21/06/27(日)23:16:16 甘奈 P... のスレッド詳細
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21/06/27(日)23:16:16 No.817788473
甘奈 Pドル R-15 ラブラブ
1 21/06/27(日)23:17:43 No.817789088
"甘奈 Pドル R-15 ラブラブ" との一致はありません。
2 21/06/27(日)23:18:35 No.817789479
ビール瓶も用意したし準備OKね
3 21/06/27(日)23:18:53 No.817789606
-サプライズ桑山千雪
4 21/06/27(日)23:21:43 No.817790844
もしかして:桑山千雪 Pドル R-18
5 21/06/27(日)23:26:10 No.817792938
なーちゃん...もう自分で書こ?
6 21/06/27(日)23:29:02 No.817794267
プロデューサーさんと恋人として手を繋いで日のことは今でも覚えている。二人で手探りで、恥ずかしくて見ないようにしながら、確かめあったから。指先を絡めた時、抱き締めてもらった時、もう二度と離れたくない、なんてことは思わなかった。その代わりに、離れちゃってもまた繋ぎたいって。 「甘奈、いいか?」 「うん……お、お願いします」 プロデューサーさんの手のひらがそっと甘奈の耳を包む。 音にもならない小さな音、プロデューサーさんの手のひらの音が聞こえる。 「えへへ……プロデューサーさんの音が聞こえる……えいっ」 甘奈の掌もプロデューサーさんの耳を包む。お互いの手のひらの音、命の音を交換した。 「ねえ、聞こえる、プロデューサーさん。甘奈の音……」 「聞こえるよ、甘奈」 大好きな人とお互いが生きてるってことを確かめ合う。胸が張り裂けそうなくらい心臓が鳴っていて、もしかしたらそれが伝わっちゃうかも、なんて考えてしまう。 「ひゃ、プロデューサーさん、待って──」 甘奈の手に従ってプロデューサーさんの顔が近付く。近い、まだ心の準備が出来てないのに── 「甘奈?」 初めてのキス、だと思っていたのは甘奈だけだったみたい。
7 21/06/27(日)23:40:33 No.817799161
「めっちゃびっくりしたんだもん……」 甘奈はすっかり拗ねてしまっていた。二人には二人の歩みがある──甘奈との歩みはゆっくりで、だけどそれは、時間をかけて育むから知れる繊細な感情があるものだった。だから、俺が急にキスをしようとするのは当然反則なんだろう。 「す、すまん甘奈……でも、そんなつもりじゃなかったんだ」 「……」 どうやら無理矢理キスをしようとしたように見えたことだけが不満ではないらしい。膨れっ面も可愛らしいなあ、しかし。 「……なんでもないよ☆本当にちょっとびっくりしただけだから──」 言いたくないのだろうか、泳ぐように逸らした目線は甘奈が何かを隠してる時のものだった。 「……恋人としても、プロデューサーとしても、甘奈の本当の気持ちが知りたいんだ」 「ん……ずるいよ、そういうの」 「すまん」 「……じゃあね、プロデューサーさん。目を瞑って、それから耳を貸して?」 頬に柔らかい湿り気が乗った。それから、耳をくすぐる甘い笑い声。 「えっへへ……プロデューサーさん、大好きだよ☆」 しばらく、何が起こったのか受け入れられなかった。 「あれ、プロデューサーさーん?もしもーし?」
8 21/06/27(日)23:45:33 No.817801231
ひぃん…
9 21/06/27(日)23:51:31 No.817803848
プロデューサーさんが固まっちゃった。きっかけは不意打ちのほっぺにしたキス。チェリーのリップの匂いが残るように、ちょっとだけ長くつけた唇。気付いてくれたかな? 「プロデューサーさーん?もしもーし?」 「甘奈?えっと……」 目を見開いて、プロデューサーさんは甘奈だけをずーっと見つめている。 「……甘奈、いいか?」 「えっ?何が──」 今度は、プロデューサーさんから甘奈の頬に。 「ごめんな、甘奈。……俺も甘奈が大好きだよ」 「んっ……プロデューサーさん、本当にずるいなぁ」 ようやく、気持ちが伝わったみたい。抱き合うとお互いの心臓の鼓動が伝わる。手のひらのを耳に当てると、命が燃える音がする。じゃあ、唇を重ねると── プロデューサーさんの指先が甘奈の唇を優しく撫でた。 「ふぅ……甘奈、いいか?」 「……お、お願いします。えへへ、さっきと同じ会話なのにめっちゃドキドキするね」 堅苦しい儀式みたいに見つめ合って、意思を確認して。きっと友達の誰もこんな真面目なキスはしたことないだろうな、なんて。さっきまで愛を語った唇と唇が重なった。言葉だけじゃなくて、その全部で好きって伝えたくて。それが、ファーストキスの思い出。
10 21/06/27(日)23:52:11 No.817804126
クソボケ…
11 21/06/27(日)23:54:42 No.817805193
サプちゆが来ないとなーちゃんが強過ぎる
12 21/06/27(日)23:59:46 No.817807284
ク…
13 21/06/28(月)00:10:31 No.817811388
プロデューサーさんが千雪さんに傘で殴られ雨天に放り出されるトラブルもあったけど、その後も交際は順調に進んでいる。 キスはあれきりでも、「キスをした」実感だけで十分に満たされていたから。 チェインに書いた暗号で時間を合わせて、二人きりの事務所でプロデューサーさんと並んで座ったり、抱き締めてもらったり、そんな日にも少しだけ慣れてきた。 「お疲れ、甘奈。急に降り出して参ったよ」 「プロデューサーさん、お疲れ様☆……ってまたびしょびしょだよ!?」 「ははっ、ちょっと色々あってな」 顔が腫れてるのに笑って済ますんだもん、甘奈がどれだけ心配してるかきっと分かってないのかな。プロデューサーさんが笑っても、大丈夫だって言ってくれても、それでも。 「……あんまり無理しないでね?甘奈の為に頑張ってくれてるのは知ってるけど、怖いよ……」 「ちょ、ちょっと待て甘奈!濡れてるから……」 構わずにプロデューサーさんを抱き締めて、何度も頭を撫でた。普段やってくれるみたいに。 「……すまん、甘奈。心配かけたな」 「うん……」 「なーちゃん?プロデューサーさん?どうしたの……?」 さっきまでお昼寝していた甜花ちゃんが起きちゃった。
14 21/06/28(月)00:12:42 No.817812190
サプちゆした前提で話を進めるな
15 21/06/28(月)00:15:38 No.817813220
ひぃん…巻き込まれ損…