虹裏img歴史資料館

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21/09/11(土)00:22:40  俺の... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1631287360494.png 21/09/11(土)00:22:40 No.844704173

 俺の担当ウマ娘、アクノロブロイ。  彼女はトレーニングのお礼や俺の集中を高めることを口実に、性的な行為を行うよう唆してくる。  そして俺はそれを受け入れ、彼女のために全てを捧げると決めていた。  シニア級1年目、有馬記念。  1年を締めくくるG1レースであり、秋シニア三冠最後の1つ。  アクノロブロイが英雄らしくあるために、勝利しなければならない決戦。  その始まりが、刻々と迫っていた。   「それじゃあ、そろそろ行きますね」  アクノロブロイはそう言って、控室の椅子から立ち上がる。 「少し、早くないか?」 「慌てたくないんです。ゆっくりと、堂々と歩いて行きたくて」 「そうか……」

1 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:22:56</a> [s] No.844704284

 俺は勝負服姿のアクノロブロイを改めて見る。秋シニア三冠へ挑むにあたり、彼女の実績と体の成長に合わせて新調された勝負服。スコットランドの民族衣装、キルトをモチーフにしたその服は、かつての文学少女風の勝負服とは正反対の勇ましさを感じさせた。  英雄ロブ・ロイも参加していた反政府勢力ジャコバイト。その中心となっていたハイランド人は、キルトを着用していたという。もしかしたらアクノロブロイが憧れるロブ・ロイも、今の彼女のような服を着ていたのかもしれない。 「何か、服におかしいところがありますか?」 「いや。英雄らしい、凛々しい格好だと思ってな」 「今日のレースに勝って、もっとこの服に見合うウマ娘になりますよ」 「そうだな。君なら、勝てる」 「ええ。トレーナーさんと頑張ってきましたからね」  それから俺たちは無言のまま、しばしお互いの顔を見つめ合った。  彼女の顔に不安の色は無い。俺が心配することなど、何一つ無い。

2 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:23:06</a> [s] No.844704348

「勝ってこい、アクノロブロイ」 「はい」  彼女は頷き、控室の扉に向かう。 「……待った」 「なんでしょうか?」 「俺も、途中まで一緒に行く」  俺はアクノロブロイの左手を握り、彼女の前に出た。 「……ありがとうございます」  勝負の直前まで、彼女を支えたい。  その想いを抱えながら、俺は行ける所まで彼女をエスコートした。  アクノロブロイを見送り、俺は観客席に立った。  周囲からはアクノロブロイの秋シニア三冠を期待する声が多く聞こえる。だが、それを望んでいる者だけでは無いだろう。特に出走するウマ娘とその関係者にとっては、アクノロブロイの三冠達成は何としても阻止したいはずだ。

3 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:23:21</a> [s] No.844704420

 これ以上アクノロブロイの勝利を許してしまえば、彼女と他のウマ娘たちの間に明らかな実力差があると証明されてしまう。人々に弱者として扱われてしまうのは、ひどい屈辱だろう。  俺は他のウマ娘が弱いとは決して思っていない。だが、アクノロブロイはそれ以上に強い。強いから彼女は勝利し続け、栄光を手にしてきた。それはまさに、英雄の物語のように。  そしてそのクライマックスが、いよいよ始まろうとしている。ウマ娘たちがゲートに入り、場内が緊張感に包まれる。アクノロブロイの勝利を確信している俺も、胸の鼓動を抑えることが出来なかった。  どうか、いつも通りの、最高の走りを――  ゲートが開き、ウマ娘たちが一斉に駆け出す。アクノロブロイは内側からじわじわと前に出て、4番手、3番手、2番手と順位を上げて行った。そんなアクノロブロイの存在を意識してか、先頭のウマ娘は速度を上げ、先行グループに4バ身以上の差をつける。

4 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:23:36</a> [s] No.844704504

 アクノロブロイを含む先行グループのウマ娘たちは、焦ることなく冷静に先頭との差を詰めて行く。その間、3番手のウマ娘はアクノロブロイのすぐ外側をずっとキープしていた。このまま先頭との差がさらに縮まれば、アクノロブロイは抜け出すためのスペースを確保できなくなる。かと言って早めに仕掛けてしまうと、余分なスタミナを使うことになる。  適切なタイミングで仕掛けなければ、アクノロブロイに勝利は無い。だが、彼女は必ず最適なタイミングで抜け出す。窮地を切り抜ける力、英雄としての強さを、彼女は持っているのだから。  最終コーナーに入り、ついにアクノロブロイが仕掛け始めた。3番手のウマ娘の正面に出た彼女は、末脚を発揮し、先頭のウマ娘を追いかける。しかしここまでずっと先頭を走ってきたそのウマ娘も負けじと加速し、先にゴールに辿り着こうとラストスパートをかける。

5 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:23:49</a> [s] No.844704571

 最終直線。逃げ切ろうとする者と、追い抜こうとする者。  結果は信じている。それでも、声を出さずにはいられなかった。 「行け……っ!」  彼女に声援を送らずには、いられなかった。 「行けっ、アクノロブロイッッッ!!」  俺と一緒に鍛え上げた彼女の末脚が、迸る。  彼女は追い付き、並び、抜き去り――そして、越えた。  歓声が湧き上がる。レースタイムが表示されると、観客のざわめきはさらに大きくなった。  有馬記念のレースレコードを更新しての、秋シニア三冠制覇。  まさしく英雄の名に相応しい偉業を、アクノロブロイは成し遂げたのだった。  先に控室に戻っていると、アクノロブロイが静かに扉を開けて、部屋に入って来た。 「おめでとう、アクノロブロイ」  俺が祝福の言葉をかけると、彼女は微笑みで返してくれた。

6 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:24:00</a> [s] No.844704628

「本当におめでとう、アクノロブロイ……」  涙が、溢れてしまった。一番嬉しいはずの彼女が凛としているのに、格好悪く。 「何を泣いているんですかトレーナーさん。勝ったんですから、笑ってください」 「ああ、そうだな……」  俺は手の甲で涙を拭い、無理矢理に笑顔を作る。 「まったく、いつまで経っても情けないんですから……」 「すまない……」 「……そういう所、嫌いじゃないですけどね」  アクノロブロイは俺へと歩み寄り、じっと顔を見つめてきた。 「トレーナーさん。貴方のおかげで、私は英雄らしい結果を残せました。だから、今からご褒美をあげたいと思います」 「ここでか……?」 「はい。それで少しお願いなのですが、片膝をついて、目を瞑ってもらえますか?」 「……分かった」

7 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:24:11</a> [s] No.844704697

 俺は床に膝を着け、目を閉じた。俺の意見を聞かず、彼女の意思だけで与えられるご褒美。それは一体、どんなものなのだろうか。  顔の前に、息遣いを感じる。そして唇に不思議な温かさと柔らかさが触れ――そっと、離れた。  それが何なのか。目を閉じていても、分からないはずが無かった。 「もう、目を開けて良いですよ」  目を開けると、アクノロブロイは俺に背を向け、固まったようにウマ耳をぴん、と立てていた。 「一応、言っておきますけど、えっと、ファーストキス、ですから!」  上擦った声で、彼女は言った。 「…………お気に召しませんでしたか?」  ――ああ、そうか。 「いいや」  今まで幾度も体を重ねておきながら、アクノロブロイは俺とキスをしようとしなかった。恐らく彼女にとって口付けは、肉体の重なりよりもずっと、特別な意味を持っていたのだろう。  そんなご褒美を、彼女は俺に授けてくれた。  それは、つまり。

8 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:24:22</a> [s] No.844704755

「今まで貰ったご褒美の中で、今日のが一番、嬉しかった」  俺が彼女に全てを捧げたように、彼女もまた、俺に全てを授けたということだった。 「そうですか。それは、その、よかったです……」  どことなく、安堵したかのような声。そこにいたのは男を唆す悪女ではなく、年相応、いやそれよりも精神的に幼い、純朴な少女であった。 「それじゃあ私は、ウイニングライブがありますので」  逃げるように、アクノロブロイが扉に向かう。 「アクノロブロイッ!」  俺の呼びかけに、彼女は足を止めてくれた。 「俺は……君にたくさん、酷いことをしてきた。失礼なことを、最低なことをしてきた。でもっ!」  彼女と過ごした日々が、心を駆け上がってくる。 「俺は君のトレーナーとして一緒に走ってこれて、本当に幸せだったと思う。君は、俺に夢を与えてくれた。勇気も、希望も与えてくれた。俺にとって、君は――」  アクノロブロイという、ウマ娘は―― 「最高の女性で、最高の英雄だ」

9 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:24:33</a> [s] No.844704811

 アクノロブロイはゆっくりと振り向き、その横顔を俺に見せた。彼女は紅く染まった頬を緩ませ、不敵な笑みを浮かべる。 「だったら、これからもずっと、私の傍で私を見ていてください。私という英雄を、ずっと支えていてください」 「ああ……いつまでも、君を支え続ける」 「約束、ですよ」  彼女は前に向き直る。そのウマ耳は、心なしか嬉しそうに見えた。 「それじゃあ、行ってきますね」 「楽しんでこい」 「はいっ!」  元気良く、俺の愛バが駆けて行く。勝利のステージ、栄光のステージに向かって。  英雄の舞台に、向かって。

10 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:25:23</a> [s] No.844705130

ここまでのまとめ fu330960.txt 話としてはここでうまぴょい伝説流して終了がきれいなんだけど有馬記念はうまぴょい伝説じゃないし温泉旅行あるから続くし…

11 21/09/11(土)00:26:02 No.844705391

ようやっとくっついたか…って安心でいっぱいですよ私は

12 21/09/11(土)00:37:51 No.844709309

やっとここまできたか…

13 画像ファイル名:1631288711504.png 21/09/11(土)00:45:11 No.844711740

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

14 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:46:21</a> [s] No.844712100

>1631288711504.png ウワーッ! すげぇ嬉しい!!

15 21/09/11(土)00:49:41 No.844713205

つづくんだな言ったなありがとう 挿し絵書いてくれた「」もありがとう

16 21/09/11(土)00:54:03 No.844714581

下半身はいっぱいくっつけたのにキスはぎこちないのいいよね…

17 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:54:38</a> [s] No.844714763

>つづくんだな言ったなありがとう 本当はあと2回続く予定だったけど1回にまとめた方が濃厚になると思ったので対面座位はボツになったし…

18 21/09/11(土)00:54:49 No.844714822

これここで終わった方が綺麗じゃない!?

19 21/09/11(土)00:55:24 No.844715020

シンプルに良い…しか言えない やっとくっついたか

20 21/09/11(土)00:55:57 No.844715208

ドラゴンボールみたいなもんじゃろ もうちっとだけ続くんじゃって奴

21 21/09/11(土)00:57:46 No.844715781

目標やることやったしあとはもうセックス三昧か羨ましいな…

22 21/09/11(土)00:57:47 No.844715785

>本当はあと2回続く予定だったけど1回にまとめた方が濃厚になると思ったので対面座位はボツになったし… それをボツにするなんてとんでもない

23 <a href="mailto:s">21/09/11(土)00:57:48</a> [s] No.844715789

>これここで終わった方が綺麗じゃない!? 書いてる本人もそう思うけどエロメインのシリーズだからしかたないし… エロローグみたいなもんだと思ってくれればいいし…

24 21/09/11(土)00:57:51 No.844715813

>対面座位はボツになったし… そんな…

25 21/09/11(土)00:58:43 No.844716043

対面座位しれっと流していいから3行でもいいので入れて!!!!

26 21/09/11(土)00:59:00 No.844716133

綺麗だけど綺麗すぎてゼンノロブロイになってしまうからな…

27 21/09/11(土)00:59:21 No.844716228

>対面座位しれっと流していいから3行でもいいので入れて!!!! 嫌だ!3レスくらい書いて!

28 21/09/11(土)00:59:45 No.844716325

>嫌だ!3スレくらい書いて!

29 21/09/11(土)01:00:04 No.844716445

48手全部やって

30 21/09/11(土)01:03:38 No.844717397

淫らな欲望がどんどん出てくる…

31 画像ファイル名:1631290060224.png 21/09/11(土)01:07:40 No.844718553

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

32 21/09/11(土)01:08:01 No.844718690

したい!!!

33 21/09/11(土)01:08:16 No.844718762

今回有馬なの忘れてバキバキにしながらスレ開いてさわやかな流れに下半身が混乱している

34 <a href="mailto:s">21/09/11(土)01:08:48</a> [s] No.844718933

仕方ねぇ次回のトレーナーさんの射精回数1回増やすし…

35 21/09/11(土)01:09:13 No.844719068

そんな屈託のない笑顔で言わないで…

36 21/09/11(土)01:09:35 No.844719191

きれいに終わったけどそれはそれとしてえっちな描写は見たいぃぃぃぃ

37 21/09/11(土)01:11:59 No.844719890

>そんな屈託のない笑顔で言わないで… もしかしてアクノロブロイは対面座位って言葉の意味を知らないのでは…?

38 21/09/11(土)01:13:30 No.844720352

身体の関係しかなかったから恋人同士でやる事とか何にも知らないのが淫靡すぎる…

39 21/09/11(土)01:13:38 No.844720392

ああ…今まで通りだと知らなさそう…

40 21/09/11(土)01:16:46 No.844721315

初心な中学生みたいなぎこちないデートした後に生ぴょいして欲しいー!

41 21/09/11(土)01:17:25 No.844721518

30回くらい射精してもいいんですよ?

42 21/09/11(土)01:18:43 No.844721896

一通りちんぽの扱いは段階を踏んで学んだのに恋人との付き合い方は分からないのか……

43 21/09/11(土)01:18:47 No.844721920

そのままできちゃった婚しろーー!!

44 21/09/11(土)01:19:32 No.844722122

無知なのにテクニックとスキル満載のロブロイさん…

45 21/09/11(土)01:20:10 No.844722326

>一通りちんぽの扱いは段階を踏んで学んだのに恋人との付き合い方は分からないのか…… 手をつなぐのにもどぎまぎしてほしい

46 21/09/11(土)01:20:21 No.844722372

最終回リアタイで見れたらその時また描くよ

47 21/09/11(土)01:21:03 No.844722551

キス解禁したから対面座位で密着しながらディープキスもできるわけだな! ところでディープキスも知らない可能性とかあるんですかね…?

48 21/09/11(土)01:21:48 No.844722748

ウワーッ!ついに結ばれたー!?

49 21/09/11(土)01:23:03 No.844723060

とんでもないスケベやってきた2人がキスひとつでドギマギしてるの素晴らしいと思いませんか?

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