21/07/08(木)18:07:23 「…その... のスレッド詳細
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21/07/08(木)18:07:23 No.821337820
「…その、あんまり見ないでほしい、かな。」 謎の生物がアグネスタキオンの保管庫を襲撃し、学園内に謎の薬が散布されたこの日。 放送によると、葦毛になる薬らしい。もともと葦毛の子は、もっと白くなるようだ。 「キレイだよ、スカイ。雪みたいだ。」 我が愛バのセイウンスカイも例にもれず、青みがかったその髪色を強い白色に染め上げて、まるで雪のような輝きを放っている。 「…あんまり褒めると、その…恥ずかしいです、よ?」 白色に映えるその顔を赤めに塗りながら、尻尾を振って応対する。なんだかんだこの状況は気に入っているのかもしれない。 「…それなら、やめようか。」 こうも可愛いと、意地悪をしてしまいたくなる。白い尻尾が止まったと思うと、俺を見つめる目が徐々に鋭くなっていくのが分かる。 「そうしてくださーい。…てことで、暫くトレーニングは…」 「トレーニングは通常通りあるよ。」 「むー…今日ぐらいいいじゃないですかぁ、異常出てますよ?」
1 21/07/08(木)18:07:37 No.821337892
そういってソファに寝転がり、白い尻尾をぶんぶんと左右に揺らす。それに合わせて揺れる髪が、いつもよりも良く見えて。 「…トレーニングサボらせてくれたら、この尻尾だけですけど…触っても、いいですよ?」 尻尾を傾けて、そう誘い込んでくる。その目にはからかいと緊張が混じっていて、俺の思考をかき乱す。 「…いいんだな。」 手を伸ばす。あと数センチ、その指を伸ばすだけで触れる。そこまで手を伸ばして、俺は彼女がどういう表情をしているかに気を配っていなかった。 「…あ、えと…その、ほんとに…触るんですか…?」 「勿論。」 「あっちょっとまってくだしゃあっ…」 白い毛が指の間を通り過ぎる。柔らかな感触が神経を通じて、心地いい感触を脳に伝える。もう一度、もう一度と触っているうちに結構な時間が経っていたようで、完全に動かなくなっているスカイを尻目に、尻尾から手を放す。 「はーっ…はーっ…」 顔を赤くして息を荒げるスカイを見て、何を思ったのか白い髪を撫で、いつもと変わりないいいさわり心地であることを確認する。
2 21/07/08(木)18:07:50 No.821337945
「にゃあ…」 完全に蕩けきったのを見て、いよいよ自分のしていたことを自覚する。 「…あ、その、すまん…」 そういいつつも尻尾に伸ばす手を止めることはできず、ゆっくりと撫でながら話を続ける。 「…もっ、やめてください…」 仄かな湿り気を感じ取って、今日の雨によるものかを確認する。どうやらそうでもないらしい。 「…じゃ、触らせてもらったし…トレーニングは、今日は中止ってことで。」 「…そ、ですか…はーっ…」 大きく深呼吸をして、体を脱力させる。 「…じゃ、今日はゆっくりしましょっか、ね…?」 尻尾をこちらに絡めて、逃げられなくさせられる。そのままソファに倒れこんで、二人の時間を享受することにした。
3 <a href="mailto:s">21/07/08(木)18:08:06</a> [s] No.821338012
セイちゃん可愛いね お知らせネタです
4 21/07/08(木)18:08:30 No.821338116
こいつらトレーニングサボってうまぴょいするんだ…!