21/06/20(日)04:28:57 おかえ... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1624130937272.png 21/06/20(日)04:28:57 No.815076481
おかえりなさい、トレーナーさん。じゃなかった、あ、な、た。…にゃはは。ねぇあなた、お風呂にする?ご飯にする?それとも…。浮かれすぎって、新婚2日目で浮かれてないんですかあなたは。それはそれでセイちゃんショックかも。なんてね。 …ふふっ。いやーでも、寮じゃないところに帰るってだけで新鮮ですね。トレーナーさんがマイホームのために貯蓄してたなんて、思ってもみませんでしたけど。だって私からプロポーズしたのに、それじゃあ待ち構えてたみたいじゃないですか!策を張って誘い受けするのはセイちゃんの十八番なのに!ずるい! 今日はどうでした?新婚なんてみんなに色々言われちゃって、トレーナーとしては肩身が狭いですか?…まあ私からすれば、のんびり昼寝をしながらあなたを待つ時間だけで、とっても幸せですけどね。 もちろん家事はしたに決まってるじゃん。…これからずっと過ごしていきたいのに、幻滅されたくなんてないし。無理してないか?それだけで無理って、あなたセイちゃんのことどれだけものぐさだと思ってるんですか。もう。
1 21/06/20(日)04:29:37 No.815076534
覚えてないですか、いつかのバレンタイン。今だから言いますけど、あの時は結構本気だったんだよ?だから丁寧に時間をかけてチョコを作ったし。セイちゃん意外と凝り性なんだから。 今日のご飯だって…と言いたいところですが。今日は普通のカレーライスです。私の普通の味も、あなたに知ってほしいから。結婚してみて、改めてわかった。お互い知らないことばかりで、二人の関係はこれから始まるんだって。 …なんですか。さっきからあなた、セイちゃんの恥ずかしい台詞を聞いてばっかりじゃないですか。冗談めかしてないだけで前と変わらない、とか言わないでくださいよ。…それだけ今まで練習してきたのに、一言言うたびに心臓が跳ねてるのはこっちなんだから。 さ、カレーは甘口です。セイちゃんの好みに合わせてもらいます。…それに。それに、ね。もし、もしもですけど。もしもこの家に、新しい家族が増えるなら。甘口の方が食べやすいじゃないですか…なんて…。
2 21/06/20(日)04:30:09 No.815076577
あーだめだめ、見ないで!もっと雰囲気を作らなきゃいけないのに、掛かりすぎてる…!手汗がひどいから掴まないで、やっ、きゃっ…。んっ…ちゅっ…はむっ…ぇぅ…。もう、その気になれば抵抗できるのを知ってて押し倒すのは、ずるいったら…やっ…まだ離さないで…んっ…もっと…れろっ…ふぅ。 …もう、トレーナーさんのエッチ。…嫌じゃない、ですけど。さあ、とりあえず。ご飯を食べましょうね。これはあなたのことを思って、ですよ。…私は昼寝もしたし、体力もあります。…つまり、朝まで保ちますから。 あなたが明日は休みだから。今朝からずっと、そのつもりでした。…周到な作戦、でしょ?…だから、エッチなのはあなたの方だって。私はその、そんなの初めてだし、本当はすごく怖いし…。あなたはカッコいいし、きっと経験あるだろうなって。だからずっと、その時のために備えてたんですよ。 …やっぱり私もエッチかも。でもそれは、トレーナーさんに対してだけですから。あなたのことを愛しているからですから。
3 <a href="mailto:次からえっち">21/06/20(日)04:30:37</a> [次からえっち] No.815076603
昨日誓った通り、私は永遠の愛をあなたに捧げたい。そして、あなたの愛も独り占めしたい。これはわがままじゃなくて、誓ったことだから。…もちろん家族が増えたら、そっちも愛しますとも。でも恋愛は、あなただけのものです。 にへへ。もう身体が火照ってきちゃいました…。手を、繋いでくださいな。どきどきしますね。私の胸、ばくばくいってますね。トレーナーさんも、汗かいてきましたね。…それは帰ってきた時からか。 …じゃあ、もう一度聞きますね。ねぇ、あなた。ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ、た、し?
4 21/06/20(日)04:30:58 No.815076627
あなたがシャワーを浴びに行ってから。時の進みが、とてつもなく遅く感じられた。心臓は早鐘を打っている。今からいよいよ。私たちの初夜というものが始まるのだ。そう考えると、態度を取り繕うこともできず。 根拠もないのに、何か間違えてしまっている気がしてならない。落ち着かなくて、部屋の中を爆速で歩き回ってしまう。緊張の裏返しから来る大きな不安。これじゃ重賞を走る時よりもそわそわしてしまっている。 「…先にもらったぞ。ありがとうスカイ」 「…ぴゃっ!…と、わ、わかった。じゃあ、私も」 「…おう」 もう既に、こんなに盛り上がっていて。得体の知れない叫び声を上げてしまった。あなたのバスタオル姿を横目で見ながら、足早にバスルームへ向かう。
5 21/06/20(日)04:31:20 No.815076662
「…ふぅー」 服を脱いで、シャワーの蛇口をひねる。自分の身体をまじまじと見る。…そういうことをするには、服を着ないのであっていたよね。当たり前のことを確認する。それにしてもこの身体。よく言えばすらっとしているのかもしれないが、悪く言えばメリハリがないような…。 ごくり。唾を飲み込む。その、あなたを"満足"させられるだろうか。桃色の不安が頭をよぎる。何もかもが初めてなのだ。作戦はあるけれど、きっと机上の空論に終わるだろうと思う。 私の平常心が、どこかに消えていく。体がふやけそうなほどシャワーを浴びて、さあ!と思えば思うほどバスルームの外に出られない。 「よし、よし。よーし。覚悟を決めろ、決めるぞー」 びしょ濡れの身体をバスタオルで包む。見られるのが恥ずかしいという心理と、これからそれどころじゃないだろうという突っ込みが頭の中でぐるぐる、ぐるぐる。
6 21/06/20(日)04:31:55 No.815076702
「お、遅くなっちゃった…ごめん、あなた」 「そんなことない。大丈夫、大丈夫だ」 どうやらあちらも緊張しているらしい。けれど、こちらにはそれを茶化す余裕もない。 「えっと、じゃあね、じゃあさ…こっち。こっちにね、いこっか…」 震える指でベッドの方を指す。指せていたとおもう。気持ちが昂るというか、不安と期待と恐怖と緊張がごちゃ混ぜになっていた。 「えっと、電気は消した方がいいのかな」 「…どうなんだろうな…」 「ちょっとあなた、質問に質問で返さないでよ」 ワンルームの寝室。カーテンは閉められ、ダブルベットが口を開けて待っているような気がした。…調べた結果、男の人は暗い方が好きらしいと記憶していたけど。自分がどう思うかは全く考えてなかった。…というより。 「トレーナーさん…あんまり経験ない?」 ここが崩れると、経験者にリードしてもらおうという初心者的プランが全て崩壊するのだが。 「…あんまりもなにも、初めてだよ」 崩壊した。えっと、じゃあ。もしかして。 「私たち、初めて同士」
7 21/06/20(日)04:32:18 No.815076730
そういうことになる、か。心臓ははち切れそうなほど暴れ回っていて、タオルを押さえる手がぎゅっと握り締められる。いやいやこれからこのタオルを剥がさなきゃいけないのに。落ち着けセイウンスカイ。 「えっと、じゃあ恥ずかしいし。暗く、するね」 これから事に及ぶというのになにが恥ずかしいのか。自分の発言が隙だらけになっていくのを感じる。 ぱち、ぱち。灯りを一つに減らして、互いの存在を再度目で確認する。隔たるものはそれぞれのバスタオルだけ。これから、あなたに初めてを捧げる。初めてを貰う。ひとつになる。 ゆっくり、あなたに近づいて。あなたも、ゆっくり近づいて。 「…スカイ」 「な、なんでしょうか」 びくりと身体がはねる。すると彼は私の腰へと手を回し、抱き寄せる。 「スカイの目は空みたいに青くて綺麗だな。髪の毛もいい匂いがするし、全身が可愛い」 「ふ、ふーん。今更気づいたんですか…あっ…ちゅっ…んむっ…はむっ…れろっ…」 キスをした。大好きなあなたと唾液を交換する。薄布を抑える手が離れ、互いに生まれたままの姿に戻る。あなたの首に手を回し、ゆっくりと抱きつく。
8 21/06/20(日)04:32:40 No.815076757
「ちゅぷっ…んっ…はーっ…ふぅ」 そのまま二人で、ベッドへと倒れ込んだ。 「えっと、その。最初は、お互いを優しく愛撫するんでしたよね」 「…そう、だな。いきなりは、痛いらしいからな」 「なんですか、自信なさすぎじゃないですか」 そう軽口を叩きながら、恐る恐る互いの局部へ手を伸ばす。彼の手が、私の胸を撫でる。愛おしむ。優しくされるだけで、緊張が解れていく気がした。 「…えっと。じゃあ私も、その。あなたの、えっと。…おちんちん、を。失礼いたします」 その言葉を言うだけで、顔が焼けるように熱くなる。そっと、そちらに目を向ける。…こんなにおおきいのか。今から自分の中に入る予定のものを見て、ごくり。手で触れると、大きな熱をもっていた。 「よし、よしよし。じゃあセイちゃんが、しこ、しこ。くに、くに。…してあげます、ね?…ひゃん」 甘い声が不意に漏れる。あなたの大きな手が、私の大事なところを深く触り始めた。同じように、私もあなたの大事な場所を丁寧に愛し始める。
9 21/06/20(日)04:32:55 No.815076772
くちゅり、ねちゃり。ベッドに横たわり、互いにキスをしながら愛撫を続ける。水音だけが広がる空間は、否応なしにムードを盛り上げて。示し合わせたように、体勢を変えてゆく。 「ん…それじゃ、そろそろ」 「…ああ、限界だ」 「…私も、かな」 早く互いを求めたい。それを隠す必要はない。ここには私とあなたしかいないのだから、ひとつになろう。 「…ゴムは、いいんだな?」 「そりゃ、もちろん。…あなたとの赤ちゃんが欲しい。…だから。ここに、あなたのおちんちん。ください。愛して、ください」 恥ずかしくても、心の底を明らかにする。心まで裸になっていくような気がする。 「スカイ。俺も、お前が好きだ」 幸せだ。
10 21/06/20(日)04:33:18 No.815076803
「…えへへ。じゃあ今度こそ。…ありゃりゃ。小さくなっちゃってますね」 「すまない…」 さっきまでは良かったのだが、いざ挿入するとなると悪戦苦闘。つるりと滑るのがくすぐったくて笑みをこぼすと、緊張した空気が一気に安らいだように思えた。時間が経って、彼のペニスが小さくなってしまったけど。でも、早速勉強の成果を試す時だ。 「じゃあ、ちょっとじっとしててくださいね…あーむっ…」 大きく口を開いて、彼の性器を咥える。調べた通りにできるかはわからないけど。彼の方を上目遣いで確認する。…悪くはなさそうだ。 舌の上で柔らかいそれを転がし、愛おしむ。彼が少しづつうめくので、その反応も可愛らしく感じてしまう。 「はむっ…うむっ…あーん…どうですか、だんだん大きく戻ってきたんじゃないですか?」 「…うっ…はぁ…いいのか、こんなことまで」 「…なにを今更。あなたのセイちゃんですよ?」
11 21/06/20(日)04:33:36 No.815076830
と。だんだん大きくなってきたそれを、口から離す。私の唾液でてらてらとして、グロテスクなはずのそれはなんだか少し愛らしい。…いよいよだ。 「…あっ…そこ。そのままゆっくり、入れて…」 自分の身体の反応を頼りに、今度こそ。 「初めては痛いらしいが。辛くなったらすぐ言ってくれ」 彼はこんな時でも私を気遣ってくれる。それもまた、幸せの一つだ。 「…っ」 身体の中に別の誰かが入ってくる。あなたの存在を、全身で迎え入れる。指を絡ませ、私はベッドに横たわり。あなたが、身体を上に起こしている。 「いいよ…きて…」 じゅくり。ついに私たちは、ひとつに繋がった。鋭い痛みが走るけれど、不思議と多幸感でいっぱいだった。
12 21/06/20(日)04:34:09 No.815076881
「…大丈夫か」 「死んじゃうかも。…嘘です。でも。死んじゃうくらい幸せなのは、本当です」 ゆっくりと、抽送が開始される。せっかく繋がれたのだから、抜けてもらったら困る。そう言うわけで、その動きはとてもぎこちないものになった。 「んっ…あなたぁ…すきぃ…」 幸せが言葉になって漏れ出す。今はこれが、愛の形だ。 「…俺もだ…スカイっ…っ!」 お腹の中の温かいものが、気持ちの良い場所に触れた。それに反応して、お腹がキュッと締まる。 ぱちゅり、ぱちゅん。少しづつ、水音が激しくなる。身体を重ね合わせ、私たちは二人でひとつになる。 「…ごめん、もう限界だ…」 そう、あなたが言う。…万が一に備えておいて良かった。 「いいよ。まずは一回。私の中を、あなたで満たして」 そう言うと、腰の動きが激しくなる。自然と私も嬌声をあげる。 「あっ…はあっ…ふぅ…きて…あなた…❤️」
13 21/06/20(日)04:34:37 No.815076912
いつ終わるの!この文章!早く感想書かせて!
14 21/06/20(日)04:34:38 No.815076914
脚で彼の腰を捉え、腕で彼の肩を抱きしめる。あなたを全身で受け止める。どくん、どくん。程なくして彼は果てた。私も一緒に絶頂を迎え、心が白で満たされる。ああ、なんて。素晴らしいのだろう。しばらく、二人で抱き合って。余韻を噛み締めていた。 「…じゃあ、はい。作戦名は、『朝までがんばれ』ですよー」 ぐったりしているあなたに私が差し出したのは、即効性の精力剤たち。私はまだまだあなたを求めていたい。だから、用意しておいた。 「…殺す気か」 「セイちゃんの身体を堪能しておいて、一回で満足したなんて言わせませんから。…にゃは。…今夜は寝かせませんよ?」 あなたの返事が来る前に。あなたを強く抱きしめた。とても愛しい。とても幸せ。
15 21/06/20(日)04:35:06 No.815076947
「はぁ…はぁ…」 「ふぅ…もうすぐ朝ですね、あなた…」 空はゆっくり明けはじめて。二人の息遣いだけが、暗い部屋の中で反響していた。 「生きてますかー、もしもーし…」 彼女が俺の腕に絡みついてくる。ギリギリ生きているけど、もう動けない。口がぱくぱくと宙を切る。…すると、間もなくその口が塞がれた。 「はぅ…ちゅっ…んっ…すきぃ…えぉ…」 息苦しい。肺が幸せで満たされて、息ができない。このまま死んでもいいとさえ思えた。 「ねえ、あなた。あなたに出会えて良かった。今更ながら、セイちゃんは感慨に浸っています」 「…俺もスカイに会えてよかった。君のトレーナーになれて、よかった。君と結ばれて、幸せだ」 「…もう。人の台詞取らないでくださーい。なんて。…ほんとは色々作戦を考えてたのに、全部無駄になっちゃった。いやいやまさか、あなたも初めてだったなんて」
16 21/06/20(日)04:36:03 No.815077001
「…言わないでくれ」 きっとお互い、あまりうまくはできなかっただろう。何もかもがぎこちなくて、本来のそれとは違って笑い声が絶えなかった。でも、それでいいんだと思う。 「これからトレーニングが必要ですね…なーんちゃって。浮気でトレーニングしたりしたらだめ、ですよ?」 冗談だとしても、破ったら殺されそうだ。破るつもりもない。 「じゃあ、これからも。末永くセイちゃんをよろしくお願い申し上げます」 そう言うと、セイウンスカイはあっさりと目をつぶってしまった。とても綺麗な顔だ、と思った。惚れているのが多分にあるだろうが。 「なあ、スカイ」 聞こえているかは、わからない。どちらでもよかった。
17 <a href="mailto:長くなってすまない…終わり">21/06/20(日)04:36:34</a> [長くなってすまない…終わり] No.815077032
「末永く。ここが君とずっと過ごせる世界で、良かったよ。…脚に病気が見つかった時のことを思い出した。走れなくなったら、俺たちの関係は終わってしまうのかってその時思った。その時はこうなるなんて思ってなかったけど、こうなるのを望んでたのかもしれない」 前に君は言った。自分には才能や輝くものはないから、策を弄するのだと。でも、そこが君の長所で、魅力だ。 「惚れた色眼鏡を承知で言おう。君は、世界一のウマ娘だよ」 彼女はあれだけ甘い言葉をかけてくれたのに、返す言葉は君が寝静まった後というのは、もどかしい。でも、でも。まだ俺たちの関係は、これから始まるのだから。 二人で一緒に、ゆっくりでいいから。しっかりと、永遠に。歩んでいこう。
18 21/06/20(日)04:43:05 No.815077538
聖ウンス会の活動ありがたい…
19 21/06/20(日)04:44:30 No.815077633
素晴らしい! 確かにセイちゃん初夜はぎこちなく終わりそうだよね キングのことを笑えないくらい不器用だけど 愛情込めたうまぴょいするのが私性合
20 21/06/20(日)04:46:21 No.815077771
黄金世代は上手いの少なそう・
21 21/06/20(日)04:57:00 No.815078512
fu96894.txt 早朝までしてそうだから早朝に立てたけど間違ってたかもしれない 上のやつ以外のセイウンスカイまとめです 健全です
22 21/06/20(日)05:04:17 No.815078982
ついにゴールした…
23 21/06/20(日)05:04:56 No.815079020
>黄金世代は上手いの少なそう・ グラスは手コキとか上手そう キングは下手そう
24 21/06/20(日)05:25:07 No.815080045
幸せいっぱいの初夜いい…
25 21/06/20(日)05:31:13 No.815080375
グラスと地味にスペが才能ありそう 普通だけどドハマリするのはエル キングは下手
26 21/06/20(日)05:44:33 No.815081040
ありがたい…これで眠れる…
27 21/06/20(日)07:38:26 No.815088364
ウンス会の活動ほんとありがたい…