虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    21/07/01(木)02:25:07 No.818814498

    話題のVRを、トレーナーさんと一緒にやってから数ヵ月。あの時の告白で人からは好奇の目線を向けられるようにはなったものの、隣に私の手をつなぐトレーナーさんがいるからそんなに気にしたことはなかった。スぺちゃんとかキングとかは祝福してくれたし、これまでの友人も変わらずに接してくれている。…やけに二人きりにされること以外は。 まぁ別に嫌じゃないけどさ、なんて言葉が喉を出かかるも押し戻す。それのおかげでもらった特典もある。あの時のVRの家庭用の試作だ。と言ってもほとんど実物に近いものであり、ゲームのデータ自体もそのままそっくり再現されている。 またゲームをプレイするべく自室へ向かいながら、今度こそ、あの時の仕返しだなんて燃える私をよそに、温かい手を返すトレーナーさんはやけにかっこよく見えた。 VRゴーグルをかけ、またあの世界へと飛ぶ。どうやら位置はセーブされるらしく、この前の探索した草原に一人で立っていた。

    1 21/07/01(木)02:25:19 No.818814516

    「おお~、やっぱり最初は慣れませんな。…にしても、トレーナーさんが、いない…?…ミスワープで何処かに飛ばされちゃったのかな。…最初の目標、けってーいと。」 一人いなくなったトレーナーさんを探して、草原を当てもなく進む。どこかに手掛かりがあればいいがと思いながら歩いていると、ふと気を引かれる洞窟があった。 「…ま~、ここにいるかもしれないし。いいよね、少しぐらい…」 そう言いながら、暗闇へ身を投じる。 中は普通の洞窟らしく、でこぼこした地面と壁に不釣り合いな光るコケがびっしりと生え、なんだか幻想的な雰囲気を醸し出していた。奥へ歩を進むと、モンスターらしき人影が見える。 「最初のエンカウントって感じ?ゲームらしくなってきたね…!」 そう思い魔法を出す準備をする。と言っても大した魔法は使えないが、あれぐらいだったら…。

    2 21/07/01(木)02:25:33 No.818814543

    そう思って対峙したときに、私は後悔した。あれはどう見てもトレーナーさんだ。普段と違う様子だとすれば、我慢しているような目つきに…普段はその存在を見せない、明らかな膨らみ。それでうろたえて居る私に、ぎらりと目が襲い掛かる。まるでメデューサにでも睨まれたみたいに体を動かすことが出来ず、そのままトレーナーさんに押し倒された。 「きゃっ…と、トレーナーさん?…ですよね?大丈夫…ですか?」 びっくりと恐怖がにじんだ汗がじっとりと頬を伝う。明らかに様子がおかしいトレーナーさんは、鼻息を荒くしながら私の唇にかぶりついた。 「んむっ!?…む…♥…ん…♥」 トレーナーさんの口から、何かが流し込まれる。それを拒むこともできず、飲み込んだ傍から体が熱く火照ってくる。状態異常だと気付いたのは、完全に絆されきった後だった。 「…と、とれーなーさん…なにを…!?」 頭がぐずぐずに解ける。目の前のトレーナーさんが、なんだかかっこよく見えて。そうしているうちに、下半身を脱がされて抵抗できずに指を受け入れる。ぐちぐちと優しく、それでいて乱暴な責めにさしもの私も簡単に堕ちてしまい、喘ぐだけしかなくなった。

    3 21/07/01(木)02:26:04 No.818814607

    「んっ♥あっ♥ふぁっ♥だめですっ♥とれーなしゃんっ”♥」 情けなく嬌声を上げながら、乱暴ではあるが好きな人に責められ高ぶっていく。理性の階段も飛び飛びになり、最終的には抱き着いて何かをねだることしかできなかった。そうして、もう何度目かもわからない絶頂を迎える。 「んんっ”~~~…・!!!♥」 だらしなく体をトレーナーさんに預けて、ただひたすらに快感を求める。ゲームの中であったとしても、幸せな麻薬に浸るほかなかった。そうしてひとしきり終わった後、トレーナーさんが下半身を露出させて私に照準を定める。 「フーッ…フーッ…」 「…と、とれーなーさん…♥…すこし、おちつきましょ…?」 一瞬そのまま受け入れそうになるも、鋼の意志でなんとかしのぎトレーナーさんに正気に戻るように言葉をかける。それが功を奏してか否か、トレーナーさんの目は徐々に落ち着きを取り戻していた。 「…あれ、俺はここで…なに…を…」

    4 21/07/01(木)02:26:22 No.818814638

    れがいけなかったのかもしれない。目の前の状況で落ち着きが焦りへと変わり、急いでその場から離れる。ただ一つ大きく主張するそれを除いて、トレーナーさんはほとんど正気を取り戻していた。 「…わざとじゃないんだ、スカイ。これは…その、バグっていうか…」 そう言いながら弁明するトレーナーさん。なんだかいつもとは立場が逆で、これは楽しまなきゃ損だな。と思い、あえて強気に向かう。 「…へぇ~…♥…こーんなにおっきくして、なにがしたかったんですか…♥」 そういって、慣れない手つきでそれを触る。あったかい、かたい。そんな感覚が手を通して脳に伝わる。心臓が大きくどくん、どくんと高鳴り、私の緊張状態を隠すことも難しくなってくる。 「あぐっ…ま、待って。離して。今やばいからっ…」 そういって狼狽えるトレーナーさんが、なんだか愛おしくて。その意志に反して、くちゅり、と先端をいじる。離した指先が糸を引いて、まるで橋のように伸びて地面に落ちる。何度も繰り返しているうちに、トレーナーさんのは一回りも大きくなる。

    5 21/07/01(木)02:26:48 No.818814698

    「…出るん、ですね…♥…いいですよ、い~っぱい出して、楽になりましょうね…♥」 そういってさらに刺激を与える。瞬間、迸る滝のような白濁が一斉に飛び出し、地面を白く汚していく。何度かの余韻の後、トレーナーさんは息を切らしながら私にこう話す。 「…ごめん、スカイ。収まりが、つかないんだ…ごめん…!」 そういって、また私を押し倒した。トレーナーさんは私を求めて、熱を執拗にこすりつける。先ほど射精したにもかかわらず、いやむしろ先ほどより若干大きくなったそれを見つめて、私は期待してしまった。 「…だいじょうぶ、ですよ…♥…私で、楽になってください…♥」 普段なら顔に火が出て言えないようなセリフも、この状況だと不思議と興が乗ってしまい口を滑らせる。それに最早我慢をしなくてよくなったトレーナーさんは、一気に私へそれを突き立てる。 「ぐっお”っ!?♥」 初めて感じる、トレーナーさん。あったかくて、おっきくて、かたくて。私の体の奥を、こんこんと叩いているのが伝わってくる。優しくも力強く私の肩を抱き、その心地よさに脳がしびれる。

    6 21/07/01(木)02:27:35 No.818814784

    「とれっ♥なーっ♥さんっ♥もっとっ♥ゆっくりぃっ♥お”っ♥」 「…スカイ好きだっ…!スカイっ…!」 私を求めて、ぐじゅりぐつりと卑しい水音が洞窟内に鳴り響く。そこはダンジョンでもなんでもない、二人の思いがけない逢瀬の時間。またはオスとメスが交じり合う交尾の空間。| 「あぐっ♥いぐっ♥いっちゃいますからっ♥とれーなっ♥さんっ♥」 「…スカイっ…俺との子供、作ろう…!」 「ひっ♥そんなとつぜんっ♥はいっ♥つくりますっ♥つくりましゅっ♥とれーなーさんとのこどもっ♥だからっ♥」 その言葉を合図としてか、抽挿が早まる。言葉を紡ぐ余裕もなくなり、ただ単に快楽に溺れる私。キスを交わして、喘いで。またキスを交わして、また喘ぐ。そのローテーションが終わりを告げたのは、三度目の口づけの時だった。 「んむっ”♥んん”っ~~~…・!!!♥」

    7 21/07/01(木)02:27:47 No.818814816

    キスされたまま、腰を思い切り奥へ突きこまれる。瞬間、トレーナーさんのものが脈動するような感覚を受けて、深く絶頂に達する。びゅるるるるる、びゅくり、どくどく… そんな感覚が続いたかと思うと、また抽挿が再開される。どうやら、この快楽地獄はトレーナーさんが収まるまで終わらないようだ。…そうなる前に言葉を、これだけはと言う。 「…とれーなーさん…♥せきにん、とってくださいね…♥」 「…もちろん、だ。」 そういってまたキスをして、私たちは夢の世界へと溶けていく。

    8 21/07/01(木)02:28:01 No.818814849

    行為がひとしきり終わり、ぐったりとする私をよそにトレーナーさんは何かを発散したような晴れやかそうな顔をして伸びをする。当然のように私を気遣いながら、なんとか足腰が立つまで見守ってくれた。 …ただ、私は気づいていなかった。その時起きていた事実に。 大量に出されたトレーナーさんの精子が、競争をするがごとく子宮を経て卵管へ押し寄せる。あっけなくも番のメスの卵管は卵子を吐き出す。最後の抵抗と言わんばかりに、卵子の殻が大量の精子の攻撃をしのごうとする。だが、それは最早意味をなさず、全く抵抗できないまま入ってきた遺伝子に敗北し受精する。受精卵がつかなければ良かったが、相性の問題なのか強さの関係なのか、抵抗が出来なかった。 「…んっ…♥…な、なんだろ…?」 そのまま受精卵は、抵抗空しくぷちゅり♥と着床し、子を成す準備を整えてしまった。その感覚が伝わって、私の心を中をこう支配する。 (…あぁ、また、負けちゃったんだ…♥) その受精卵は本物ではない。本物ではないにしろ、トレーナーさんを想う気持ちと相まって私を弱らせるには十分すぎた。

    9 21/07/01(木)02:28:17 No.818814878

    その後VRを終了した私たちは、気まずくなってしまう。それもそうだ、ゲームの中とは言え担当と交わってしまったから。その罪悪感を切ったのは、私の言葉。 「…VRもいいですけど…♥リアルのセイちゃんも、食べてみませんか…?♥」 「…いいんだな。」 そういって床に押し倒す。幸い、部屋の周りには誰もいなさそうだった。 「…はい。…責任、取ってくれますよね…♥」 「…もちろんだ。」 そういってキスを交わし、私とトレーナーさんの部屋は、ゲームの時のように獣の交尾する場所へと変化した。 その後無事URAを走り抜け、打倒覇王に燃えているころ、私が体調を崩した。病院で診てもらうと、どうやらあの時部屋での交わりの際にあたっていたらしく、新しい生命が宿っていると医者に告げられる。

    10 21/07/01(木)02:28:29 No.818814907

    そのような状態ではとてもレースなどには参加できないため、私も了承して引退を発表した。周りからは様々な邪推をされたが、友達に支えられ今の生活を作っている。 「トレ…あなた、ご飯できてますよ~。」 「ああ、ありがとう。ほらミライ、一緒に食べよう。」 「やだよー!私もうそんな年じゃないし!じゃあ行ってきます!!」 勢いよく飛び出した私の娘を見送り、扉が閉じる。それを見計らって、今の旦那様とキスを交わす。 「…ふふ。ミライもだいぶ成長したね。すくすく大きくなっちゃってさ、私よりおっきくなったときはびっくりしたよ。」 「…そうだな。髪もだいぶ伸びた。元気に成長して、俺もうれしいよ。」 「…それで、さ。そろそろ余裕もできたじゃないですか…その、もう一人…」 「…今日の夜、な。仕事、早めに終わらせよう。」 「…はい…♥」 二度めとなる、愛をはぐくむ作業。その約束をして、私たちはトレセン学園へ向かった。幸せトレーナーとサブトレーナーの、学園の看板として。

    11 21/07/01(木)02:29:02 [s おわり] No.818814982

    筆が乗りに乗ってしまって乱立みたいな形になったけどごめんね fu126079.txt 前回のやつ

    12 21/07/01(木)02:29:21 No.818815021

    ウワーッ!続編!

    13 21/07/01(木)02:31:16 No.818815304

    ありがとう…ありがとう…

    14 21/07/01(木)02:43:21 No.818816745

    セイちゃん結局負けてる…

    15 21/07/01(木)02:48:30 No.818817342

    VRでも負けてる…

    16 21/07/01(木)02:49:55 No.818817472

    いざするとなると激しいよなこの二人…

    17 21/07/01(木)03:07:23 No.818819313

    VRでも本当にしてるかと思ったが…でもやっぱり現実に交わりたいよね

    18 21/07/01(木)03:08:06 No.818819379

    もっと理性がもたなくてもいいぞ

    19 21/07/01(木)03:32:15 No.818821601

    在学中に生ぴょい…!?