虹裏img歴史資料館

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21/07/16(金)23:30:35 『本日... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1626445835025.png 21/07/16(金)23:30:35 No.824199363

『本日のスペシャルゲストをご紹介しましょう!ウマ娘のセイウンスカイさんです!』 とある釣り番組、ゲストとして出る我が愛バ。同じロケ地にいるとはいえ、やはり画面外と画面内では壁ができるように思える。 スカイが飄々としながらテレビに映って、カメラ目線でウインク。ここまでは台本で作られてるため、俺とスカイも了承済みだ。 『いや~可愛らしいですねぇ。衰えてなお、って感じでしょうか?』 進行役がそうスカイに振ると、スカイはまだまだ若いですよ~、と言った具合で返して現場も盛り上がる。流石俺の愛バで嫁と言ったところか。 そうしてスカイの演技に舌鼓を打っていると、ふとディレクターからこう指示を受けた。 「セイウンスカイのトレーナーさん、ですよね?ちょっと賑やかしってことで入れませんか?」

1 21/07/16(金)23:30:56 No.824199493

地方ローカルとはいえ、突然出番を振られて困惑する。台本にもなかったし、何より素人を出してもいいのかと言おうとすると、まぁまぁといった感じで無理やり画面内に放り出される。 『おーっと…本日は豪華に2人のゲストにお越しいただいております!ご紹介しましょう、セイウンスカイのトレーナーさんです!』 紹介され、カメラがこちらを向く。いやいやはははと適当に流して、なんとかスカイの隣に収まる。スカイは困惑しつつも手を後ろに回して、見えないようにつなぐ。 「いや~、トレーナーさんもテレビ出るんですねぇ。にゃはっ☆」 スカイがそういじってくるが、いい返しも思い浮かばずに笑い飛ばすことしかできない。テレビ慣れもしていないため、心臓もバクバクだ。

2 21/07/16(金)23:31:15 No.824199599

そうこうしているうちに進行役が番組を進め、俺はスカイと一緒に渓流釣りをすることになった。装備は貸出として俺の分が用意され、それ以外の出演者は皆各々の自前道具を使って準備を始める。スカイも例にもれず、一緒に選んで買った一式を使っていた。 渓流釣りとはいえ、殆どは釣れるまでの間を埋めるトーク。いつもスカイと釣るときとは違う勝手にどぎまぎしながら、なんとかその場を切り抜けていく。 トークもそぞろに、慣れてきた俺も話題を振ったりしたりしながら釣れるのを待つ。すると、スカイの竿がぐぐっと引いて釣れそうな気配が漂った。 「ふふーん、セイちゃんの独壇場ですよ~ここはっ!」 楽し気に竿を操るその姿はいつもと変わらず、見惚れてしまう。その様子がカメラに拾われ、進行役にいじられてしまう。

3 21/07/16(金)23:31:31 No.824199691

『いや~お熱いですね~、流石元担当とトレーナーってところでしょうか?』 「まぁ…今は家族なんで、大して変わってませんよ。」 『おおっと、ご結婚されていたんですね?いや~通りでお熱いわけだ!』 しまった、口を滑らせてしまった。スカイと俺が結婚していることは、まだ友人にしか明かしていないことをすっかり忘れていた。そこは何とか切り抜けるも、釣っていたはずのスカイの顔は真っ赤に染まって糸がリールをひっきりなしに回る。 「っ、スカイッ!」 咄嗟にスカイの手を後ろから握って糸を引きなおす。獲物は逃がしてしまったが、なんとか釣り竿を持っていかれるのだけは防ぐことが出来た。

4 21/07/16(金)23:31:48 No.824199797

そうしてスカイのほうを見ると、俺の顔を見るなり顔を赤くして目を逸らす。その様子が愛おしいと感じつつも、今はテレビなのだからと自制を利かしてゆっくり手を離す。周りはヒューヒューといった感じだったが、スカイの内心は穏やかでないことは顔から推察できた。 無事撮影も終わり、各々帰り支度をする。何故かタクシーが手配されてて、スカイと俺はそれに乗って家まで帰っていく。道中、スカイに謝りながら。 「…なんか、その、ごめんな…?」 「ん~?何のことでしょう?」 そういいつつも、フンと鼻を鳴らしてこっちを見てくれない。それもそうか、あんなことを地方とはいえ公共の電波に流して飛ばしてしまったのだから、スカイがこうなるのもおかしい話ではない。 「何したら許してくれる?」 とにかくスカイの機嫌を戻すべく、その手段を求める。するとスカイは、こちらにゆっくり振り向いて。 「…わたしのこと、好きって言ってください。」 運転手が何やら耳栓をしたような気がした。それを気にする暇もなく、スカイは愛の囁きを求めてそれを待ち続けている。

5 21/07/16(金)23:32:02 No.824199878

「わかった。…愛してるよ、スカイ。」 なるたけ声を抑えて、右耳のいつものところに言葉を投げ込む。それにまたしても顔を赤くするものの、スカイはちゃんと言葉を受け止めてくれた。 「…んっ…!」 そう思うも束の間、今度はキスをねだってきた。いやこの場はマズいだろ、と諭すも聞かない様子で。ならお望みの物を渡すほかないだろう。 「ん…とれーなー、さん…んぢゅっ!?んぶっ♡んふっ♡ぷちゅっ♡ぷはっ…♡…と、トレーナーさん!」 ついいつもの癖で軽くディープキスを落とす。運転手が耳栓をさらに強くしてバックミラーを逆の方向へ回転させる。 「ごめん、あまりに可愛かったからつい…」 またしても顔を赤くするこの子が愛おしくて、ついでに今日ぶつける欲望をさらに増幅させる。

6 21/07/16(金)23:32:13 No.824199955

そうしているうちに着いたらしく、運転手の目線が痛々しいほど背中に突き刺さる。ばたん、と扉が閉じてエンジン音が遠ざかっていく。家の玄関前で、スカイはもう一度と背伸びしてキスをせがむ。 「トレーナーさん…んっ…ちゅっ♡んんっ♡ぷちゅっ♡ぐちゅっ♡ぐちゃっ♡ぷはっ…♡…すきです…トレーナーさん…♡」 「俺も、愛してるよ。スカイ。」 外だというのに、糸を張らせてキスをする。ねっとりと落ちていく二人の架け橋が、その後行われるであろう行為を予見させていた。 恋人つなぎをしながら部屋に入っていく二人を、緑色のメンコをした隣人が陰から見守っていた。

7 <a href="mailto:s">21/07/16(金)23:32:30</a> [s] No.824200048

トレーナーさんと濃厚な夜を過ごした… 負け癖がついてしまった 対トレーナーさん×がついてしまった 無限の愛情をもらった キス中毒◎になった 太り気味?になった…

8 21/07/16(金)23:36:25 No.824201527

運転手さんに菓子折りでも送っておいたほうがいいよ…

9 21/07/16(金)23:37:41 No.824201989

慣れてんな運転手さん >太り気味?になった… 10ヶ月かけて大切に太れ……

10 21/07/16(金)23:39:07 No.824202469

また負けてる…

11 21/07/16(金)23:45:35 No.824204744

結婚隠せてると思ってるの2人だけでは?

12 21/07/16(金)23:46:06 No.824204920

似たもの夫婦いいよね…

13 21/07/17(土)00:26:47 No.824218627

メジロかと思ったがただの惚気だった良かった

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