ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/09/03(金)12:30:36 No.842087058
今日のトレーニングも終わり、室内でデスクワークに励む。 そろそろ夕食にでも行こうか、そう思って立ち上がろうとするとドアが開く音。 「カフェ?」 見慣れた姿は、その問いには答えずにするりと膝まで潜り込む。 「……にゃあ」 なんだ、猫だったか。頭をくすぐってやれば、ほろ苦いにおいと甘いにおい。ご飯はもうしばらく後でもいいか…… 夜も遅く、そろそろ日付が変わろうかといった頃。部屋の電気を消したところで、鍵をかけていない玄関から静かな音が響く。 かちゃり、部屋に入ってくるのは見慣れた姿。 「カフェ?」 「……にゃあ」 なんだ、猫だったか。戸締りも出来てえらい。するりと布団に潜り込み、体を丸める彼女。 閉じた空間はすっかり芳醇なフレグランスに満たされて、本来の持ち主を待つ。 きっとよく眠れるだろう、すっぽりと頭から布団をかぶり、手を横に回しておやすみなさい。
1 21/09/03(金)12:31:04 No.842087196
朝、ぱちりと目を開ければ視界いっぱいに広がる黒髪、見つめてくるは金色に輝く瞳。 「カフェ?」 「にゃあ……」 なんだ、猫だったか。 そのままきゅっと抱き着いてくる彼女を抱えて流しに向かい、未練がましく張り付く彼女を床に下ろす。 並んでしゃこしゃこを歯を磨き、気づけばするりと黒の軌跡を残して彼女が消える。 ぼんやりと顔を整えれば、鼻をくすぐるフルーティな匂い。今日はフレーバーコーヒーだろうか。 「いただきます」 「にゃん」 こくり、こくり。ちび、ちび。向かい合って静かな時を過ごす。 ……そろそろ食堂もあいたころだろうか。 並んで戸を開け、外へ。 「おはよう、カフェ」 「……おはよう、ございます」 猫はすっかり姿を消し、そこには上機嫌なウマ娘が居た。
2 21/09/03(金)12:31:14 [sage] No.842087243
猫カフェいきたい
3 21/09/03(金)12:35:49 No.842088636
猫みたいに甘えるカフェいい…
4 21/09/03(金)12:36:03 No.842088706
俺はメイドカフェもいいと思う
5 21/09/03(金)12:38:52 No.842089521
ナースカフェもありだな…
6 21/09/03(金)12:43:04 No.842090799
あっ好き
7 21/09/03(金)12:46:40 No.842091919
イエネコ ソトウマ 甘え上手なカフェは可愛いな....
8 21/09/03(金)13:05:49 No.842097543
多分使い方はあってないだろうけどベッドでもネコ
9 21/09/03(金)13:09:01 No.842098357
二人の時だけ甘えんぼなの最高…
10 21/09/03(金)13:16:35 [s] No.842100273
かしゅっ。部屋の鍵を回せば、いつもの手ごたえはなく空転する。首をひねればまるでそれがドアノブかのように内側から戸が開かれる。 「おかえりなさいませ……ご主人様?」 ひょっこりと顔を出した彼女の装いはいつもの制服と違い、シンプルでシックなロングドレス。 ヴィクトリアンスタイルのメイド服とでもいえばいいのだろうか。 どうぞこちらへ、その声に導かれるまま後ろをついて歩く。 髪も普段とは違い団子状にまとまっていて、雰囲気は全く違うものの非常に目を引く美しさで― 「綺麗だ」 思わず言葉が口を突く。ほんのりと頬を赤らめた彼女に促されるままに席につけば、すぐさまコーヒーが供される。 「……美味しい、好みとか伝えたことあったっけ」 「いつも、あなたが飲んでいる姿を見ていれば……それくらいはわかってしまいますよ」 くすりと笑う彼女に、少し気恥ずかしさを覚えながらコーヒーを飲み干す。 「愛情なら、たっぷりこめましたしね」 たまらず、もう一杯とおかわりをすれば、品切れと返ってくる。肩をすくめれば、ふわりと口から伝わる香ばしさ。遅れて伝わる熱。 「代わりに、サービスです」
11 21/09/03(金)13:16:50 [s] No.842100340
メイドカフェいきたいね
12 21/09/03(金)13:17:47 No.842100582
甘ったるすぎる…
13 21/09/03(金)13:18:00 No.842100645
イチャイチャしてる…もっとやれ