虹裏img歴史資料館

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21/06/24(木)23:27:46 甘奈 P... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1624544866293.jpg 21/06/24(木)23:27:46 No.816665711

甘奈 Pドル -R-18 -桑山千雪

1 21/06/24(木)23:30:36 No.816666956

もしかして:甜花 Pドル

2 21/06/24(木)23:32:10 No.816667576

ちゃんとR-18避けてて偉い

3 21/06/24(木)23:34:22 No.816668463

R-17なら該当するかな

4 21/06/24(木)23:38:54 No.816670363

「おはよーございまーす☆あれ、プロデューサーさん髪切った?」 甘奈の目聡さには時に驚くことがある。ほんの少し整えただけだというのに甘奈は俺の些細な変化も見逃さない。 「おはよう、甘奈。……よく分かったな、初めて言われたよ」 「えへへ~」 甘えた声で笑い、彼女は俺の隣に腰掛ける。いつも見てるもん、なんて言うけれど、俺は彼女と同じ解像度で甘奈を見れているだろうか、何て少しだけ考えてしまった。ちゃんと見ている自身はある、けれど、それでも。 「そうか……あ、甘奈もネイル変えたか?」 「うん☆プロデューサーさんのアドバイスで、ちょっと落ち着いたのにしてみたんだー」 ほら、見て。なんて笑って彼女も爪を見せる。それと瞳の距離は僅か数センチ、照明と日光のそれぞれに照らされて淡く光った。 「綺麗だな。……甘奈の魅力を引き出してる」 「もー、またそんなこと言って」 甘奈は目聡い。俺の言葉や仕草に込めた気持ちにも気付いてしまう。音もなく指先は手の甲へと折りたたまれ、そして何も言わずに差し出され続けていた。 「いいか、甘奈?」 返事は無かった。ただ、依然そこにある手が答え。そっと、甲に唇を落とした。

5 21/06/24(木)23:39:10 No.816670497

これ以上繰り返すと引き返せない場所に来てしまう。もう取返しのつかないところにいるのにそんなことを考えてしまう。 「ん……くすぐったいよー、プロデューサーさん」 「すまん、甘奈……夢中になってた」 甘い言葉が幾つも浮かんではシャボン玉のように消える。隣に並んで、見つめ合って、言葉ではない方法で気持ちを伝えあう。それだけでは我慢できなくなる。 「んーん……えへへ、甘奈に夢中になってくれてたんだ……」 消え入りそうな小さな声、隣同士じゃなければ聞こえなかったかもしれない程に。それでもこの距離ならはっきりと耳に届く。 「自分で言ってて流石にちょっと恥ずかしいかも……」 「はは、俺もちょっと恥ずかしかったよ」 それがこの交わりを辞める理由にはならない、ということが一種の答えだった。 「でも、伝えたかったんだ」 小さな甘奈の掌は俺のそれで包めてしまうものだ。口付けを何度もしたそれをそっと握る。 それ以上の何をするでもなく、見つめ合う。今はまだそれで十分だった。 隣に並んで、体温と気持ちを確かめ合う。きっと、人類史上で最初に人と手を繋いだ人も、同じことを願ったのだろう。握ったその中にある愛情を。

6 21/06/24(木)23:39:51 No.816670805

「クソボケがーっ!!!!」 唐突に現れ、ウェディングドレスを纏った桑山千雪がプロデューサーを傘で殴りつける!甘奈は呆気にとられる。 「クソボケー!!!!」 「やめたげてよぉ!」 制止しようとする甘奈を弾き飛ばし、謎の女、桑山千雪は激しい雨空の下にプロデューサーを放り投げるのであった!!

7 21/06/24(木)23:41:13 No.816671342

千幸さん!

8 21/06/24(木)23:42:09 No.816671667

甘奈の残酷な描写が最近増えてありがたい…

9 21/06/24(木)23:42:29 No.816671810

三感が揃ってるいい怪文書だよね☆

10 21/06/24(木)23:43:01 No.816672020

サプライズ千幸理論間に合ってないの初めて見た

11 21/06/24(木)23:46:05 No.816673290

>三感が揃ってるいい怪文書だよね☆ 質感 量感 クソボケ感

12 21/06/24(木)23:50:38 No.816675098

ひぃん…残酷な描写…!

13 21/06/24(木)23:53:36 No.816676225

禁止っすよね

14 21/06/24(木)23:57:42 No.816677787

にへへ…プロデューサーさん、なーちゃんに出来ないこと…甜花にならしていいよ?

15 21/06/24(木)23:59:29 No.816678421

>禁止っすよね アイドルはルール無用だよ☆

16 21/06/25(金)00:11:48 No.816683352

いつか唇を重ねる日が来る。いつかそれ以上の関係になる時が来る。その時の覚悟はまだ出来ていないけど、何度も想像している。 「……甘奈、ごめんな、これが今の精一杯だよ」 「ん……だいじょーぶ、ちゃんと伝わってるよ。それに……伝えてくれたことがめっちゃ嬉しいなー、なんて」 プロデューサーさんの手のひらに包まれて、キスを何度もされた手の甲を独占されてるみたい。 「甘奈っ……」 それから先は言葉にならなかった。 いつか、もしかするときっと、未来に訪れる日がある。今がこんなに幸せで、満たされて、甘奈一人じゃなくて、でも。 「プロデューサーさん、ごめん、ごめんね。……甘奈、嬉しいのにっ……急に……」 喉の奥から、鼻から、目から、大量の感情が押し寄せる。何を話せばいいのかも分からなくて、だけど、プロデューサーさんは全部聞いてくれる。そう信じられる。 「ありがとう、甘奈」 はじめてのハグ。泣き顔を見ないように、プロデューサーさんは頭をそっと撫でて、肩に顔を預けさせてくれた。 プロデューサーさんに甘奈の心音を沢山聞かれてしまった。甘奈も代わりに、プロデューサーさんの鼓動を沢山受け止めた。

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