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21/06/24(木)23:35:09 トレセ... のスレッド詳細

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21/06/24(木)23:35:09 No.816668779

トレセン学園の一角。様々な書類とパソコン、そして理化学機器が揃えられた雑多な部屋がある。 部屋の主、アグネスタキオンは訪問者の言葉に眼を見開いていた。 「死人と会話がしたい、だって?」 思わず、訪問者から相談された内容を聞き返すタキオン。 目の前の相談者はさぞ真剣な様子だったが、タキオンからするとそれは非常に滑稽に思えた。 「それはいくら何でも無理だねェ、カフェ」 皮肉たらしく、鼻に突くような話し方でタキオンは、訪問者であるマンハッタンカフェに言葉を返す。 「人の霊魂など存在しない。人が死に、残るのはただの肉塊だけさ」 その言葉に対し、表情を僅かとも変えず、マンハッタンカフェはタキオンを見ている。 あぁ、困った。これは何か強い決心を持った顔だ。そうタキオンが思い、その反面非常に愉快な気持ちになる彼女である。何せ、普段は見えない『お友達』としゃべっている彼女が、自分のことを煙たく思っている素振りをする彼女が、わざわざ自分のところまで、相談をしにきたのだから。

1 21/06/24(木)23:35:50 No.816669037

「そうですか、失礼しました」 とマンハッタンカフェは彼女の部屋を去ろうとするが、 「まぁ、待ちなよカフェ」 と、アグネスタキオンは彼女を呼び止める。 マンハッタンカフェの瞳には、優越感と好奇心にあふれたアグネスタキオンの笑顔が映っており、それをどこか苦々しく思う彼女だった。

2 21/06/24(木)23:36:09 No.816669151

初っ端不穏だなぁ

3 21/06/24(木)23:36:36 No.816669350

美穂寮、自室にて。 マンハッタンカフェはアグネスタキオンから手渡された錠剤のケースを眺めていた。 そしてこれを手渡した、アグネスタキオンの言葉を思い出す。 『これは明晰夢を見る薬だよ。まだ実験段階だがね…。死人と会話をするのは無理だよ。だけれど、死人を夢に出すことは出来るかもしれない…。もちろん、その対象者に関する…そうだな、『思い入れ』や『意識』が強ければの話、だがね』 アグネスタキオンはそう言っていた。 思い入れ。意識。それについては自信がある。落ちこぼれだった自分が菊花賞を取り、有マ記念でグランプリを取り、天皇賞で優勝できたのは、あの人のおかげ。やさしくて厳しくて、その癖病気なのを最後の最後まで黙っていて、この世から去った、いけない人。その思いについては、とてつもない自信がある。 アグネスタキオンはメリットがない限り、人には厚意を与えないウマ娘だ。そのこともわかっている。この錠剤も何かの実験なのだろう、飲んだところで何かの被験者とされるのだろう、という考えにいたるマンハッタンカフェ。

4 21/06/24(木)23:37:01 No.816669534

しかしながら、この錠剤を呑む以外に、あの人と話す方法はない。それ以外に選択肢がないことも重々わかっているつもりである。 「覚悟を…決めますか…」 同室のユキノビジンはまだ帰ってきていない。ユキノビジンがいる前で飲もうとすれば、事情を聴かれた挙句、恐らく飲むのを止められるだろう。今しかチャンスはない。 タキオン曰く、この薬には睡眠導入剤も含まれているとのことだった。 やはり薬を使うことに少しだけためらいがあったが、それを心の奥に押し込め、マンハッタンカフェはオレンジ色の錠剤を口にする。そして水と一緒に飲み込んだ。 飲んだところで変化はなかったが 「あ…」 しばらくすると強烈な眠気が彼女を襲った。 そして、マンハッタンカフェの意識は、深い深い眠りの海の底に沈んでいった。

5 21/06/24(木)23:37:33 No.816669747

「ここは…」 眠りに落ちたマンハッタンカフェが目にした世界は、彼女が4か月間、アザレア賞という1勝クラスのレースで惨敗した後にオープンクラスに昇格するまで過ごした期間過ごした、北海道の農場の家だった。 とたん胸に懐かしさがこみあげてくるマンハッタンカフェ。 ふと窓の外を覗くと、土砂降りと雷鳴がとどろく悪天候。家の外には出れそうもない。 家の中を探索する彼女だが、そこには誰もいなかった。 ふと探索する場所に行っていない場所があることに気づく。 そこは、自分の大切な恩師がいる、この家の離れ。 普段は事前に電話をしてから来るように言われていたその場所。あとから思えば、その時から体調が悪く、誰にもその姿を見せたくなかったのだと気づいた彼女だ。 マンハッタンカフェは電話をかけることなく、その離れに向かっていく。 赤い扉。彼の部屋の扉。そのドアノブを握り、静かにドアを開ける。 彼女の視界に入ったのは、老年の男性の姿。白髪のオールバック、丸眼鏡。やさしそうな目じりをした痩せこけた顔。

6 21/06/24(木)23:37:51 No.816669878

「先生…」 彼女は思わずつぶやいた。 逢いたかった人がいる。目の前に死んだはずの人がいる。 「マンハッタン…カフェさん…」 先日亡くなったばかりの『先生』はベッドに腰かけ、驚いた顔で彼女を見ていた。

7 21/06/24(木)23:38:19 No.816670080

「どうしたのですか…」 と驚いた様子で答える先生。ベッドから動こうとしていないが、どこかその顔は紅潮しており、平静な様子でないように思えた。 「少し、先生とお話がしたくなったのです…」 マンハッタンカフェはことのほか冷静だった。目の前に会いたい人が、この世にいない人がいるにも関わらず。 そういって彼女は先生に近付こうとするが 「申し訳ございません…お引き取り願えませんか…」 と、視線を逸らし彼女を拒絶する。 その言葉に従わず、マンハッタンカフェは彼のもとに歩みをすすめ、ベッドに腰かける彼の隣に腰を下ろす。 「おかえりください…お願いです」 そう力なく言う先生。 「どこか、体調が悪いのですか?」 「いえ。そんなことはありません…」 「本当ですか…?」 「本当です…」

8 21/06/24(木)23:38:48 No.816670304

にじり寄るように、先生に近付くマンハッタンカフェを、先生は強く拒絶することもなく、ただ決まりの悪い顔をして目を背けるばかりだった。 ふと、マンハッタンカフェは何か妙な違和感に気づく。なんだろう、と先生の全身をぼんやりみるうちに、その違和感の招待に気づいた彼女。 彼女の左手が先生のある場所に触れた。先生はびくっと身を震わせるそこは、先生の股間だった。 股間は熱い熱を帯び、そして強く張り詰めた男性自身が反り返っている。それが、服を通して彼女の左手に伝わってきていた。 「先生…」 「すみません…お恥ずかしい…。普段はこういうことは無いのですが…。今日はどこか、体調がおかしいみたいです」 「先生のここ…苦しそう…」 「大丈夫です、お引き取りください…」 弱弱しい彼の姿を見て、マンハッタンカフェの中に金色の炎が宿る。 「先生…楽になりましょう」

9 21/06/24(木)23:40:22 No.816671002

その言葉は妖しくも滑らかで、そして静かに躍っていた。 彼女から目を背ける先生に、マンハッタンカフェは語り掛ける。 「先生…。苦難は、分け合いましょう…ですよね?」 女の色をときめかせた彼女の声色。その顔は、ほの暗い井戸の底に映る月の光のように、暗く妖しく、そしてやさしく輝いていた。 嵐のもたらす雨風が、強く窓を打ちつける世界の中で。

10 21/06/24(木)23:41:24 No.816671412

「あぁ…♡」 マンハッタンカフェが熱い息を漏らす。 彼女の小さな胸の丘に、憧れの男の唇が乗っている。 「先生…♡先生…♡」 ベッドの上で生まれたままの姿をさらすマンハッタンカフェ。その瞳には恥ずかしさの色はなく、ただ憧れの人と体を重ねる喜びだけが躍っていた。 「んんっ…♡」 やさしく、彼女の恥丘に、彼の指が伸びる。漏れるのは歓びを含ませた吐息。 「あっ♡あっ♡あぁっ♡♡♡」 力強い太い指が彼女の体の中に入ってくる。その刺激に背を逸らせ、か細くも強い嬌声を上げる彼女。 「先生♡もっと♡もっと…♡♡♡」 おねだりをする声に応えるように、その指が速度を速めていく。 「あっ♡あっ♡あっ♡あっあっぁぁぁあっ♡♡♡」 身をよじらせ、快楽に身をゆだねるマンハッタンカフェ。うるみきった瞳と、愛撫にて濡れ切った彼女の女性自身。あふれているのは愛の泉。彼を迎え入れる準備はもうできている。

11 21/06/24(木)23:42:13 No.816671687

しかし 「これ以上、これ以上は…いけません」 彼女を見下ろす格好で、先生は苦渋を絵にかいたような顔をしている。 しかしどうだろう、彼の股間は張り裂けそうなほどに屹立しており、男としての本能は、彼の理性を無視しているようだった。 そんな、先生の様子を見たマンハッタンカフェは、妖しく微笑み 「分かりました、先生…でも、先生のそれ、つらそうです」 と彼に言葉をかける。 そして 「だから。こっちなら、大丈夫。これなら、何にも悪いことはありません、よ……♡」 とぎれとぎれの言葉で、股を開き、彼女が差し示した場所は、蜜が溢れる穴とは別の穴。子どもを産む穴ではない、排泄孔という名のもう一つの穴。 それでもためらいの表情を見せる目の前の男性に 「大丈夫…です♡準備も、練習も、ちゃんとしてます…♡♡♡」 マンハッタンカフェが甘い言葉をささやく。アリジゴクのような響き。快楽へ落ちることを誘う言葉。

12 21/06/24(木)23:42:36 No.816671856

観念したかのように、彼の股間にそびえる太いそれが、彼女の小さな菊にそえられる。 そして遂にそれは実を結んだ。 「んぁぁ♡♡♡」 その感触に彼女は嬌声を上げる。一つになれた歓びが彼女の体を駆けまわる。 「ぁぁん♡♡んんっ♡♡」 それに応じるかのように彼のの腰が加速し、強く彼女を押し上げる。 「せんせぇ♡♡♡もっとぉ、せんせぇ♡♡♡」 おぶさる彼を強くマンハッタンカフェは抱きしめ快楽と歓びをむさぼるように彼を呼ぶ。 汗で濡れる二人の体。 瞳が潤み、愛の渦が彼女の心を包み込む。 そして 「あぁあぁぁぁぁ~~~~♡♡♡♡♡」 彼女の体の中で、彼の精が吐き出された。直腸を通じて快楽の波が彼女の中に押し寄せる。 やっと一つになれた歓び。憧れの想いと、信頼していた父性と、女として男を求める痴情が渦巻く、いっしょくたの洪水。 その想いに応じるかのように、彼女の股からは潮が噴き上げ、恍惚の色をした瞳の先は宙を舞い、意識は快楽の園へと昇っていった。

13 21/06/24(木)23:43:05 No.816672045

「……フェさん!」 誰かが自分を呼ぶ声がする、マンハッタンカフェはそう思った。 「カフェさん!!!」 ふと彼女が目を覚ますと、視界に映ったのは、同室のユキノビジンの姿だった。 「どうしたんですかぁ?足痛いんですか?」 心配そうにマンハッタンカフェを見るユキノビジン。 「えっと…」 「カフェさん、すごいうなされてましたよ…!それに、すごい汗!!」 そう言われてみると、体中汗だらけであることに気づいたマンハッタンカフェ。 そして思い出すのは夢の光景。夢にまで見た明晰夢の思い出。

14 21/06/24(木)23:43:23 No.816672173

「大丈夫、です…」 「本当ですか?」 マンハッタンカフェの言葉に対し、心配そうに顔を覗き込むユキノビジン。 それに対して 「えぇ、本当に、大丈夫なんです…♡」 ユキノビジンに向けるマンハッタンカフェの顔は穏やかで妖しい歓びの色を帯び、そしてその瞳は、熟れたリンゴが蜜を垂らすがごとく、きらきらと輝いていた。 こんな話を私は読みたい うまぴょい適性があってないのでこれにて失礼する

15 21/06/24(木)23:44:09 No.816672482

おい待てェ失礼するんじゃねぇ 正直先生の方に行くのは予想外だっただろうが

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