21/06/30(水)20:54:26 「ボゴ... のスレッド詳細
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21/06/30(水)20:54:26 No.818705427
「ボゴゴガボガガガボ!!ブボボバ!!?」 バカねウオッカ…水中じゃ何言ってるか全然分かんないじゃない… ───── 思えば、アイツは昨日の夜から少し様子がおかしかった気がする。 部屋に戻るなり「おおお前、あ、明日17時ごろ空けとけ」ってだけぶっきらぼうに言い放って両手で自分の頬をパシパシと張ってそのまま寝てしまった。 朝は珍しくアタシより早く起きていなくなってるし、日中も妙にソワソワして避けられてるような様子。 約束の時間が近づいてきたからトレーナーに基礎練だけで切り上げさせてもらって待ってたら「西校舎の空き教室来い」ってだけLINE… 呼びつけて歩かせて何なのよ、って文句の一つでも言ってやろうとドアを開けたら教室は水没していた。
1 21/06/30(水)20:55:18 No.818705746
───── 「ゴボバボバガバ!!バボボガア!!」 だから水中じゃ何言ってるかわかんないわよ…ほんとバカね… …嘘。 おかしかった挙動、シチュエーション、…コイツの真っ赤な顔、必死な眼差し。どれだけ鈍感な子でもわかる。 教室を水で満たしたのは、コイツなりの照れ隠しなんだろう。 「…ゴメンね、待たせて」 「ブボッ、ガババボバ!!!!」 頬を手のひらで包む。 なんて、儚い。そよ風にも破かれてしまいそうな薄絹の肌触りからは、普段の粗暴な仕草も憎まれ口も想像できなかった。 「女の子…なんだよね、アンタも」 「ゲバッ!」 りん、と、ウオッカの足枷が重く涼やかに鳴いた。
2 21/06/30(水)20:55:58 No.818705986
「ほんと、形から入るタイプよね」 苦笑して足枷を引き千切る。 照れ臭さに耐えきれなくなったのか、泳いで逃げようとする彼女の細い身体を後ろから抱き留めた。 「グゴボ!??!?!!?!??!?!?」 「こーら、返事がまだでしょ」 腕からウオッカの強すぎる鼓動を感じる。このまま強く抱き締めたら壊れてしまいそうなほどに。 「ね、こっち向いて」 「…カ゜…」 「ほん…ッとバカね、ウオッカ。 …好きよ」 答えはシンプルに。紡いだ言葉の熱も冷めぬままに、唇を重ねた。
3 21/06/30(水)20:56:22 No.818706117
「いやあ無事酸素が供給されて良かったねえ!ご覧ゴールドシップ君!実験は成功だ!水を得た魚のように…と言っては皮肉かな!?彼女スカーレット君を抱えて泳いで窓を突き破ったよ!まったくウマ娘の火事場力というものは計り知れない!」 「お前これ犯罪だかんな」 ウオスカ告白編 水中ver 完
4 <a href="mailto:s">21/06/30(水)20:56:40</a> [s] No.818706253
百合が大好き