が最初に想定してたランサーって誰だったんだろ マテリアルか何かに載ってるかな

12 21/09/24(金)00:33:35 No.849047775

>>マスター枠5埋まっちゃってたのか >>残念 >先着順じゃないから勝負だ!って追加してもいいのよ 竜之介枠っぽいから混乱の元出してみようかな

13 21/09/24(金)00:33:47 No.849047848

関羽だったかヴラドだったか

14 21/09/24(金)00:37:55 No.849049330

SS投げとくね

15 21/09/24(金)00:39:04 No.849049688

「よく考えたらなんで海深はこんなところで水着になってるのかな」 「ああ、とうとう我に返ってしまったか」 プールサイドのベンチでタオルを肩にかけて座っていた海深が呆然と呟いたのをセイバーは聞き逃さなかった。 梅村警察恒例の広報用ポスターの撮影なんてもう慣れっこかと思いきやそういうわけでもないようだ。 そのたびに毎度様々な格好を海深はしているが、どうもあの制服を着ていないと気分が出ないらしく撮影が長時間に及ぶとこうなる。 そう、気分だ。署長として振る舞う際のあの妙に空元気感のあるハイテンションである。 「だいたいホントは海深は署長さんなんて柄じゃないんだよ。自分でも何でこんなことになってるのか分かんないし。  そもそもなんで広報の写真が署長の水着姿なんだろう。警察ってそういうのだっけ。忘れちゃった」 ぶつぶつと呟く海深の表情は暗い。放っておいたら塩をかけられた蛞蝓のように溶けてなくなってしまいそうだ。 内心やれやれと嘆息したセイバーはストローの突き刺さったペットボトルのスポーツドリンクを手にとって海深の口元に運ぶ。 素直にストローをぱくりと咥えた海深はそのままちゅーちゅーと吸い出した。

16 21/09/24(金)00:39:16 No.849049744

「海深はこの仕事になるといつもそんな風に弱気なことを言うからね。  ひとりでさせるのも後味悪いから僕も付き合って同じ格好をしているんだが、それでもまだ駄目かい?」 「…ぷは。セイバーさんはいいよ、スタイルよくて綺麗だから何着ても似合うし。それに堂々としてるし。  広報の写真のモデルもセイバーさんのほうが絶対に格好つくと思うんだけどなぁ」 一気にペットボトルの中身を三分の一ほど飲み干した海深がじろりと羨ましげにセイバーの身体を視線でなぞる。 つられてセイバーも自分の肢体を見下ろしてみた。 白い肌に引き締まった体躯。見慣れた裸身を胸と尻だけ布地で覆っている。現代の水泳の際の格好らしい。 生前は水泳といえば身に何も帯びぬのが当たり前だったので物珍しくはあったのだが───。 「…そ、その。あまりそんなふうに外見を褒めるのはよしてくれないか。慣れていないんだ」 つい片腕の肘をもう片腕の手で握って身体を固くする。霊体の肉体の頬に血が上るのを感じる。 どうもこれは収まりが悪い。端的に言って恥ずかしい。 男性と偽って生きた人生であったのもあり、自分の女性の部分を意識させられるのはセイバーは苦手だった。

17 21/09/24(金)00:39:29 No.849049828

しかしむすりと片頬を軽く膨らませながら半目でセイバーを見つめる海深は止まらない。 「そんなのもったいないよ。背も高いし絶対に色んな服が似合うもん。今度一緒に服を見に行こ?海深は服を見繕うの結構得意なんだ」 「…こ、こほん。待ってくれ。海深が一気呵成に攻め立てるというのならこちらにも用意がある。  そう言う海深はどうなんだ。その水着姿、僕などよりよっぽど愛らしいじゃないか」 そうかなぁ、と半信半疑といった調子で自分の水着姿を見下ろす海深。だがこれにかけてはセイバーは本心だった。 水着自体は何の変哲もない、緑色のビキニタイプ。身体もセイバーと比べれば柔らかい女性的な肉がついている。 だがそれがいいという男は山といるはずだ。肌も色白だし身体も均整が取れていて、そもそも海深は顔立ちも整っていて美しい。 あまりそういう視点に含蓄のないセイバーの目から見ても海深は十分以上に魅力的だった。 俯いてぴちゃぴちゃとプールサイドの水たまりを意味もなく爪先で蹴っていた海深はふとこんなことを言った。 「もし…もし、ね。海深に好きな男の子がいたとして…今のこの水着姿…その人にがっかりさせたり、しないかな」

18 21/09/24(金)00:39:42 No.849049890

───セイバーはそれがどういう意図で海深が口にしたことかは分からない。 海深にさえ分からないのかもしれない。海深はNPCであって■■■■■ではないのだから。 だがセイバーはその直感で───その前にひとりの主に曲りなりながらも仕える英雄としてそれはそうするべきだと察した。 多くの人々の心を置き去りにしてしまったというかつての悔恨がセイバーに今すぐ感じたままのことを口にせよと命じたのだ。 「無論だ。君の麗しさ、可憐なる乙女ぶり───それを見て動じぬ男などいはしまい。  美神アフロディーテの絢爛なる美しさとは違う、野に咲く一輪の薔薇のような慎ましくも気品に満ちた美。  僕がもし男だったのなら、ひょっとしたら惚れ込んでいたかもしれない。  君はとても美しい女性だよ、海深」 ベンチに座ったままの海深の前で恭しく跪き、まるで騎士のようにその手を取り真心を込めて見上げる。 本気だった。言うべきことだと信じたのだ。 「な…あ…」 セイバーの視界の中で海深の顔が茹で上がるように真っ赤に染まっていった。 ぱくぱくと小さな唇が開閉するが何も言い出せず、そして無情にも撮影再開の合図がプール内に鳴り響くのだった。

19 21/09/24(金)00:49:59 No.849053043

我に名案あり 深海ちゃんとテセウスが二人で宣伝写真を撮ればいい

20 21/09/24(金)00:50:19 No.849053157

>深海ちゃんとテセウスが二人で宣伝写真を撮ればいい 海ーーーーー深ーーーーー!!

21 21/09/24(金)00:52:37 No.849053921

>我に名案あり >深海ちゃんとテセウスが二人で宣伝写真を撮ればいい わかりました

22 21/09/24(金)00:53:34 No.849054250

>わかりました 気遣いの達人かよ…

23 21/09/24(金)01:04:37 No.849057345

ぱし、という乾いた音が響く。 ひと気のない暗がりの路地裏に残る音が、嫌に長く耳にこびり付く。 呼吸が定まらない。既に一度停止したはずの心臓が、今では爆発してしまいそうなほどに動機を繰り返す。 私は、今、初めて人を殴った。怒りに任せて他人を攻撃した。こうならないために、いつも、心の壁を築いてきたはずなのに。 それを自ら破ってまで、私は今……組み伏せられて、片頬を赤くして唖然としている彼女に向けて、感情の赴くままに殴ってしまった。 人を傷つけることがどれほど非道い事なのか、理性を失って本能のままに力を奮うことが如何に悪辣なのか、私は知っているはずなのに。 自分の浅ましさに吐き気を覚える。今、私がしてしまったことを、相手の気持を慮ると、倒れそうな目眩を感じそうになる。

24 21/09/24(金)01:04:54 No.849057414

「…………っ、謝るつもりなんて、無いから」何も言い返さず、抵抗もせず、こちらを見つめるだけの彼女に吐き捨てる。 彼女の両腕を抑えていた手を離して立ち上がり、踵を返して――逃げ去るように――その場を足早に後にした。 突発的な暴力なんて、大嫌いなはずだった。自分は常に理性的だと思っていた。けど、この手の平に残る痺れは、心に染み付いた痛みは。 私が……どうしようもなく駄目な人間で、理性の欠片もない獣同然の人間だという人間の証拠で。 「でも……それでも、私は……っ」――――――あの言葉だけは、許すことが出来なかったのだ。 呆然とした彼女の顔が焼き付いて離れない。この降り頻る雨も、絶えることのない雑踏も、私の気持ちを洗い流すことは出来ないだろう。

25 21/09/24(金)01:05:30 No.849057578

当然の感情すぎる…

26 21/09/24(金)01:05:59 No.849057707

刺殺×自殺キテる…?

↑Top