21/07/04(日)01:15:46 泥のか... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1625328946513.jpg 21/07/04(日)01:15:46 No.819817935
泥のかわいい新宿 https://seesaawiki.jp/kagemiya/ https://zawazawa.jp/kagemiya/
1 21/07/04(日)01:21:53 No.819819984
ステフはかわいいっすね
2 21/07/04(日)01:26:49 No.819821653
みんなかわいいっす なのでフェイカーにさらわれるっす
3 21/07/04(日)01:27:16 No.819821775
泥の名OP
4 21/07/04(日)01:47:01 No.819827818
人工衛星泥を練ってるっす 機械鎧ちゃんの仲間も増えそうで楽しみっす
5 21/07/04(日)01:50:51 No.819828986
>人工衛星泥を練ってるっす >機械鎧ちゃんの仲間も増えそうで楽しみっす マジっすか めちゃくちゃ楽しみにしてるっす
6 21/07/04(日)02:06:36 No.819833470
「こっちはどうだい?渡れそうかな、イリーナ」 女性として強烈な豊満を誇る肉体をゆさりと震わせ、常闇の中を流れる川を観察していた背中にホロシシィは問いかけた。 こちらはかの魔女ほど豊かな体つきではない。ホロシシィよりひとまわりは小さかった。 …魔女の上背が群を抜いて高いだけで彼女も女性としてはそう低いものでもなかったが。 声をかけられた色素の薄い女は振り返るとふるふると首を振り、土手から向こうを指差した。 「わーお。霊墓アルビオンの地下でも見かけないような魔獣が屯してるねぇ」 「倒せはします。しかし数が多いです。何より駆逐することに意義を感じません」 「同感だ。あんなのを相手取るのは食指が動かない。何よりあの醜さが我慢ならないな」 そこは通常の人類史であれば隅田川と呼ばれるはずの日本の一級河川だった。 今は見る影もない。水とも思えぬ汚液が川を降っていくのは悪夢としか思えず、そして─── 「あ、こっちに気づいたね」 「温めますか?」 「そうだね。追ってくる先頭の2,3匹さえ始末できればいいよ。長居は無用、さっさと迂回しよう」
7 21/07/04(日)02:06:47 No.819833511
そう言って土手を駆け下るホロシシィをちらりとその涼し気な視線で見送ったイリーナは再び前を見据える。 河川上空を飛んでいた毒虫はふたりの存在───いや、新鮮な肉に気がついた。齧り付こうと猛然とやってくる。 それに対してイリーナが取った行動といえば、毒虫たちが到達するより前に空中を大きくその爪で引っ掻いただけだった。 それで何か魔力を帯びたものが飛んでいったわけではない。イリーナはすぐさま踵を返してホロシシィの後を追っていく。 ふたりはただの人間と比べれば桁違いに早かったし、実際にただの人間ではなかった。 だがそれよりも毒虫たちの飛翔速度の方が速い。追いつかれるのは時間の問題のように見えた。 が───。 イリーナが爪で凪いだあたりの空間を毒虫が通過した途端、まるで細いワイヤーの網へ高速で突っ込んだようにその身がバラバラに引きちぎれる。 後続も同様だ。ミキサーにかけられたかのよう。先程までふたりがいたあたりへ毒虫の汚らしい体液が盛大に撒き散らされた。 「ヒュー、なかなかどうしてまだ衰えてないね」 追いついてきたイリーナをからかう口調にもイリーナは応じずぼそりと呟いた。 「はあ。食事がしたい」