虹裏img歴史資料館

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21/06/27(日)23:39:40 「鍋食... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1624804780153.jpg 21/06/27(日)23:39:40 No.817798808

「鍋食おうぜ!」 始まりはシップの一言からでした。ミーティングルームの扉を手でバァン! とひっぺ叩いて現れた彼女は、相も変わらずマイペースでした。 「…おバ鹿のシップ。今は夏ですわよ? 何をお考えになって?」 やれやれと冷感タオルで汗を拭っていたジェンティルドンナお嬢は苦言を呈しましたが、我が友は気にも留めず。 「何お堅いこと言ってんだよお嬢ー。固いのは骨と歯だけで良いだろー? 暑気払いに辛いカレー食うのと同じだってば」 「それでー、ゴールドシップちゃんの本心はどうなのかなー?」 ちうちうとスポドリを飲んでいたバリアシオン先輩が問い掛けました。私やシップよりも背の高いバリちゃん先輩が両手でお行儀良くスポドリを飲む様はとても可愛らしく、この事を話したら老師デジタルは虹色の風になって地球を一周したとかどうとか。虹色の風になってトレセン学園に帰ってきた事は確認しました。

1 21/06/27(日)23:41:12 No.817799435

「鍋食いたくなった。そんだけ」 食いたいから食うんだよ。何が間違ってんだと言わんばかりの態度に私は苦笑しました。 「そーゆー訳で、ジャスタはアタシと一緒に鍋の準備な。お嬢とバリちゃん先輩はなんか良さげな飲み物とかお菓子とか買ってきてくれ」 「嗚呼もう、なんで私が雑用などを!」 やれやれとばかりに愚痴を零そそうとすると 「私、ドンナちゃんとお買い物するの好きだよ?」 と、バリちゃん先輩が上手い具合に丸め込んでくれたのでお嬢は渋々お買い物に出るのでした。 「ねぇシップ、我が友。貴女あの人選態とでしょ」 私達2人が台所に立った時に私は聞きました。 「アッハッハ。ジャスタにゃバレるか。つーてもよう。一番相性良いのこのマッチングだべ? バリちゃん先輩こっちに来るとマイペースに呑み込まれちまうし、鍋の食材が半端なくなる。その点考慮してお菓子買ってきて貰わねえと、な」

2 21/06/27(日)23:41:38 No.817799598

「結構パクパク食べちゃいますからね。バリちゃん先輩」 俗にトレセン学園内にて【パクパクですわ族】 と呼ばれるウマ属の少女の一人なのです。バリちゃん先輩は。何やらシップと遠からざる縁のあるメジロマックイーンさんも【パクパクですわ族】だとか。 さて置き。食材は鶏肉。豆腐。夏場なので白菜の代わりにキャベツと白ネギ。シメジに飾り切りした人参。出汁を取る昆布。出汁つゆ。取り敢えずはこんな所。 「水炊き風ですか?」「嗚呼、割と作るの楽な部類だからな。って言っても、アタシらウマ娘だと鍋一つとっても下処理下準備だけで大騒ぎだけどな」 「全く同意見で」 「アタシは先にネギ切るから、切り終わったらお前にバトンタッチ、表面焼いてくれ」 「了解ですシップ。私はネギがコッチ来るまで人参の準備しておきます」 「おう、意思疎通が出来てて助かるわ」 そんなこんなでーチクタク◇チクタク- .

3 21/06/27(日)23:42:14 No.817799850

約束のお時間になりました。 集合場所は変わらずミーティングルーム。四人で広々使えてエアコンも回せるし、冷菓や冷たい飲み物を突っ込んでおける大きな冷蔵庫もありますからね。 「一流シェフ、ゴルシちゃんのご登場だぜえ!」 大きな鍋をゴロゴロと台座で運んできた私とシップは、よっこいしょ、と重くて大きな鍋と+アルファ、ぶっちゃけお代わりの為の食材の詰まった容れ物をドッシンと机に置きました。 何かと重い物を乗せられて苦しい思いをしていらっしゃるテーブルさんは今日は何処となく「ぐぇっ」と悲鳴を上げた気がします。壊れはしにそうにないですが。 「んじゃ鍋スタートなー。あ、あんまり引っかき回すなよー。鶏肉は確り置いとけよ? 生煮え食ったら腹下すかんな。キャベツと豆腐とネギが火の通りが早いから、其処ら辺見極めろよ。って待ったバリちゃん先輩!」

4 21/06/27(日)23:42:46 No.817800074

コトコトと揺れていた爽やかな白と薄緑のネギが焼き目も鮮やかに美しく。断面からフツフツと煮汁が吹き出して居てとても美味しかったのでしょう、バリちゃん先輩ははむっ、と囓りついて… 「あひゅいっ…!!」 ぴぇ~~~…と泣き出すのでした。無理もありません。 「あーあー…やっぱり出ちまったか…ジャスタ。アレをバリちゃん先輩に」 「はい。こちら冷やし茶碗蒸しになります。どうか落ち着いて舌先をしやして下さい」 「ふぇぇ…ありがと…」 「やれやれだぜ…鍋は美味しいが同時に火傷トラップが其処彼処に隠れてやがるからな…おっとお嬢、豆腐救うにはこのデカいスプーンを使え。豆腐が割れて崩れたら出汁が濁っちまう」 「何でそんなに偉そうなんですか、もう」 「ノンノンノン。アタシは鍋は好きだが皆が美味しく食べる為にフィールドを平定するスキルを手に入れたのさ…あの大航海時代でな」 お嬢はシップの言葉を完璧にスルーしました。

5 21/06/27(日)23:43:13 No.817800242

さて、宴もたけなわ。 命名食べたい物を食べて、飲みたい物を飲んで。 お腹の膨れたバリちゃん先輩は甘えん坊モードを発動させて、お嬢の膝の上を違法占拠しては幸せそうにして。お嬢は幸せ半分、膀胱が辛い半分と中々な耐久レースを繰り広げ 私とシップはと言うと、シップ曰くこう言うワイワイする時の為に買っておいた大人の人参ジュース(健全)を飲んで気分はふわふわ。でれでれにお互い気分がハイになっちゃって、お嬢が目の前に居るのに唇や首筋にチュッチュする等と、もう好き勝手。 その後、ミーティングルームで好き勝手やるのは構わないが遅くまで騒ぐのは止めろと委員長殿に怒られたのは内緒です。

6 <a href="mailto:s">21/06/27(日)23:43:40</a> [s] No.817800425

尾終い。 ネタが思い付かなかったらご飯を食べさせなさいと 三女神様が仰有ったので書きました。 鍋の後始末をしてきます。

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