虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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21/08/07(土)23:08:01 「ここ... のスレッド詳細

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21/08/07(土)23:08:01 No.832337953

「ここ、かぁ……」 猥雑なネオンで色取り取りに照らされる夜の繁華街。オレはそんな中一つの店の前に立っていた。見上げる店の看板は『モミ娘プリティダービー』。手に持つ名刺と同じ。ネットで見た謳い文句は『あのウマ娘にソックリ!?な娘達が勝負服で貴方を出迎えます!』。いわゆるおっパブ、というやつだ。 正直トレーナーの机の引き出しに入っていた名刺を見つけた時は恥ずかしさとトレーナーに対する怒りしかなかった。でもそれ以来同室のスカーレットの着替える姿や、寮の風呂で一緒になる同寮の子達を見ていると自分がその胸ばっかり見ている事に気がついた。自分の慎まやかなそれより大きく、動くたびに重そうに揺れる果実達。それが一体どういう感触なのか気になってしまったのだ。同性同士でも触らせて欲しいと言い出すのは恥ずかしい。ついには風呂でふざけ合って触り合う子達を側で見てて羨ましくなってしまう自分がいた。 ゴクリ。生唾を飲み込む。トレーナーには自主トレーニングと偽ってここまで来たのだ、行くしかない。俺は店に向かって一歩を踏み出した。

1 21/08/07(土)23:08:29 No.832338158

「らっしゃいせぇ~。お兄さ……すんません。お姉さん、お一人ですか?」 「お、おう……1人だぜ……」 薄暗い入り口。ベストを着た男が1人だらしなく立っていてやる気のない挨拶をしてきた。やはり女1人は珍しいだろうか。ベストの男はちょっと驚いた様な顔をしたが直ぐに営業スマイルに戻った。 「お客さんウチ初めてですよね~。ウチのシステム、フリーだと60分3回転で8000円ですけど大丈夫ですか~?」 「あ、大丈夫で……だぜ……」 「ウィッス。お客さん、指名とかあります?指名なら回転なしで60分付きっきりだし、今なら指名料1000円でお安くなってんすよ~」 「あ、じゃあ……その……ダイワ、スカーレットの……勝負服の子を……」 「紅(べに)さんっすね~。空いてるか確認しますねー」 店のHPの娘一覧で見つけた娘だった。プロフィールの写真は同室のスカーレットと同じ青い勝負服を着て片手で目元を隠した娘。B90のGカップ。胸のサイズまでアイツと一緒で、店でもトップクラスの巨乳。プロフィールを見た時からこの娘しか見えなかった。空いていてくれと心の中で必死に願う。心臓はもう爆発しそうだった。

2 21/08/07(土)23:08:52 No.832338345

「オッケーでぇす。席ご案内しま~す」 どうやらお目当ての娘は空いていた様だった。ホッと胸を撫で下ろしベストの男に続いて暖簾をくぐり店内に入る。入り口より更に薄暗い店内は細い廊下の左右に個室がある造りだった。個室の入り口に掛かる暖簾が連なる廊下を歩いていく。 「こちらでお願いしまぁす」 「うす……」 通された個室は1畳程の狭い空間。簡素な2人掛けソファと小さなテーブルがあるのみで、本当に行為をするだけの部屋だった。入り口は暖簾だがそれ以外は2mほどの壁に囲まれていてプライバシーは一応守られている。 「こちらお飲み物のメニューです。飲み放題なんでジャンジャン頼んじゃって下さぁい」 「あ……じゃあ……麦茶、で……」 「あい、麦茶ですね。少々お待ち下さ~い」 喉が乾いて仕方なかった。ゲートの様な狭い空間に甘さと湿気を含む独特の匂い。初めて尽くしで勝手が分からず、まるで初めてレースに出た時の様に緊張感していた。手汗はもうびっちょりだ。

3 21/08/07(土)23:09:12 No.832338495

その後届けられた麦茶をちびちびと飲みつつ、緊張からか狭い部屋を無意味にキョロキョロと見渡してしまう。小さいテーブルの上にはティッシュ箱と飲み物のメニュー表。アルコールがメインだがソフトドリンクも結構多かった。壁には料金表。延長もできるらしい。それで部屋の物は終わり。1分が10分にも1時間にも感じられる。早く来て欲しい、来て欲しくない。ぐるぐると部屋を見渡しているとよく分からなくなってきていた。 「失礼しまぁす。紅さん入りまぁす」 突然だった。暖簾が外から捲られると同時に人が1人狭い空間に入って来た。俺がびっくりしている間に青い服を着たその人は俺の隣に素早く腰掛けていた。ふわりと香る香水の甘い匂い。顔を合わせたその娘は。 「はじめましてっ、紅っていいます……ッ!?」 薄暗い部屋の中、はっきりとは見えないけど。オレの寮の同室で、レースではオレのライバルの、あのダイワスカーレットにホントに似ていた。

4 21/08/07(土)23:09:34 No.832338676

(な、なんで……コイツがこの店に……!?) お客の顔を見た瞬間分かってしまった。アクセサリーとか髪型とか少し変えてるし大きめのサングラスをしてるけど、毎日顔を合わせているアタシには分かる。コイツはウオッカだ。アタシの寮の同室で、レースではアタシのライバルの、ウオッカ。バカだバカだとは思っていたけど、まさかこんな店に来るまでバカだとは思っていなかった。 薄々気付いてはいた。最近コイツが着替えるアタシやお風呂で同寮の娘達の胸をチラチラ見ているのは。自分の小さいそれと比べて羨ましく思ってるのかと思っていたのだが、まさかこんな店に来るほど触りたいと思っていただなんて。言ってくれれば触らせたのに、バカ。

5 21/08/07(土)23:09:55 No.832338836

この店はある方が裏で経営していると噂のお店。一般の客は普通のヒト耳がコスプレするゾーンに連れていかれるらしく、トレセン学園所属のトレーナーのみが『本物のウマ娘が接待する』こちらのゾーンには案内されるのだ。トレセン学園の裏掲示板から登録すれば自分の担当トレーナーが来た時に連絡が入り、超特急で迎えが来て準備するシステムだ。まぁアタシのトレーナーは今まで1度もこの店には来ていないのでアタシは嬉しい様な悲しい様な、研修を受けてからこれが初仕事だったのだ。それが。 「は、はじめまして……よろしくお願い……っす」 まさか、コイツの相手をする事になるなんて。案内役の男をブン殴りたくなった。だからニヤニヤしてたのかアイツ!運良くコイツは気付いていないっぽい。アタシは意を決して。 「ご指名、ありがとうございますねっ」 そのまま強行する事にした。

6 21/08/07(土)23:10:22 No.832339048

「こういうお店は初めて?」 「あ……はい」 「そっか~、じゃあアタシが初めてなんですね。なんか嬉しいですっ」 「あ、いや……えへへ」 研修で習った掴みの会話を始める。何こんな営業トークで鼻の下伸ばしてんのバカじゃないの。照れた様に頭を掻くウオッカに何故かムッとしたアタシはコイツの本心を聞きたくなった。 「……失礼ですけどお客さん、女性、ですよね。こういうお店に興味あったんですか?」 「えっ、その……オレ、胸小さいし、自分の触ってもよく分からなくて……周りにはデカい子多くて……どんなんだろうなぁ、って、思って……」 「周りの子には触らせて貰えないの?」 「そっ、そんな……!は、恥ずかしくて、出来ないっすよ……」 顔を赤くして俯くウオッカ。初心なのは知ってたけど、同性にすら頼めないほどとは。少しコイツの将来が心配になった。

7 21/08/07(土)23:10:46 No.832339225

「その……女でこんな店来るのって、おかしいですよね……」 「え……?」 「いや、その……オレ女なのに、他の女性の胸が気になっちゃって、お、おかしくなっちゃったんじゃないかって、その……」 緊張からか(コイツには)知らない相手に心の底を曝け出すウオッカ。俯いたままズボンの膝を強く握り締めている。コイツのそれがただの興味なのか欲望なのかは分からないけど、好奇心というのは歯止めが効かない。初心なコイツの事だから他の子をそういう目で見てしまう自分に嫌悪感や恐怖心を抱いてもおかしくない。そうか、コイツも悩んでたんだ。 「大丈夫ですよ」 「え……?」 アタシは強く握り締められたウオッカの手に自分の両の手を重ねる。冷たいコイツの手を温めるように。 「何もおかしい事なんて無いです。他の子の胸が気になっちゃうのは、アタシもそうです。多分、女の子はみんなそうですよ?」 「……そう、なのかな……」 「はいっ。だから……」

8 21/08/07(土)23:11:04 No.832339374

アタシは力の抜けたウオッカの手を両手で握り自分の胸に誘う。 「……今日はいっぱい、アタシで満足してくださいねっ」

9 21/08/07(土)23:11:24 No.832339531

柔らかい。それしか言えないほど柔らかかった。 彼女の両手に誘われて触った服越しのそれは、圧倒的な質量と、指が沈み込む柔らかさでオレの手を迎えた。 「う、おぉ……」 「どう、ですか?」 「……すっげぇ……柔らかい、です……」 「……ふふっ。ほら、コッチの手も、ね……?」 逆の手も彼女の手で反対側に持ってこられ、オレの両手は左右両方から彼女の胸を支える形になった。片手には収まりきらない圧倒的なボリューム。腕にずっしりとくる重さ。指が食い込む柔らかさ。何もかもがオレの胸とは違っていて、まるで別物だった。 「ほら、触るだけじゃなくて……ね?」 「……は……は、い……」

10 21/08/07(土)23:11:43 No.832339670

オレは意を決して指を動かす。ぐにゅう、と指が動いたまま沈み込み胸の形が変わる。あまりの柔らかさに驚くしかない。 「んっ……ちょっと、強いわよ……」 「あっ、ス、スミマセン……っ!」 思わず離しそうになった手を彼女は両手で押さえる。また彼女の胸に沈み込むオレの両手。見上げると彼女は微笑んでいた。 「ん~ん、いいの。初めて、だもんね?女の子の胸はね……」 俺の両手に合わされた彼女の両手が動き出す。適度な強さで、掴むというより捏ねるように。 「……こうやって、優しく扱うのよ」 「は、い……う、わぁ……すげぇ……」 彼女の動かす指に合わせて動かすと、より柔らかさと質量を感じられる。オレは夢中で手を動かす。もうその柔らかさと質量の虜になっていた。

11 21/08/07(土)23:12:03 No.832339821

「……ん……だいぶ、慣れてきたみたいね……」 「……ふぇ?……あ……」 気付くと彼女の手はもうオレの手から離れていて、オレは自分の手のみで彼女の胸を揉みしだいていた。 「ふふっ……どう?初めて触った女の子の胸は……?」 「え……あ、その……すっげぇ柔らかくって、オレのなんかと全然違うくて……その……最高、っす」 「ん……良かったっ」 彼女はそう言って淡く赤くなった頬でニコッと笑った。その顔があまりに綺麗で、オレは思わず唾を飲み込んで見惚れてしまった。 「じゃあ……失礼しま~す」 「え?……う、うわぁ!?」 いきなり彼女はオレの手を優しく握り身体をこちらに寄せて動いたと思ったら、座るオレの膝を跨ぎそのまま腰を降ろしたのだった。

12 21/08/07(土)23:12:26 No.832339984

ソファに座るオレの太ももの上に座り、向かい合わせの形になった彼女。彼女の着るダイワスカーレットの勝負服はスカートで、太ももは素肌を晒している。スカートは彼女の手によって後ろに払われていて、そしてオレは丈の短いショートパンツ。つまり。 「は、あぁ……っ!?」 彼女の太ももが直接オレの太ももに密着しその柔らかさを、しっとりとした彼女の素肌の感触を明確に存分に伝えてくる。そしてその先。太ももに触れるすべすべした布地。それは正に、彼女の着けるアンダーショーツで。 「あ、あのっ!?この体勢は、まずいんじゃ……!」 「あら、これもサービスの内よ?いいから、アタシに任せて、ね?」 そう言って彼女はオレに凭れ掛かる。オレと同じくらいの背の彼女がオレの太ももに座ると、オレは彼女に見下ろされる形になる。つまり、オレの顔は彼女の顔より下になるという事で。そこには。 「ん、むぅぅぅ……っ!?」 オレの顔は、彼女の胸の谷間に埋まった。

13 21/08/07(土)23:12:47 No.832340118

「あはっ、くすぐったい!」 「んぐ、ふが、んんーっ!?」 「は、あぁ……息が、熱い……」 オレの頭を掻き抱くように更に胸に押し付ける彼女。オレは顔面に当たる柔らかさと温かさと息苦しさに半分パニックになっていた。 「む、むぅ、むぅぅぅぅぅ……っ!」 「あ、ごめん。息止まっちゃってたのね」 「ぶはぁっ!?はぁ、はぁ、はぁ、げほっ!はぁ……死ぬかと、思った……」 「あはは……ごめんね?」 思わず彼女の腕をタップすると彼女はようやくオレの頭を解放してくれた。新鮮な空気を思いっ切り吸い込む。一瞬ピンク色の景色が見えたのは気のせいだと思いたい。

14 21/08/07(土)23:13:07 No.832340255

「殺す気ですかぁ……」 「ごめんなさいって~。ほら、よしよし」 涙目のオレを今度は優しく胸の上に抱き寄せ頭を撫でてくる彼女。最初は子供扱いされてるようでムッとしたのだが。 「よしよし、いい子、いい子」 (あ、これ……頭撫でられるの、気持ちいい……) 彼女から香る甘い香水の匂いに頭をゆっくり撫でる手、頬に当たる柔らかい胸から直接響いてくるような優しい彼女の声。どこか懐かしい気分に浸っていく。張り詰めていた緊張が溶けていく。瞼が段々と重く、重く。 「ふふ。いつもこうしてれば、可愛いのに」 彼女の声が微睡みの中響いて、言葉と理解しないまま霧散した。

15 21/08/07(土)23:13:25 No.832340392

「ほら、寝ちゃダメよっ」 「ふがっ……!?」 肩を揺らされ微睡みから一気に覚醒する。オレはあのまま寝てたみたいだった。 「わり……!寝てた……!?」 「ちょっとだけよ。時間はまだ大丈夫よ」 ホッと胸を撫で下ろす。まさか寝てしまうなんて。頭を撫でられるのがあんなに気持ちいいなんて知らなかった。 「ふふ、そんなに気持ちよかった?」 「う……うん……頭撫でられるのって、あんな気持ちいいんすね……匂いも心地よくって……オレ、お姉さんの匂い、好き、かも……しれないっす……」

16 21/08/07(土)23:13:44 No.832340536

「……そんな事、言わないでよ……」 「え……?お姉さ……ん、むっ!?」 オレの言葉に俯いた彼女。オレは怒らせてしまったのかと顔を覗き込もうとして。急に動いた彼女に口を塞がれた。彼女の、唇で。そしてぬるりとしたものがオレの唇を割り開き侵入してくる。そのまま驚きで引っ込んだオレの舌を絡め取る。 「ん……ふ……んあ……じゅる……んん……」 「んぅっ……!?んぶ……ふ、んんん……んぅぅっ!?」 両頬をがっしりと手で固定されて、オレはなすすべもなく口内を蹂躙される。彼女は顔を左右に振って舌をオレの口の奥まで突っ込み、舌を、歯列を、頬を、口蓋を絡め取り、舐めなぞり、吸い上げる。オレはされるがまま、それに応えるだけだった。

17 21/08/07(土)23:14:03 No.832340697

「……ぷぁっ……ふーっ……ふーっ……」 「……は、ひ……へぁ……ふ……ふぁ……」 「……ふ、は……蕩けた顔、しちゃって……」 長い蹂躙が彼女の息の限界でようやく終わった時にはオレはもう息も絶え絶えで、お互いの涎でびちゃびちゃになった口元を拭う気力もなかった。オレの初めてのキスは、相手は女性で、スカーレットに似たウマ娘で、漫画で見たような甘酸っぱいものではなく、貪り食われるようなものになった。 「火、着いちゃったみたい……熱いわ……」 「……んぇ……?……っ!?ちょ、お姉さんっ!?」 酸素が足りずぼんやりとした頭で彼女を見上げると、酸欠で同じく顔を真っ赤にしていた彼女はいきなり自分のお腹に手を寄せて、上着ののダブルボタンを外したのだった。胸元に戻ってもどかしそうにブラウスのボタンを外すと、勝負服の上着とブラウスの前を一気に開けた。

18 21/08/07(土)23:14:21 No.832340847

ばるんっ、と音が聞こえた気がした。 彼女は肌着も下着も着けてはいなかった。開けたそのまま彼女の白い柔肌が露わになったのだ。開放された勢いで上下に揺れる2つの果実。その表面はしっとりと汗に濡れ、薄暗い照明の下で輝いていて。その先端には桜色に淡く色付く小さな蕾。寮で何度も見たスカーレットの胸にそっくりだった。 「お、お姉さっ……!ダメ、ダメですって……!」 「いいの、サービスなんだから……ほら、触って……」 「ダ、ダメ……って!う、うわぁぁぁぁ……っ!?」 恥ずかしくて顔の前で交差していた腕を取られて、また彼女の手で誘われた先。それは、先程の服越しの感触とはまるっきり違うものだった。キメの細かい肌がしっとりと濡れて掌に吸い付き、彼女の体温をじんわりと伝えてくる。肌の下の血管が伝える彼女の鼓動まで感じられ、それがオレと同じように早鐘を打っている事を知る。先程とは段違いに変化する柔肌は指と指の間から溢れそうで、まるで水袋のようで、でも全然違うものだった。

19 21/08/07(土)23:14:43 No.832341027

「こ、これが……!?」 「そう……これが、女の子の直のおっぱいよ……」 むぎゅりとさらにオレの手を胸に押し付ける彼女。更に潰れて形を変える。オレはその変化に釘付けになっていた。 「ねぇ……さっきみたいに、触って……?」 「……っ!!」 「あんっ……!」 オレは無我夢中で目の前の柔肉を揉みしだく。ぐみゅぐみゅと力を込めるたびに形を変える丸。 「ふあぁっ……んんっ……あんっ……いい、きもちいぃっ……!」 「ふーっ……ふーっ……ふーっ……ふーっ……!」 両方を掌で持ち上げ、絞り、握る。もう、止まれなかった。

20 21/08/07(土)23:15:02 No.832341182

「んんっ!ねぇ、先っぽも……!乳首も、触って……!」 「ふぅ……ふぅ……こう、っすか……?」 「んあぁ……っ!そうっ、指で、くるくる、ってしてぇ……っ!ああんっ!」 親指と人差し指で蕾を摘み、くるくると捏ね、押し込み、人差し指で周囲をなぞり、先端を引っ掻き、つま弾く。彼女はそれに面白いくらい反応した。甘い嬌声を上げ、頭を振り乱し、オレに抱き着く。その姿はとても淫靡で、可憐で、美しかった。 「もっと……もっとぉ……!舐めて……ちくび、なめてぇ……!」 「な、なめ……っ!?んぶぅっ!?」 「ふぁぁぁんっ!あ、ああっ!きもひ、きもひいいよぉっ!」 驚いたオレの頭を掻き抱き、先端をオレの口に押し込む。口の中に飛び込んできた蕾をオレは舌で感じ取り、考える間もなくそれを舐め上げた。今日一の嬌声を上げる彼女に思わず気を良くしたオレは先程指でした動きを舌で再現する。唇で食み、摩擦し、舌で押し込み、周囲を舐め上げ、先端をつつき、弾き、吸い上げる。もう彼女はオレの上で身体を捩り、背を反らし、汗を散らしていた。どちらももう夢中だった。

21 21/08/07(土)23:15:21 No.832341353

(なんか、甘い味がする気がする。固くも、なってきた) 彼女を舐め、揉みしだきながらオレはぼんやりとした頭で味覚と感触を味わっていた。嗅覚はなおさら濃くなった彼女の匂いにやられ、手の触感は相変わらず柔らかい肉の感触に溺れ、聴覚は彼女の嬌声と自分の呼吸と鼓動しか拾わず、上目遣いの視界は汗と涎を垂らし蕩けた瞳でこちらを見る彼女しか映らない。頭の裏に感じる彼女の手。太ももに感じる彼女の重さ。彼女の体温。今のオレは、彼女で全て包み込まれていた。 「はーっ……はーっ……ねぇ……ねぇ、こっちも……」 「……ぷぁっ……え……?」 「こっち……」 彼女は片方を揉みしだいていたオレの手首を掴み、そのまま下に下ろしていく。誘われたその先は。 「え、えええ……っ!!?」 「こっちも……触って……?」 彼女の、青い勝負服の、スカートの中だった。

22 21/08/07(土)23:15:41 No.832341491

「こ、こっちは、さすがに……っ!?」 「いいの……特別……もう、我慢できないの……お願い……」 オレの手首を更に奥に押し込む彼女。もうオレの手は完全に彼女のスカートの中だった。少しでも動かせば股を開く彼女に触れてしまいそうで、オレは固まってしまった。 「お、おおお姉さ……っ!オ、オレには、むり……っ!」 「いいの……早く触って、ね?……大丈夫だから……」 心臓はもう爆発寸前。血流が血管内を暴れ回り、耳に心臓ができたみたいだった。熱暴走したかのように体温が高まり、汗が止めどなく溢れてくる。お馴染みの鼻血を出さないのが不思議なくらいだった。 ごくり。俺は生唾を飲み込み。ゆっくりと上向きに指を曲げて。 くちゅり。何かに触れて、水音がした。 「「あ……」」

23 21/08/07(土)23:16:00 No.832341626

「お時間でぇす。延長なさいますか~?」 一気に血の気が引いた。弾かれたように身体を離すオレと彼女。オレはもうホールドアップ状態だ。2人して暖簾の向こうを見やり、そして油の切れたロボットのようにぎぎぎ、と首を回して向い合った。 「……え、っと……延長、する……?」 「……う……」 オレは悩んだ。延長できるお金は持ってきている。けど延長すれば今月のお小遣いはほぼ使い切ってしまう。どうしよう。正直この空間から出たくない。いつまでも彼女と触れ合っていたい。でもお金が。一緒に居たい。お金。彼女。お金。おっぱい。お金。オレは。 「……え、延長……なしで……」 お金を取った。心の中で泣きながら。

24 21/08/07(土)23:16:18 No.832341769

その後服を着直した彼女に手を繋がれて店の出入り口まで見送って貰った。彼女の手は温かかった。 「今日は来てくれてありがとね。その、とっても良かったわっ」 「あ、ども……へへ」 なんだか気恥ずかしくて無愛想になってしまう。彼女は突然オレの手を両手で握ってきて。何かをオレの手に入れてきた。 「これ、アタシの名刺。連絡先も書いてるから」 「え、え……?」 「次来る時はこっちに連絡して下さいっ。待ってますから!」 「……~~~っ!は、はいっ!」 「ふふっ、よろしくね。じゃあ、またね!」 「ま、また!また、よろしくお願いしますっ!」 そうしてオレと彼女は店の前でお互い手を振りながら別れたのだった。

25 21/08/07(土)23:16:40 No.832341931

夜道を歩く。向かうはトレセン学園の寮。身体も気持ちもまだふわふわしている。もしかしてさっきまでの事は夢だったのではないか、と疑問がわく。でも。オレの両手にはしっかりと彼女の感触が残っていた。夢じゃない。現実だった。オレはポケットを探り名刺を取り出す。 「紅さん、かぁ……」 良い人だった。スカーレットに顔も声も身体も似てて、でもアイツにはない優しいとこや大人なとこ、えっちなとこ。全てが魅力的だった。彼女に包まれてた時、オレは確かに幸せだった。オレはもう一枚の名刺を取り出す。書かれた店名は『ウマ王子喫茶シャドーロール』。バイトに興味無いかとフジキセキ先輩に渡された名刺だ。 「バイト、やるかなぁ」 お金を貯めよう。延長できるくらい。そして、また。 ネオン煌めく夜の繁華街。オレは駆け出した。

26 21/08/07(土)23:17:12 No.832342163

ウワーッ!?

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