21/07/06(火)23:58:23 甘奈 P... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1625583503862.jpg 21/07/06(火)23:58:23 No.820835692
甘奈 Pドル イチャラブ -R-18
1 21/07/06(火)23:59:42 No.820836140
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2 21/07/06(火)23:59:54 No.820836208
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3 21/07/07(水)00:11:42 No.820840059
細かい雨が霧のよう。並んだ二つの傘は夜に咲く花のようで、足元が濡れるのも構わずに二人は歩いた。 「プロデューサーさん、こんな時間にアイドルを連れ出していけないんだ~」 千雪さんみたいなことを言って笑った甘奈に、ただ、ぎゅっとその手を握った。二人の両手は傘とお互いのてのひらで塞がってしまってう。けれど、今は他に掴みたいものもなかった。 こんな関係になった時点で本当はいけないことなのに。口には出さなかったが、甘奈もそれは分かっているだろう。 「こんな時間じゃないと、目立つからな」 「うん……えへへ、でも、一緒に歩けてめーっちゃ嬉しいなー☆」 返事の代わりに、少し強く握り指を絡めた。 「……でも、雨なのは残念だな。公園に行ってものんびりできないしさ」 「んー……でも、雨の日のデートも新鮮かなー」 傘を並べて、愛だけを囁いて、並んだ二つが世界から切り離されたみたいで。 「あ、甜花ちゃんからメッセ届いてる。ゲームクリアしたんだって!……うん、おやすみ、甜花ちゃん」 「もうそんな時間なのか。帰ろうか、甘奈。身体も冷えるし」 静かな夜だった。雨は音すらなくて、周りの音を吸い込んで。二人きりの夜道を歩いた。
4 21/07/07(水)00:13:54 No.820840773
「クソボケがーっ!!!!」 唐突に現れ、ウェディングドレスを纏った桑山千雪がプロデューサーを傘で殴りつける!甘奈は呆気にとられる。 「クソボケー!!!!」 「やめたげてよぉ!」 制止しようとする甘奈を弾き飛ばし、謎の女、桑山千雪は激しい雨空の下にプロデューサーを放り投げるのであった!!
5 21/07/07(水)00:13:54 ID:.8H2ftYw .8H2ftYw No.820840774
「クソボケがーーーっ!!」 絶叫とともに、地下倉庫に放置されていたはずのダンボール箱からウェディングドレス姿の桑山千雪が飛び出す!その手には酒瓶が握られている! 「アイエーーーーッ!?」 突然の出来事に奇声を上げる甘奈とにちか!目を瞠る美琴! ダンボールを放り捨てた桑山千雪は酒瓶を手にプロデューサーに襲いかかる! 「クソボケーッ!!」 酒瓶は見事プロデューサーの頭部に直撃!南無三! 砕けたガラスは飛び散り、物陰で様子を伺っていた果歩に襲いかかる!!
6 21/07/07(水)00:16:26 No.820841579
サプちゆが二人!?
7 21/07/07(水)00:17:17 No.820841848
登場人物増え過ぎだろ!
8 21/07/07(水)00:29:20 No.820845616
月の青さを理由に遠回りをした夜があった。雨の雫を理由にのんびりと歩いた日があった。今夜はそれらとは異なる理由でのんびりと歩いた。 「……大丈夫、プロデューサーさん……?」 「心配かけたな、甘奈……」 夜道で手を繋いで歩く、なんて今思えば危なかった。こんな天気の中でランニングをしていた美琴とにちかに会うとは思わなかったし、二人に風邪を引くから気をつけるようになんて言っていたら酒瓶で殴られるのも理解が追いつかなかった。 いや、それは夢かもしれない。気が付いたら俺は倒れていて、甘奈が俺を見つめていただけなのだから。 「あ、良かったぁ……プロデューサーさん、また倒れちゃったんだよ……?」 「す、すまん……甘奈、また解放してくれたんだな。本当にありがとう、ごめんな」 「……甘奈たちのためにお仕事してくれるのは嬉しいけど、大好きな人が倒れたらどれだけ心配になるか分かるよね?」 ああ、彼女がこんな顔をしているのは── 「ごめん、甘奈……」 あの時と違うのは、甘奈に抱き締められたこと。それから、涙塗れの彼女の顔がすぐ目の前にあったこと。 甘奈は俺の代わりに泣いてくれた。ごめんな、と何度も頭を撫でた。
9 21/07/07(水)00:47:45 No.820851442
「甘奈ー、いるか?」 「はーい☆」 「ああ、お疲れ様。ごめんな、色々やってもらって。社長からも帰るように言われたから今日は上がるよ。甘奈ももう上がりだろ?」 「うん☆プロデューサーさんがまた倒れたりしないように、甘奈がちゃんと見てるからね☆」 「ははっ、頼もしいな」 静かな雨。二人の傘がぱっと咲いた。 「あ、そうだ!プロデューサーさん、今日は甘奈がプロデューサーさんを家まで送るね☆」 「あ、甘奈!?それは……」 「……プロデューサーさん、安静にしないとめっ!だよ!家でも仕事しようとしてる真面目な誰かさんを見張る人がいないとね☆」 「はは、お見通しか……。でも甘奈、遅くなるなら家に……」 「だいじょーぶ、今日はお泊まりするって言ってるから☆プロデューサーさんの家なら安心だってお父さんもお母さんも言ってるし」 本当にフットワークが軽い。ご家族も俺を信頼してくれているのだろうか。ありがたいことだが交際しているのを隠しているのが申し訳なくもなる。 「そうか……。俺からも後で連絡しておくよ」 傘を並べて、世界から切り離されたみたいな二人。雨は静かに降っていて、二人の音を傘の中に閉じ込めた。
10 21/07/07(水)00:49:14 No.820851925
ちゆ…
11 21/07/07(水)00:49:51 No.820852109
悔しいちゆ…
12 21/07/07(水)00:54:18 No.820853449
千雪さんからの提案です 今日はみんな頑張ったのでプロデューサーさんをシェアしたいと思うの
13 21/07/07(水)00:57:56 No.820854523
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