虹裏img歴史資料館

1 21/07/24(土)21:56:39 No.827122759

桐生院さんが気を利かせて席を外してくれ、隣にカレンチャンが座る。 「1日口聞かなかっただけなのにこうやって話してるとなんか新鮮だね♪」 「そうだね。」 私もただカレンチャンと話してるだけなのにすごくドキドキする。昨日1日まともにカレンチャンを見られなかったからか今日のカレンチャンは特に色っぽく見える。 「そう言えば週末はどうしよっか？一緒に出かけるんだよね？」 「そうだね。さっき桐生院さんに聞いたんだけど、今週末お祭りがあるみたいだからそれに行こっか？」 「お祭りか～。それなら明日の午後少し開けたいな。」 「なんか用事あるの？」 「うんちょっとね♪だから今から明日の分のトレーニングしてもいい？」 「うーん無理のない範囲なら…。」 「ありがと♪それじゃ行ってくるね♪」 そう言うとカレンチャンはまたトレーニングに行ってしまった。 私に内緒にしたい用事…気になるけどカレンチャンの事だから心配はないかな。

2 21/07/24(土)21:57:23 No.827123132

「あードキドキしてきた…。」 今日は待ちに待ったお祭りの日。ここまでドキドキするのはいつぶりだろう。 「お祭りは4時からでまだ時間あるのに落ち着かない…。ちょっと外に出ようかな。」 「お姉ちゃんいる？」 「いるよ。」 カレンチャンが部屋を訪ねて来た。 「お姉ちゃんお昼食べた？まだなら一緒に食べない？」 「行こうか。どこに行く？」 「この後出かけるし食堂にしよ♪」 「分かった。」 丁度暇してた時にカレンチャンと食事ができるなんて運がいい！

3 21/07/24(土)21:57:36 No.827123233

「カレンチャンは何食べたい？私はオムライスにでもしようかな？」 「んーカレンはハンバーガーとか軽めにしようかな。この後色々食べることになるだろうし♪」 「そうだね。そう言えば昨日の午後は何してたの？外に出かけてたみたいだけど。」 「んー内緒♪あっご飯来たから食べよ♪いただきまーす♪」 はぐらかされてしまった。ウマスタでも特に言及されておらず、何をしていたか全く分からない。 「内緒にされると気になっちゃうな。」 「どう来ても知りたい？ならこの後もカレンに付き合ってくれる？」 「勿論！」 「ふふっ♪それじゃ楽しみにしてるね♪」

4 21/07/24(土)21:57:58 No.827123399

「わぁ！色々なお店があるね♪」 「そ、そうだね…。」 予定通りカレンチャンとお祭りに来た。 来たのだが…。 「どうしたのお姉ちゃん？モジモジして？」 「だ…だって慣れない格好だし…。」 「えーでもすごい似合ってるよ浴衣♪」 カレンチャンが用意した浴衣を着せられたのだ。 「まさか昨日早引けしたのが浴衣買いに行ってたとは…。」 「ふふっ♪どうせお祭りに行くならそれっぽい格好にしないとね♪」 カレンチャンも浴衣を着ているがとても似合っている。 急拵えでここまで似合った浴衣を選ぶとは流石ウマスタグラマー。 「それにしても本当にあれをやる必要はあるの？恥ずかしいよ…。」 「勿論だよ♪ほらあそこ見て？」 カレンチャンが近くで金魚掬いをしている浴衣の女性の方を向く。

5 21/07/24(土)21:58:22 No.827123598

「立ってる分には良いけどほら、しゃがむと浴衣の布が薄いからあんな感じに下着のライン写って見えちゃうでしょ？そんなところ撮られる方が恥ずかしいからね♪」 「それは分かるけどそれならカレンチャンだけでも良いんじゃ…。」 まさか下着を一切付けずに外に出ることになるとは…。 カレンチャンのプロ根性には敬服するが流石に恥ずかしい…。 「ふーん、カレンにだけ恥ずかしい格好させるんだ…。」 「うっ…ごめん。」 「良いんだよ♪初めてで恥ずかしいのは当たり前だし♪」 屈託なく笑うカレンチャンの笑顔が眩しい…。 よく考えたらカレンチャンも着物の下は何も付けてないのか…。 今初めて悪代官が帯を解いてクルクル回すのをやる気持ちを理解した。 「あー？お姉ちゃん今なんかいやらしい事考えてたでしょ？」 「いやいやそんな事ないよ！あっほら、射撃とかあるよ！」 「あー誤魔化してる！まぁいっか♪」 その後カレンチャンとお祭りの出店をいくつか回った。

6 21/07/24(土)21:59:00 No.827123888

「あっ！ミークちゃん！」 「おーカレンちゃん。」 「カレンチャンさん達も来てたんですね。」 「桐生院さんとミークさんこんにちは。」 祭りを教えてくれた桐生院さんやミークさんも来ていた。 「カレンちゃん浴衣似合ってる。」 「お揃いの浴衣なんて本当に仲良いんですね♪」 「ありがとうございます♪昨日急いで準備して良かったです♪」 和やかにカレンチャン達は談笑してるがペアルックを着て知り合いの前にいることを思うとなんか少し恥ずかしいような…。 それによく考えると同僚の前で下着すらしないで話してるってとんでも無いことになってる…！？ 「どうしたのお姉ちゃん？ぼーっとして？」 「あぁいや何でもない何でもない！」 「いやー羨ましいです！今度私もミークとお揃いの服着ようかな？」 「それは嫌かな…。」

7 21/07/24(土)21:59:21 No.827124038

「そんな！？ミーク酷い！」 まあ…桐生院さんの前なら別に良いか…。 「あっトレーナーあのフランスパンみたいなぬいぐるみ欲しい。」 「あっミーク勝手に行かないで！それじゃお二人とも楽しんで！」 「あははお疲れ様です。」 「さよなら～♪」 桐生院さんと別れた途端カレンチャンがもの言いたげに見つめてくる。 「な、なに？」 「お姉ちゃん、さっき桐生院さんと話してて興奮してたでしょ♪」 「そんなことありませんよ！？」 「ふーんどうだろう？お姉ちゃん露出の趣味とかあったりして～♪」 「そんな事ないって！」 イタズラっぽく笑うカレンチャン。 こんな顔を独り占めできるなんて私はなんて幸せ者なんだろう…。

8 21/07/24(土)21:59:36 No.827124151

「あ！花火だ…！」 そうそうカレンチャンは花火のようにカワイくて…花火？ 「お姉ちゃん聞いてる？花火だよ！」 「え！？花火！？あ…本当だ…。」 空には花火が打ち上がっている。 その花火を見るカレンチャンの顔は物憂げだ。 「カレン大丈夫？」 「え！あぁうん大丈夫だよ！」 「もしかして花火苦手？」 「苦手と言えば苦手…かな？」 花火が苦手なんだ…。何か不思議だが嫌な物を見続けるのは辛いだろう。

9 21/07/24(土)21:59:49 No.827124247

「それじゃ帰ろうか。」 「え？花火見なくていいの？」 「そこまで好きじゃないしね。それにカレンと話してる方が楽しいし。」 「お姉ちゃん…ありがとう！」 あああ！！！カレンチャンが急に抱きついて来た！！！ 「そ、それじゃ帰ろうか！」 「うん♪」 カレンチャンと手を繋いで帰れるなんてなんて今日はいい日なんだろう…。 終

10 21/07/24(土)22:05:44 No.827127121

カレンチャンと女トレ概念はもっと流行れ

11 21/07/24(土)22:07:20 No.827127962

お姉ちゃんの情緒はもうボロボロだ！

12 21/07/24(土)22:09:50 No.827129245

お姉ちゃんはカレンチャンにLOVEだけどカレンチャンはまだお姉ちゃんにLIKEなイメージです 桐生院さんはミークLOVEです ミークはフランスパンが好きです

13 21/07/24(土)22:10:28 No.827129565

>ミークはフランスパンが好きです ミークはさあ…

14 21/07/24(土)22:22:30 No.827135573

まともな桐生院少し流行れ

15 21/07/24(土)22:29:31 No.827138917

カワイイなこいつら…

16 21/07/24(土)22:30:46 No.827139513

ミーク流の照れ隠しだと思っておこう…

17 21/07/24(土)22:35:00 No.827141626

トレーナーと桐生院さんがちゃんと友人してるのあまり見ないな