虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

1 21/07/11(日)00:42:13 No.822199430

惨めちゆ～

2 21/07/11(日)00:42:20 No.822199486

三峰 Pドル 梅雨 R-18

3 21/07/11(日)00:42:27 No.822199538

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4 21/07/11(日)00:58:50 No.822204984

茹だるような暑さ。夏の日差しはアスファルトの照り返しと降り注ぐ太陽光となる。 「今日も暑いな……甘奈、体調は大丈夫か？」 「へーきだよ☆ちゃんと水分補給してるから」 額を走る汗は切り取った青春の象徴。見ていることが躊躇われる程に眩しくて、なんだか、申し訳なさもあった。 「プロデューサーさんもちゃんとお水飲んでる？」 「あ、ああ。車の中に置いてきちゃって……。どうせ次の現場にもう行くから、その時飲むよ」 飲みかけのペットボトルを振って甘奈も応じる。甘奈が頑張っているんだ、俺だって根を上げるわけにはいかない。 「……よし、今日は次の現場で終わりだ。もう一踏ん張りだな！」 「うん☆」 置いていた水はすっかりぬるくなっていた。甘奈が助手席に座るのを確認して、それを飲み干した。 「よし、じゃあ──」 「あっ、プロデューサーさん……？今の……」 「えっ……？」 真っ赤な甘奈の顔と、それから、ドリンクホルダーから転がり落ちていたらしい、足元のペットボトル。それらが意味するものは明白だった。 「す、すまん甘奈！そんなつもりじゃ……」

5 21/07/11(日)01:10:26 No.822208860

甘奈の唇が触れたものに、プロデューサーさんの唇が触れた。間接キス、きっと何も意図していないけど。 「本当にすまん……」 何度も頭を下げる姿に、ちょっと踊った心はすぐに落ち着いてしまう。まるで、プロデューサーさんが悪いことをしたみたいだもん。 「えっと……プロデューサーさん、甘奈ね、嫌なわけじゃないよ？」 「でも」 「……えいっ！お返しだぁ☆」 ごくり、プロデューサーさんの飲みかけのを一口。これでおあいこだから。 「あっ、甘奈！？」 「えへへ、ごちそうさまでした☆」 恋人なんだから、これくらいやってもいいかなって気持ち。それから、恋人同士でも、ちょっとこれは恥ずかしいかなって気持ち。お仕事の時にこんなことをしちゃうのは良くなかったかなって気持ち。色んな気持ちが一気に押し寄せる。 「……じゃあ、これもお返しだな──」 「えっ……んっ……プロデューサーさん、こんな……ところで……」 今度は関節じゃなかった。さっき飲んだ水よりも熱い気持ちが交わって、プロデューサーさんと一つになって……。 「…………すまん、甘奈。完全に調子に乗りました……」 嬉しかったのに、ちょっぴり気まずい空気になったのは二人だけの秘密。

6 21/07/11(日)01:16:49 No.822210982

クソボケ…

7 21/07/11(日)01:24:37 No.822213416

撮影は滞りなく終わり、二人を乗せた車は事務所に戻るのみとなった。だと言うのに、なんだか喉の渇きにも似たもどかしさが残っていた。先程までの快晴はどこへやら、雲は瞬きする間に空を覆って厚く、湿度ばかりが後には残った。やはり、不快な天気。 「えっへへ～、今日もいい感じ☆」 「完璧だったよ。すごく綺麗だった」 お互いに先のことは何も言わなかった。言えなかった。あれでは足りないなんて言ってしまえば、そこから先は転がり落ちるように溺れてしまうから。 「ちょっと降りそうな感じ……」 「そうだな。甘奈はもう上がりだろ、家まで送るぞ？」 「ん、ありがとー、でもね」 どこか寂しそうに、ゆっくりと首を振った。同じ気持ちだ、きっと。同じように大事に思ってて、この時間も距離も、全部壊れて欲しくなくて。 「甘奈、ごめんな、本当に。あんな風にしちゃったのも、間違えたのも」 恋という大きな心が時に、それより繊細なものを飲み込んでしまうことがある。二人の持つ些細なものは、まだ、そうなって欲しくはなかった。 いつか、二人を隔てる垣根の全てが取り払われる時まで、今はこの時間を楽しんでもいいのかな。灰色の空の下、灰色の街を車は走る。

8 21/07/11(日)01:30:08 No.822214964

あうぅ…社用車から変な匂い…

9 21/07/11(日)01:39:44 No.822217606

このままだとR-18にならない？大丈夫？千雪さん呼ぶ？