ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/06/29(火)05:53:29 No.818191938
※ニシノフラワー育成怪文書の3次創作です ※温泉旅行(DMM版)の後からスタートする独自解釈です
1 21/06/29(火)05:53:50 [1/5] No.818191963
世の中には2種類の大人がいる。 悪い大人とそうじゃない大人……俺は言うまでもなく前者だ。 中央のトレーナーに就任して初めて受け持った子は飛び級入学した天才少女で、 彼女の才能を殺さないよう注意し、彼女の人間関係をも利用し、時に引退までちらつかせて走らせてきた。 俺のやってきたことといえば彼女の尊敬する年長者として堂々と振る舞う程度のことだ。 フラワーはそんな見栄だけ取り繕った大人を信じ、立派に結果を残してきた。 もう、解放されてもいいはずだ。 『次の選抜レースで新人をチームに加えるつもりだ』 そうだ。今度こそ俺は真っ新なトレーナーとしてスタートを切るんだ。 『君はまだ若い。可能性と伸びしろに満ちている』 フラワーだってこんな男に引っかかっている時間は人生の損失というほかないではないか。 『だけど…この先もずっと、一緒にいてくれないか』 ……どの口がそんなことを言う? そんなことを言えばフラワーがどんな反応をするか分かりきっているのに。 素直に彼女の為すがままにされていればいいものを…俺は最後まで虚勢を貫き、まだ幼い少女を抱いた。
2 21/06/29(火)05:54:17 [2/5] No.818191989
万一の事態に備え、虚勢に虚勢を重ねた悪い大人の知識は功を奏した。 痛みもあっただろうに、彼女は恍惚の波に飲まれたまま気を失ったようである。 まだ硬いままの男根を引き抜くと、彼女の入口はぱっくりと開いたまま快楽の余韻を垂れ流していた。 当然の反応だ。薬が効いているうちに致したのだから、まだ閉じようとする筋肉も働いてはおるまい。 今夜限り、自由に使えるならもう一戦……という気には到底なれなかった。 幸い入口に目立った裂傷や炎症は無いようだ。 垂れ流される液体に紅いものが混じっていたが…致し方なし。 俺は温水で濡らしたタオルで丁寧にフラワーの躰を拭き、汚らわしい体液を掬い出し、浴衣を着せる。 下着は濡れていたし、メンコは元々つけて来ていなかったのでこれは勘弁してもらおう。 汚れていない布団にフラワーを横たえ、静かに布団をかけた。 「ごめんな、フラワー」 なんの慰めにもならない懺悔は闇に溶けて消え……る、はずだった。
3 21/06/29(火)05:55:08 [3/5] No.818192029
皆さんには話していなかったんですが、あの初体験のお話にはちょっとだけ続きがあります。 ふと眠りが浅くなって目を覚ましたとき、私の隣にはトレーナーさんが居ました。 『ごめんな、フラワー』 小さな呟きでしたがすぐ近くにいた私の耳にははっきり聞こえました。 暗闇で、寝ぼけまなこだったせいでよく見えませんでしたが、トレーナーさんはとてもつらそうな顔をしていました。 そんなトレーナーさんを見ていられなくて……私は手を伸ばし、トレーナーさんの手を握ったんです。 『起こしちゃたか。まだ寝て…』 『謝らないでください』 『……ごめん』 トレーナーさんが強く拳を握りしめるのが分かりました。 こんなことになったことを、やはり後悔しているんでしょうか? トレーナーさんは優しいから、私のワガママごと包み込んでくれたんでしょうか? ……トレーナーさんが全部話してくれないのは、私がまだ頼りない子供だからでしょうか? 『トレーナーさん…ひとつ、ワガママを言ってもいいですか?』 『いいよ。いくらでも聞こう』
4 21/06/29(火)05:55:45 [4/5] No.818192057
『トレーナーさんが思っていること、全部、教えてください。どうしてそんなにつらそうな顔をしているんですか?』 『気のせいだよ』 『じゃあ私が、トレーナーさんを……傷付けていませんか?』 『違う。それだけはない』 『私も…謝られる覚えがないんです。ですから教えてください』 『トレーナーさんは、どうしてそんなにつらそうなんですか?』 私の言葉を最後に、部屋は沈黙で満たされました。 トレーナーさんの手が汗ばむのを感じたころ、ようやく枯れそうな声で答えてくれました。 『俺は……本当なら君の傍に居ていいような良い大人じゃない。それでも君の傍に居たくて、背伸びして大人ぶっていたんだ』 『そうなんですか…?カッコよかったですよ』 『外面だけはね。そのうえ君の厚意に甘えてこれからも縛り付けようとしている』 『ええ。一緒にいてくれないと困っちゃいます』 『きっともっと困らせることになる。だから…』
5 21/06/29(火)05:56:03 [5/5] No.818192078
『トレーナーさん』 その時の私は、きっと晴れやかな笑顔だったに違いありません。 私たちの目指す先は奇しくも同じ…二人三脚で歩いていける道だったんですから。 『これからふたり一緒に、カッコいい大人になりましょう』 『……一緒に、か』 『ダメですか?』 『いいや……俺はバ鹿だな。どうして気付かなかったんだ』 トレーナーさんの手から緊張が解けたのが伝わってくると、今度は私の手を握り返してくれました。 『ようやく肚が据わったよフラワー。一緒に目指そう、本当に立派な大人を』 『はい。どこまでもお供しますね』 暗がりに見えたトレーナーさんの表情はいつもの大人びたものより、ちょっとだけ若返って見えたり…ふふふ。 ちなみにこのあと、私はトレーナーさんが眠ったのを見計らって布団にもぐりこんじゃいました。 目指すはカッコいい大人!ですけど、トレーナーさんにだけは…甘えてもいいですよね?
6 21/06/29(火)05:59:08 [s] No.818192234
ポラギノールで想像していたフラトレ像が突然迷子になりました 心の平衡を保つため書き捨てます
7 21/06/29(火)06:02:05 No.818192393
ボラギノールはなあ
8 21/06/29(火)06:07:00 No.818192638
優しいお薬なのにストーリーへの影響が劇薬すぎる…
9 21/06/29(火)06:19:31 No.818193282
ニシノさんがすごすぎて卑下してるけどフラトレも出来る範囲で頑張っていたんだと思いたい
10 21/06/29(火)06:20:16 No.818193325
お話的整合性を自分で書いて付けていくのはなかなかのもの