21/08/21(土)22:30:14 湿気が... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1629552614438.png 21/08/21(土)22:30:14 No.837684349
湿気が涼しさを遠ざける初夏の夜のこと。 古い蛍光灯が敷き詰められた緑色のタイルを照らす、ここは合宿所の浴場。 響くのは換気扇のブーンという音と、それから体を洗うライスシャワーの鼻歌だけであった。 「♪~」 遅い時間のためか、ここに居るのは彼女一人。 すると戸がガラッと開く。 そこには湯気越しにもハッキリわかる、ライスシャワーも見知った芦毛のウマ娘が立っていた。 「よっ、ライスじゃねーか」 「ご、ゴールドシップさん!こんばんわ」 隣に座った彼女からはなんだか海のにおいがするようだった。 「夜の素潜りってのもなかなかオツなもんだぞ。なにも見えない点以外はな」 「そ、それって危険じゃ......!?」 ゴールドシップの話に突っ込みどころが多いのはいつもの事。 しかしそのおかげで内向的なライスシャワーも会話に困ることがなく、普段よりむしろ口数が多くなるくらいだった。
1 21/08/21(土)22:30:25 No.837684433
「ふぃぃ~、生き返る生き返る......」 話しながらだと洗髪もあっというまに終わり、二人は湯船に浸かる。 「なぁ知ってるか?こういう所の風呂って法的に『温泉』って呼べないだけで、実はかなり近いモンだったりするんだぜ?」 摂氏25°以上か、特定の物質の含有量が一定以上になるとようやく温泉と名乗っても良いのだという。 使用している地下水がこの基準を少し下回っているだけという場合もある、というのが彼女の説明だった。 「すごい......ゴールドシップさんって、物知りだね......!」 いや~それほどでも、と頭を掻くゴールドシップ。 彼女がただ気分屋なだけのウマ娘でない、というのはその実力の他にこういう所も評価されているのかもしれない。 「そ、それに、スタイルも良くて......羨ましいな、なんて......」 二人は寮も違う、始めて見るゴールドシップの裸体を前にそう思うのも無理はない。 しかしボソっと漏らした言葉が浴場の壁に反響して予想以上に大きく聞こえてしまい、はっとしたライスシャワーは耳をへなりと下げて恥じらう。 「あ、いや、その......」
2 21/08/21(土)22:30:36 No.837684546
「ふぅむ......まぁ、そうとも言えるかもしれねーな」 腕を投げ出して大胆に浴槽に浸かっていたゴールドシップは自分の体を見下ろし、片方の乳房をむにっと持ち上げた。 「でもな、デカけりゃイイってもんじゃないぜ」 ちゃぷっとライスシャワーに近づき、肩に腕を回す。 黒い耳が驚きでぴょこんと立ち上がった。 「太って見えやすくなるし、似合う服の幅も狭まっちまうんだ」 片手の人差し指を立ててゴールドシップは続ける。 「ライスならマックイーンみたいな上品なのとか、もっとカワイイ服も似合うと思うけどな」 「へっ......ライスに......?」 「ああそうだ」
3 21/08/21(土)22:30:48 No.837684664
近くまでやってきたゴールドシップの整った顔からは真剣さが見て取れるようだった。 劣等感を抱かせたくない、自信を持ってほしいという思いからのアドバイス。 「そ、そっか、ありがと......嬉しい♪」 身近ではあるけど、謎の多いゴールドシップ。 今までにない一面が知れて、ライスシャワーはなんだか温かい気持ちになるのだった。
4 <a href="mailto:終">21/08/21(土)22:31:00</a> [終] No.837684773
「ところで、その」 「どうしたの?」 「ライスって見かけによらず......もっさり生えてるんだな」 「ふぇっ!?も、もう!ゴールドシップさん!」
5 21/08/21(土)22:33:14 No.837685921
下の毛濃いめのライスは私性合