虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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21/07/06(火)22:32:30 「海は... のスレッド詳細

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21/07/06(火)22:32:30 No.820802901

「海は毎年行ってるけどプール行くのは久しぶりだねっ!」

1 21/07/06(火)22:33:15 No.820803303

水着に着替えたタンホイザは目の前のプールを前に張り切って準備運動をしていた。 せっかくの夏休みだからとトレセン学園から電車で少し離れたレジャープールに来ている。 合宿所にはない水のアスレチックやプールサイドでしか食べられないスイーツを取り扱った飲食店などタンホイザにとってももちろん自分にとっても気分転換になる場所だと思う。 ただ出発前、体調を崩しやすい分かき氷やアイスは食べ過ぎない様に来る前に釘を刺して、あとプールに入りすぎて身体が冷えて気分が悪くなったり太陽に当たりすぎてめまいがしたらすぐ呼んで欲しいと注意している。 新調した水着をいつも使っているスポーツバックに入れながらタンホイザの返答は「心配性だねぇトレーナーさん。でも無理はしないし、気分悪くなったらちゃんと頼るから安心して欲しいな」と言いつつ最後に「ありがとうトレーナーさん。えへへ……」とだけ付け足してくれた。本当にいい子だと思う。 自分にはもったないと思ってしまうぐらいに。

2 21/07/06(火)22:34:09 No.820803699

「あのね。トレーナーさん」 準備運動を終えたタンホイザがこちらに寄ってきた。 「どうかな水着。おかしくないかな?」 暖色系で明るめのビギニに身体を冷やしてはいけないからと渡したタンホイザの髪色とお揃いの栗色の水着用パーカーを羽織っているタンホイザは普段夏合宿で着ている学園が指定したスクール水着を見慣れていると嫌でも華やかに感じてしまう。 「その……。すごく似合ってる」 タンホイザの体型は正直なところ平均値辺りだと思ってる。大きすぎず。かと言って小さくもない。女性の体型として主張すべきところはきちんと主張している、そんな感じ。でもそれがタンホイザに似合ってるとしか言いようがない。普通だからこそ間違いなく催してしまうものはある。

3 21/07/06(火)22:34:20 No.820803783

「えっ!本当~?えへへっ。よかったぁ。頑張って選んだ甲斐があったなぁ」 嬉しそうに笑うタンホイザの肩を掴んでじっと見つめる。 「うん。すっごい似合ってる。なんだろうな。他の人に見せたくない」 「ト……トレーナーさん……ちょ、ちょっと?」 「タンホイザ今帰ろう。すぐに帰ろう。その水着は俺の部屋の中だけで着て」 「トレーナーさん!落ち着いてよ~!まだ来たばっかりだから!」

4 21/07/06(火)22:34:52 No.820804036

タンホイザの勧めでシャワールームで頭を冷やして合流した後に一緒に一通りプールで泳ぎ、少し休憩しようという事でタンホイザをプール際のパラソルのついたテーブル席で休ませて自分は一人、屋台でラムネと一緒に食べれるかき氷を買っている。 時刻は正午をようやく回った頃だろうか、お休みという事もあってすでに人で込み合っている。 プールは波面よりも人、人、人。人と……所々ウマ娘で埋め尽くされていた。 子連れも多く、これじゃ迷子も多いだろうなとぼんやり考えつつタンホイザの休んでいるパラソルの元に戻ろうとした時。 『○○町よりお越しの○○君の保護者様~』 と迷子用のアナウンスが流れた。うんうん。やっぱりはぐれた子が出てくるよね。 そして続けてアナウンスが響く。 『○○市よりお越しのマチカネタンホイザ様のお連れ様~』 おかしいなあ。タンホイザはパラソルの下で休んでいるはずだけどなあ。 と考えながら待ち合わせのパラソルの元までやってきたが……タンホイザがいない。 見本にしたくなるほどの奇麗な二度見をしたのち、 頭を振るとかき氷が零れないように、あとプールで走らないように急いで迷子センターまで向かった。

5 21/07/06(火)22:35:31 No.820804297

迷子センターに着くと小学生ぐらいの男の子だろうかタンホイザと一緒にしょんぼりと俯いてベンチで座っている。 「あっ!トレーナーさん!」 タンホイザがこちらに気が付いた。パッと顔が明るくなって座ったまま自分に向けて大きく手を振っている。 「どうしたんだタンホイザ。大丈夫?」 近寄ってきたプール施設の職員さんにお礼を言いつつ、タンホイザにラムネを渡して事情を聴いてみる。 「いやそのぉ……。実はね……」 「あっ、お姉ちゃん。お兄ちゃん来たんだ。よかったね」 タンホイザと一緒にしょんぼりとしてた男の子が言う。 話を聞くとどうやら休んでいたら男の子がお母さんとはぐれて泣きそうになりながら歩いていたのを放って置けずに 一緒に周りを歩いて声を掛けつつ探してから迷子センターに向かっていたらしいのだが……。

6 21/07/06(火)22:36:06 No.820804560

「でも、迷子センター探してたらお姉ちゃんも一緒に迷子になっちゃって」 「うぐっ」 「結局さ、途中からボクがお姉ちゃん引っ張ってここまで来ることになってね」 「はうっ」 「お姉ちゃん。次からはボクがいなくてもしっかりしてね」 「ううっ……。ごめんねぇ……」 しっかり者のお姉ちゃんとして振舞おうとして見事失敗しメンタルにダメージを受けたタンホイザの頭を優しく撫でつつ、男の子にお礼として自分用に買っていたラムネを渡す。 よほど喉が渇いていたのだろうか。タンホイザとラムネを美味しそうに飲んでいる男の子を横目で見つつセンターの出入り口付近を見回す。 タンホイザは待ち人と巡り合えたがどうも男の子の待ち人はまだ訪れそうにはない。 せっかくなので男の子のお母さんが来るまで待っていることにした。

7 21/07/06(火)22:36:40 No.820804783

タンホイザは結構子供に好かれる。穏やかで緩やかなところが好かれるのだろうか。 ただかなり抜けているところが多いタンホイザなので、遠慮がない子供に直球ストレートでダメなとこを射抜かれるのもいつものことだった。 それでもそんなタンホイザは子供が好きだし、子供もタンホイザを見て懐くのだろう。 だからこうして迷子が中々来ないお母さんを待って泣きそうになってもそっと肩を抱いて一緒に揺れて落ち着かせて励ましたり、迷子たちと歌を歌って上手く打ち解けていけるのだと思う。 この日の迷子たちは泣きべそをかくこともなく去り際にみんなタンホイザに向かって手を振ってから帰っていた。

8 21/07/06(火)22:37:46 No.820805236

「いやあ。すごいですね。彼女さん」 何人目かの迷子とさよならをしているタンホイザを見たセンター職員の方が自分に話しかけてくる。 「どうでしょう?夏の間だけでもここで働いてもらえるように提案してもらえませんか」 「いやあ、まだ彼女、現役ウマ娘なのでちょっと……」 「そうですか……。惜しいなぁ。ここまで迷子と打ち解けられる人も珍しいですから」 昼下がり、ようやく男の子のお母さんがやってきた。 どうやら入れ違いで迷子センターに来てしまって今までプールの外まで探していたようだった。 最初に来た時、電話番号を教えていたはずだったが、焦っていて番号をミスって伝えてしまったようで何度も申し訳なさそうに迷子センターの職員さんに謝っていた。

9 21/07/06(火)22:38:43 No.820805657

「本当にありがとうございました。ほら、お兄さんとお姉さんにお礼して」 「うん。ありがとう。お姉ちゃんとラムネのお兄ちゃん。次はお姉ちゃんも迷子にならないでよね」 生意気そうに答える男の子にまったくと呆れながらもお礼を言うお母さんに 「いえ、ほとんどタンホイザ……。彼女のおかげですから」 と言ってタンホイザに目を遣る。 本日の主役はよかったねぇと言って男の子の頭を撫でていた。 「本当にご迷惑をおかけしました……。奥様に大変お世話になったみたいで……」 一瞬。タンホイザが完全に固まった。 「お……。奥様……奥様……。へへへ……」 「タンホイザ!?タンホイザ大丈夫?」 最後に上の空になったタンホイザを残してこうして夏休みの一日は終わった。

10 <a href="mailto:おしまい">21/07/06(火)22:39:18</a> [おしまい] No.820805897

窓から見えるアスファルトの道路がオレンジに染まって、空は青が薄まって白と橙が混ざる夕方。 ガタンゴトンと列車がゆっくりと揺れる音だけが響く。 朝ははしゃぎながら窓の外を見ていたタンホイザだが、今は自分の肩に頭を乗せて気持ちよさそうに寝息を立てて寝入っていた。 朝は泳いで、昼からは子供たちと遊んで疲れたのだろう。 今日は半分ぐらいプールではなく、迷子センターで過ごしたようなものだったが、帰り際、タンホイザは「今日は本当に楽しかった~!」と言ってくれた。 彼女が楽しかったならよかったとタンホイザの少し湿っている栗色の髪を撫でながらつくづく思う。 タンホイザが寝ているから自分はちゃんと起きておかないとなとあくびを噛み殺して横目で車窓を眺める。 どうやら列車は海岸線にさしかかったようだ。 夏合宿までは時間はまだまだある。 今度はタンホイザとどこに行こうかと考えながら二人だけの車両で静かに肩から聞こえる寝息と寝言をのんびりと聴いていた。 「えへへ……。奥さん……。トレーナーさんの……。」

11 21/07/06(火)22:40:51 No.820806584

早く実装しろーっ!

12 21/07/06(火)22:40:54 No.820806615

マチタンかわいい!

13 21/07/06(火)22:41:04 No.820806680

甘いよー

14 21/07/06(火)22:41:09 No.820806721

地味に奥さん呼びに喜んでるがその前に彼女さん呼びされても全くトレーナーが否定するそぶりもない…公認だわ…公認なんだわ…

15 <a href="mailto:s">21/07/06(火)22:41:53</a> [s] No.820807032

fu140684.txt 前回です

16 21/07/06(火)22:42:53 No.820807444

マチタンのイチャイチャ怪文書でしか救えない命がある

17 <a href="mailto:おまけ">21/07/06(火)22:44:37</a> [おまけ] No.820808182

まだ人が混んでいない朝のプール。 建屋の隙間の物陰にタンホイザと密着して向かい合っている。 「苦しそうだねトレーナーさんの水着の中……」 タンホイザの水着を見てからどうしても収まりが付かない自分を見つけたタンホイザが慌てるように自分の手を掴むと連れてきたのがこの隙間だった。 何とか二人分が向かい合う空間があるぐらいで互いの息が嫌でも身体に当たってしまう。 「うーん。どうかな……?」 水着の上からタンホイザの手が形に添うように優しく上下に撫でられる。

18 21/07/06(火)22:45:42 No.820808654

少しずつ手の速度が速くなって比例するように水着のズボンのシミがちょっとずつ広がる。 視線を自分の下半身からタンホイザの顔に移すとこっちを見上げる。 ストロークで気持ちよくしてる得意げな表情と子供をあやすような優しげな表情がミックスされたタンホイザの顔が見えたところで限界が来た。 勢いよく水着のズボンの中に噴き出す。ズボンのシミが大きくどんどん広がって、出し終わってから気が付くと優しく触れているだけだったタンホイザの手が竿を握るように掴んでいた。 タンホイザ?と俯いている彼女に声を掛けると、 「あっ……ちょっと待ってねっ……トレー……ナーさん……っ」 小さく震えているようだった。太股がいつの間にかこすり合わせるように閉じられて内股になって股の付け根と水着の間から盛大に漏らしたかのように液体が伝って膝まで流れて地面に垂れると陰になっているアスファルトの上に点を作っていた。 恐る恐るタンホイザの身体を抱きしめる。 溶けるような声で「あっ……っん……」と聞こえた後タンホイザは力が抜けたのかこちらに身体を預けてもたれかかってきた。

19 21/07/06(火)22:46:01 No.820808804

少しの間、お互い無言で吐息と心音だけを聴くように抱きしめ合っていた。 「あっ。これは大事なこと言うの忘れてた!」 物陰から出た後に、くるりと半回転して手を後ろで組んでタンホイザがイタズラっ子のようにクスリと笑う。 「プール入る前にもう一回ちゃんとシャワー浴びようねトレーナーさん❤」

20 21/07/06(火)22:46:26 No.820808978

ウワ

21 <a href="mailto:s">21/07/06(火)22:46:46</a> [s] No.820809136

エロ怪文書ムズカシイネ… 書ける人すごいわ…

22 21/07/06(火)22:46:59 No.820809192

みずぎよごしちゃった…

23 21/07/06(火)22:47:42 No.820809475

マチタン怪文書を書いてる身としても参考になっていい…

24 21/07/06(火)22:47:43 No.820809478

ウワーッ!やることやってるー!

25 21/07/06(火)22:48:38 No.820809862

26 21/07/06(火)22:49:05 No.820810044

>ウワーッ!やることやってるー! 奥さんだからね

27 <a href="mailto:s">21/07/06(火)22:49:26</a> [s] No.820810188

>マチタン怪文書を書いてる身としても参考になっていい… なんともドーテー丸出しみたいな文ですが参考になると嬉しいです…

28 21/07/06(火)22:51:18 No.820810902

>早く実装しろーっ! 星3でもいいから実装しろーっ!

29 21/07/06(火)22:53:33 No.820811803

>彼女が楽しかったならよかったとタンホイザの少し湿っている栗色の髪を撫でながらつくづく思う。 距離感が近い!

30 21/07/06(火)22:54:55 No.820812310

ウワーッ!ウワーッ!ウワーッ!

31 21/07/06(火)22:54:56 No.820812318

ウワーッ!オレがちいかわみたいになってる!

32 21/07/06(火)22:56:24 No.820812878

いけーっ!理事長最後の大物ーっ!

33 21/07/06(火)23:04:48 No.820816194

こいつらうまぴょい済みなんだ!

34 21/07/06(火)23:09:20 No.820817882

このマチタン、ネイチャはどう思う?

35 21/07/06(火)23:09:53 No.820818113

かーっ!見んね!イクノ!

36 21/07/06(火)23:11:52 No.820818867

この普通に可愛い女の子がちゃんとやる事やってる感がたまらん…!

37 21/07/06(火)23:14:21 No.820819856

ちょっと運がなくて身体が弱い普通の女の子いいよね…

38 21/07/06(火)23:21:23 No.820822481

パンツ脱いだ

39 21/07/06(火)23:23:40 No.820823305

>「タンホイザ今帰ろう。すぐに帰ろう。その水着は俺の部屋の中だけで着て」 こういう脳味噌がうまだっち一色な描写は私性合!

40 21/07/06(火)23:28:43 No.820825115

最近タンホイザ文書増えて満面の笑み

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