虹裏img歴史資料館

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21/06/26(土)03:13:11 「ねえ... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1624644791274.png 21/06/26(土)03:13:11 No.817063542

「ねえグラス、ほんとに…」 「黙って」 「っ…」 グラスの細い指先がそっとそこに触れる。ふつふつと煮えたぎった情念が蒸しあげたそれは冷たい指が触れただけで木槌に打たれた音叉のように全身に言葉にならない感覚を響かせる。 身体の硬直を感じ取ったのか唇がそっと右の首筋に触れる。ゾッとするような脱力感。 「ん…ッ…」 「ここ、キスされると力抜けるでしょう、エル」 首、肩、右胸の上あたり、腹の脇…気まぐれな蝶が選び箸をするように絶妙なポイントをなぞられる。 鱗粉を纏わせたそれは、悪戯に身体の芯に触れた。 「や…グラス…ッ…」 力強く、かつ繊細に肉の蛇が秘肉でうねる。どうして、どうしてそんなにも。焦らすように一番響きやすいポイントを避けてのたうつ肉の滑(ぬめ)りに悶絶する。 「そこ…やだ…グラス…」 「言って、どうして欲しいか」 「え…」 褥を分かった時のグラスは底意地が悪い。促して自覚させるつもりなのだ。卑しくも快楽を貪らせて下さい、貴女の手で導いて下さい。吐いた言霊は呪いに似て、奴隷の烙印を魂に焼き付ける。

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