ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/09/05(日)13:25:31 No.842833022
「トレーナーさん、お誕生日おめでとうございます～」 「ありがとう、クリーク」 トゥインクルシリーズも落ち着き始めて迎えた誕生日、担当であるスーパークリークが手作りのケーキを携えて部屋にやってきた。 丁寧に作られた甘いケーキに舌鼓を打ち、手編みで作りきったらしいセーターを受け取る。 ゆったりとした時間の中で食後の紅茶を飲んでいると、おもむろにクリークが口を開いた。 「さて、トレーナーさんへのお誕生日プレゼントなんですが～……実はもう1つあります」 「もう1つ？」 「はい！トレーナーさんがして欲しいこと、なーんでも叶えてあげちゃいますよ～」
1 21/09/05(日)13:25:49 No.842833132
ニコニコしながらそう言われるが、正直普段と何も変わらないような気が… ……そうだ。折角なら普段しない事でも頼んでみようか 「じゃあ1ついいかな？」 「もちろん！」 「今日は俺がクリークのお世話をしていいかな」 「トレーナーさんが…私のお世話を？」 「いつもクリークにお世話してもらってばかりだし、たまにはな。母の日に子供が代わりに家事をやりたがるような物だと考えてくれればいいよ」 「なるほど～…トレーナーさんのお願いであれば断れませんね～」 クリークの世話欲、保護欲はそのまま彼女のやる気に直結しているため、普段は俺が色々と彼女に世話を焼いてもらっているのだが、彼女もまだ年頃の少女だ。 一応は年上の男として彼女の普段の疲れを癒してやれないかと考えた結果がこのお願いである。
2 21/09/05(日)13:26:20 No.842833275
「うふふ、トレーナーさんにお世話されるなんて…何だか新鮮ですね～」 「じゃあクリーク、おいで」 自分の膝を軽く叩く。 普段からやっているからか、クリークは細かく言わずとも俺の膝に乗ってきてくれた。 そっとクリークを抱き寄せる、椅子に座った状態で抱っこをしているような感じだ。 「いいこいいこ…」 「あ…」 クリークのサラサラとした髪の毛を優しく撫でると、ウマ耳がピクリと動く。
3 21/09/05(日)13:26:38 No.842833373
「いつもありがとう、お世話もしながらレースだって頑張って…クリークは偉い子だな…」 「…トレーナーさん…その～…ちょっと恥ずかしいです…」 「いつも俺にやってるのに？」 「それは…」 顔をほんのり赤く染め、もじもじと恥ずかしそうにするクリークだが今日一日は俺がお世話をすると言質は取っている。 「強くて、綺麗で、優しくて…クリークはとっても頑張り屋さんの素敵なウマ娘だよ」 「あうぅ…」
4 21/09/05(日)13:27:05 No.842833502
耳元で囁く度にクリークの顔が赤くなっていく。 誰かを甘やかす事は慣れていても、自分が甘やかされるのはどうやら不慣れらしい。 「好きだよ、クリーク」 「ひゃあっ！？」 唇で軽く耳を噛むとクリークが素っ頓狂な声をあげながら体を跳ねさせる。 はむはむと優しく耳を刺激する度にクリークの体から力が抜けていく。 「こんなの…お世話じゃないですよぉ…」 「嫌だった？」 「嫌…ではないですけどぉ…」
5 21/09/05(日)13:27:19 No.842833578
背中をポンポンと軽く叩きながらクリークを少し強めに抱きしめる。 ウマ娘とトレーナー、そんな短い言葉では俺たちの関係はとても言い表せない。 恐らくは学園内で俺しか見たことのないであろうクリークのしおらしい姿を見ていると、ほんの少しの優越感のようなものが湧いてくる。 さて、今日はまだまだ長い。たっぷりクリークを甘やかすとしようか。
6 21/09/05(日)13:32:05 No.842835083
甘やかしてとろとろにしちゃうのだな
7 21/09/05(日)13:34:46 No.842835854
バカップル……
8 21/09/05(日)13:34:49 No.842835867
ウワーッ！
9 21/09/05(日)13:36:13 No.842836281
魔王のトレーナーが魔王より弱い道理は無い
10 21/09/05(日)13:36:13 No.842836288
母を！
11 21/09/05(日)13:37:55 No.842836774
クリークを甘やかすのはロマンがある 本編がやろうとするとはぐらかしたりするから尚更
12 21/09/05(日)13:42:44 No.842838288
イチャイチャしやがって…
13 21/09/05(日)13:42:53 No.842838332
耳を噛むのは甘やかしかな！？
14 21/09/05(日)13:43:47 No.842838593
こういうのでええんやこういうので