21/08/02(月)21:33:02 ここは... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1627907582077.jpg 21/08/02(月)21:33:02 No.830465859
ここは日本ウマ娘トレーニングセンター学園、縮めてトレセン学園。昼下がり、蝉も思わず音を上げる気力も失せそうな程、容赦なく照り付ける日差しが木陰をも飲み込みそうな中、物ともせずとぼとぼと歩を進める姿が一人。 「ふぅ…流石にこうも温度が高いとしんどいし…」 それでも流石に一息付こうと立ち止まるこのションボリルドルフは、少し風変わりな出で立ちをしていた。
1 21/08/02(月)21:35:21 No.830466876
頭には被り笠のように平たく鍔広でションボリルドルフを覆ってなお1周り程広く、真ん中が僅かに盛り上がっているのだが、その外側は一面ホログラムの様に日差しを受ける度虹色に煌めき何だか景気がいい。 顎紐に見える部分はよく見るとポリチューブの様に透けた管のようになっており、顔の横を伝う二つのそれは胸元にジュエルでもって繋ぎ止められている。 「…よっ、し…」 道端の木の根に腰を降ろすションボリルドルフ。すると顎紐をくっと引きジュエルをぶらつかせると…
2 21/08/02(月)21:37:28 No.830467806
「ふんふんふんふんふん…」ブンブン 突如ジュエルを振り回し始めた!しかも巻き起こる微風は茹で上がるような外気に反しやけに爽やかで涼しげだ。 そして間もなくジュエルから水がかき混ざるような音がし始め、其れは直ぐに固形物がカランカランと鳴り響く音へと変化した。 「ヨし…」 笠の裏から○ルピスの原液入りの瓶を取り出し、ジュエルの茎?を反時計回りに回すと…水筒のように鈍く銀色に光る円柱上の空間には大粒の氷がゴロッと入っていて、すかさずトクトクと瓶の中身をお見舞いしていく。 内部の半分ほど注いで時計回りに蓋を廻すとそれは閉まり、再び先程の用にのんのん振り回す。 周りの空気迄気持ち冷ややかになったかと思いかけ我に返り、その手を止めたが今度は右手に茎、左手に根を持ち…ぐっと引き離すよう引っ張った!
3 21/08/02(月)21:40:03 No.830468977
…みょーんとボールの空気入れのようにシリンダーが伸び、すかさず中に空気を入れるようにシュコシュコと押し引きを繰り返す。 10辺程して蓋を開け、また閉じて3回、悩んでもう1回して改めてカパッ、と蓋を開けると…中にはキンッキンに冷え、爽やかに吹き上がるほど炭酸を湛えた○ルピスソーダが出来上がっていた。 顔に跳ね返る泡が挙げる飛沫に心地よさを感じるも束の間、そのキンッキンを躊躇いなくグイッ!と真っ直ぐ喉に流し込んで一言… 「…っぷふぁぁあ~…ハァイパァ~ドゥルァーィイだしぃ…」
4 <a href="mailto:ラストですし…">21/08/02(月)21:42:51</a> [ラストですし…] No.830470207
昨今日も昇らぬうちに茹だるように暑く厳しい日本の夏。その中にあって一昔の朝方の優しい涼やかさをションボリルドルフ達にもたらしてくれそうなこの便利な笠だが 「…うおっ、まぶし…」 その構造上余りにも照り返しが強く、その目新しさや高そうな利便性の割に道行く仲間には評判はやや厳しく、スズキスズメを無闇に呼び寄せてしまう等まだまだ改良が必要なようだ。
5 21/08/02(月)21:47:41 No.830472349
つまんね
6 21/08/02(月)22:19:00 No.830487086
おもしろ
7 <a href="mailto:s">21/08/02(月)22:26:22</a> [s] No.830490718
お目汚し失礼しましたし…あんまり暑くて過ごし辛いのでこんなのがあればいいなぁで書いてみた次第でしたし…
8 21/08/02(月)22:28:18 No.830491586
こんなに伸びないたぬき怪文書初めて見た…