虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    21/08/09(月)23:08:35 No.833166736

    「いやー今年のジムチャレンジはすごいな、注目株がたくさんいすぎる」 「なんといってもビート選手でしょう!あのローズさんの推薦ですよ!?勝ち確に決まってますよスペペペ」 「俺はマリィちゃんかな。ネズの妹だろ?期待できそうだぜ……可愛いし」 「エスパージムの秘蔵っ子のユウリちゃんも見ものだね。神秘的な雰囲気がいい」 「チャンピオンダンデの弟も期待大ですね!なんたってあの無敗のチャンピオンの弟ですよ」 「そういやチャンピオンといえば、弟以外にもう一人推薦した選手がいるって話だけど」 「ああ、あのユウリ選手だろ。名前が同じで紛らわしい」 「見た目が大違いだからそこまで気にならないんじゃないか?もうデブリちゃんってあだ名が浸透してるし」 「しかしその呼び名はさすがにまずいんじゃ?」 「本人公認だってさ」 「マジかよ、豪胆だな」 「しかしあの子はなんだ、その」 「「……」」 「「「でかい!!!」」」

    1 21/08/09(月)23:09:06 No.833166901

    「なんだよあれ、規格外すぎるだろ」 「メロンさんと同等? いやメロンさんよりでかいかな」 「ヤローさんくらいあるか」 「ただのデブだと思ってるやつは目がないよな」 「きっとメロンさんが登場した時の反響を知らないんだろう」 「すさまじい超大型新人が出てきたもんだ」 「ああ、まったくだ」 「でも、肝心のバトルの腕はどうなんでしょう?」 「そこがダメなら結局勝ち残れないからな」 「チャンピオンの推薦だし、単なる地元枠ってことはないだろうが……」 「なんにせよ、今年はきっと大荒れになるぞ」 「だが最後に勝つのはきっとマリィちゃんさ」 「いやいや、ビート選手が絶対安パイですってスペペ」

    2 21/08/09(月)23:09:23 No.833167002

    「「おかわり!!!」」 「二人ともよく食べんねー」 「うらら♪」 ジムチャレンジの開会式、結構緊張したけど無事終わりました。 その後、スボミーインで夕ご飯。ホテルのチェックインの時のひと悶着で知り合ったマリィちゃんも一緒だ。 なんでもジムチャレンジ中のホテル宿泊は全部無料で、ご飯も毎回食べ放題とのこと。 主催のローズさんってすっごいお金持ちなんだなぁと感動しながら、そのサービス精神にあやかってご飯をいただく。 「さすがホテルって感じだぞ!」 「フルーツいっぱい!料理もいっぱい!テンション上がるー!マリィちゃんはあんまり食べないの?」 「いや二人の胃袋が異常なんだってば。あたしもそこそこ食べる方よ?アニキは食細いけど」 「へぇ、マリィちゃんお兄ちゃんいるんだ?」 「知ってるぞ!背番号061、スパイクタウンジムリーダーのネズさんだよな!今日は来てなかったみたいだけど……」 「ライブで忙しいみたい。まったく、せっかくの開会式だってのに」

    3 21/08/09(月)23:09:51 No.833167200

    「にしてもホップ、アニキの背番号なんてよく覚えてたね」 「今のジムリーダーの背番号は全部言えるぞ!」 「……そこまでいくとちょっと引くけん」 「えっ」 「冗談冗談。そしたら、自分の背番号は何にしたの?」 「オレは189番!アニキと一緒に考えたんだ。上に上に、次へ次へと『飛躍』していこうってゲン担ぎだぞ!」 「へー、なかなかかっこいいじゃん」 「マリィは?」 「960番。アニキがさ、「一流のトレーナーになるなら『苦労』を重ねるべき」って話してたから」 「マリィのもかっこいいぞ!ネズさんから教わったことを生かしてるんだな!」 「そう面と向かって言われるとちょっと照れるね……。じゃあ、ユウリは?」 「えっ私?私は、えーと、えーと」 「? どしたの」 「……110番」

    4 21/08/09(月)23:10:06 No.833167305

    「110番。……警察か?」 「いや、そうじゃなくて」 「あ、わかったよあたし。ユウリらしくて良いじゃん?」 「いやーでも、二人がなんかすっごいかっこいい感じだったから、ちょっと恥ずかしいなって」 「???マリィは分かったのか?オレ分かんないぞ!」 「ヒント。ユウリの大好きなこと」 「ユウリの好きなこと?そりゃもちろん食べることだろ?」 「……(ムスー)」 「……(ん?あー、はいはい)そっから連想してみ?」 「連想、連想……あ、分かったぞ!『イート』だな!」 「まんまでしょ?とっさに背番号って言われたからパッと気の利いたやつ浮かばなくて」 「あー、背番号必要だって伝えるの忘れてたぞ。ごめんな」 「いいのいいの。かえって私らしいなぁとは思うしね」 「そうだね。ユウリらしくて良いと思う」 「オレも同感だな!」

    5 21/08/09(月)23:10:25 No.833167454

    「じゃ、明日からの旅にそなえて、しっかり体力回復するんだぞ!」 「うん、また明日ねー!」 「おやすみー」 楽しい夕食のひと時が終わって、私も部屋に戻って休もうと思った矢先だった。 「ユウリ」 「ん?どうしたのマリィちゃん」 「ちょっと聞きたいことあってさ。ユウリって、何のためにジムチャレンジに出るの?」 「……え」 ジムチャレンジで出来た初めての友達が、真剣な顔をして、鋭い言葉をぶつけてくる。 一瞬たじろいだけど、今時点でのその質問に対する「答え」はもう出ているから、落ち着いて答えを返す。

    6 21/08/09(月)23:10:56 No.833167709

    「……それは。これから分かってくると、思う」 「今は、分からないの?」 「うん、分からない。だって、ダンデさんに突然ジムチャレンジに出ないかって誘われて、それからなんだかんだでここまで来ちゃって。この先どうなるかなんて、正直まだ全然見通し立ってないんだ」 「……」 「でも私が頑張ることで、ホップとか、ダンデさんとか、ママとか……いろんな人の期待に応えられたらなー、とは思ってる」 「……そっか」 しばしの沈黙の後、マリィちゃんの表情が元に戻った。 安心したような、面白いものを見つけたかのような、そんな笑顔を見て、私もちょっと安心した。 「わかった。ごめんね、おどかして」 「え、いやいやそんな」

    7 21/08/09(月)23:11:36 No.833168030

    「じゃあ、トレーナーの先輩として、ユウリにちょっとだけアドバイス」 「アドバイス?」 「これも、アニキが昔言ってたことだけど。「クロバットを連れたトレーナーがいたら、そいつがどれだけ柄が悪くても、まったく強そうに見えなくても、油断しちゃいけない」って」 「……クロバット?」 「『そういう』トレーナーがいるって分かったら、すぐさまマークされるんだよね」 「うん」 「だから、ユウリ。あんたも、あたしのマークの対象だから」 「うん。……えっ!?」 「じゃ、変に呼び止めてごめんね。ユウリもホップも、あたしのライバルだから。次に会ったときは、バトルだからね!おやすみ!」 「お、おやすみ!」 マリィは手を振って、去って行ってしまった。 「クロバットを連れたトレーナー」って、どういう意味だろう。……後で、調べてみようかな。

    8 21/08/09(月)23:13:27 [s] No.833168788

    今日はここまで ノリでスペちゃん出したけどポ券絡みの設定とかは特に考えてません

    9 21/08/09(月)23:14:45 No.833169300

    ポ券なんてものは本編に存在しません! それはそれとしてビート選手に賭けるので3000円貸してください!!

    10 21/08/09(月)23:15:55 No.833169859

    ただの乞食じゃねえか!

    11 21/08/09(月)23:16:51 No.833170240

    スペちゃん。

    12 21/08/09(月)23:18:00 No.833170717

    まぁ裏でなんかやっててビート失格して意気消沈した奴がいるだけだ

    13 21/08/09(月)23:24:27 No.833173336

    体型トークでお嬢とも気が合うかもしれないなデブリ

    14 21/08/09(月)23:25:22 No.833173735

    今日シコられてた娘

    15 21/08/09(月)23:29:44 No.833175468

    >今日シコられてた娘 なんならこのやりとりの後部屋でホップが

    16 21/08/09(月)23:30:40 No.833175815

    さりげなく超ウリらしき人物が

    17 21/08/09(月)23:46:37 [s] No.833181631

    開会式までずいぶんかかりましたが次回は一気にターフジム戦まですっ飛ばす予定ではいます 行間にサブイベ勝手に挟み始めると止まらないのはどうすればいいんでしょうね

    18 21/08/10(火)00:07:09 No.833188829

    全部書けばいいのよ 怪文書は熱いうちに書けよ