21/08/09(月)00:24:52 春麗ら... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1628436292679.png 21/08/09(月)00:24:52 No.832817805
春麗らかに桜の吹雪が舞う。周りは珍しく親子で溢れ、また泣き腫らしたウマ娘たちや楽し気に写真を撮るウマ娘たちが辺りに広がっていた。今日は彼女たちの、卒業式だ。 所帯をまだ持たない俺が何故、この場にいるのか。それは自身の愛バであり婚約者である、セイウンスカイの晴れ姿を見るためだ。お爺さんからの写真の依頼という側面も持ちつつも、主目標はそれで揺るがない。校門の前で立ち尽くしていると、遠くから特徴的な水色の毛をたなびかせて彼女がやってくる。 「はぁ、はぁ…遅くなっちゃいました、すいませんね☆」 いつもの調子で、若干息を上げながらも可愛らしくまばたく。その様子に少し驚きつつも、なるたけやわらかい笑みを作って彼女に微笑みかける。 「いや、ちょうどだったよ。…卒業式、お疲れ様。キレイにやれてたよ。」 ねぎらいの言葉をかけながら、手を差し出す。若干戸惑う素振りを見せつつも、その手を握り返してきた。もう一度力強く握り、スカイを近くに停めていた車までエスコートする。ドアを開けてから彼女を中に入れ、自分も運転席に座る。
1 21/08/09(月)00:25:18 No.832817948
「…これから、どこ行くんです？」 青い綺麗な瞳を輝かせながら、こちらにこてんと首をかしげる。それを見てからエンジンを入れ、発進と同時に返答した。 「スカイとの、卒業お祝いデート。たっぷり楽しめるように予定組んだから。…それと、結婚記念日のお祝いも、兼ねて。」 「…っ…そ、そういうとこ変わりませんよね、トレーナーさん。はーい、ちゃーんとセイちゃんをエスコートしてくださいね☆」 「勿論。」 エンジン音を響かせながら、目的地へと移動する。同乗人の顔が赤くなったような気がしたが、運転に集中することにした。 着いた先、釣り堀に寿司屋にスカイの好きそうなところを回る。今回ばかりはお金にも気を遣わずにたっぷりと楽しもうと決めた。しっかりと手を握って逸れないように、彼女を導く。釣りをした時の横顔や寿司を美味しそうに食べる顔を撮るのも忘れずに。
2 21/08/09(月)00:25:45 No.832818140
すっかり楽しんでへとへとになった彼女を、抱えながら車に戻る。いつもレースで見せる力強さや策略家じみた賢さを感じない、年相応の顔を浮かべて眠りこける彼女がなんだか愛らしく。 ただ寝ている相手に口づけをするのもな、と思いながら助手席に寝かせる。ここからだと自宅が近いかな、そう思って彼女を乗せたまま車を走らせた。 家に着き、彼女をベッドに寝かせた後に少し一息つける。今日は大変に楽しい日だった、それにスカイの可愛い顔がたくさん見れてよかった。一人反省会を開きながら慣れない酒を喉に流し込んでいく。ほろ酔い気分になったころ、ぺたぺたとスカイが起き出してきた。 「ふあぁ…トレーナーさん、送ってくれて…どーもです。ちょっとセイちゃん、疲れちゃいました☆」 そう言いながら横に座る。酒のつんとしたアルコールの匂いが気に入らなかったのか、臭いですよ～なんて言いながらこちらに寄り添う。臭いなら近づかなくても、というとこの匂いも嫌いじゃないですなんて返す。なんだかこちらがやられた気がして、そのまま抱き寄せてから酒をテーブルに置いた。
3 21/08/09(月)00:26:08 No.832818283
「…スカイは、俺と結婚できて…その、よかったか？」 酒のせいなのか、柄にもなく弱音を吐き出す。こういうことは今際の際まで取っておく予定だったのに、と発言した自分を少し後悔した。それに対して、スカイはこう言う。 「…私が嫌だなんて言ったこと、あります？嫌な人とくっつくわけ、ないじゃないですか。」 腕にぎゅっと絡みついて、下を向きながらそういう。年下に気を遣われちゃったな、と自分を恥じながらもその言葉にひとまずは安どのため息をついた。 「…はは、すまん。酒飲みすぎたのかも、今日はもう寝ようか。」 そういって立ち上がるが、スカイはその場から動かない。どうしたと言う前に、唇に人差し指を置かれる。 「…トレーナーさん…もう、我慢しなくていいんですよ。」 指を体に這わせながら、彫刻のような華麗さを演出して立ち上がる。酒のせいで歪んだ思考が、彼女の綺麗に濡れた唇や吸い込まれるような瞳、そして美しいその顔を自分色に染めたいと騒ぎ出す。
4 21/08/09(月)00:26:32 No.832818429
「な、なに、を…」 とぼけるように、その場から逃げ道を作るように、鈍った思考でなんとか次に繰り出す言葉を探す。けれどそれは、一向に見つからなかった。 「…トレーナーさん、ずっと我慢してくれてましたよね。私の事、邪魔しないように。」 手を後ろに回してきて、自らぎゅっと抱き着いてくる。柔らかい胸やお腹、それにふわりと揺れる髪がやたらと扇情的に見えて、雄の本能を呼び覚ます。 「…スカイ。…いいんだ、な。」 了承を得るため、言葉をはじき出す。それに無言で頷いた彼女の手を引いて、寝室へと向かう。道中高鳴る胸の音が、彼女の手から伝わってきた。 それからスカイをベッドにやさしく座らせて、ゆっくりと覆いかぶさる。はだけた服の間から見える鎖骨や恥丘が、そそり立つ獣を刺激した。 「…スカイ、好きだ。愛してる。」 「私も、トレーナーさんのこと、愛してます。…貴方の、証…ください。」 口づけを最後に、二人の影はひとつになっていった。
5 <a href="mailto:s">21/08/09(月)00:26:42</a> [s] No.832818488
セイちゃん可愛いね
6 21/08/09(月)00:27:40 No.832818864
ウワーッ！？
7 21/08/09(月)00:28:20 No.832819085
ウワーッ！こいつら今から孕ませぴょいするんだ！
8 21/08/09(月)00:28:44 No.832819238
ふふふ…うまぴょい！
9 21/08/09(月)00:28:49 No.832819266
ウワーッ！産駒作ろうとしてる！
10 21/08/09(月)00:30:39 No.832819955
まセ産
11 21/08/09(月)00:31:39 No.832820298
卒業したら繁殖入りするのは当たり前だよなぁ？
12 21/08/09(月)00:32:01 No.832820423
ゲロ甘純愛いい…すき…
13 21/08/09(月)00:41:54 No.832824131
いい…
14 21/08/09(月)00:49:19 No.832826760
卒業したその日に真っ先に向かうのが友人でも家族でもない 愛するパートナーと…いいよね…
15 21/08/09(月)00:55:11 No.832828700
卒業ってそういう…
16 21/08/09(月)00:57:17 No.832829341
甘いトレセイは良質な睡眠に役立つ
17 21/08/09(月)01:18:32 No.832835528
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