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21/06/18(金)17:49:22 最近、... のスレッド詳細

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21/06/18(金)17:49:22 No.814508205

最近、巷ではとあるカードが流行っているらしい。トレーナーポイントカード、と呼ばれるその子の勝負服を基調としたデザインに、全体にTの文字が入ったカードだとか。要はトレーニングやレースの結果によって振り分けられるポイントを用いて、トレーナー側が設定したご褒美を担当に提供してもらう。というのが主な用法であるらしい。 最初は中等部を中心に広まり、今ではあの生徒会長であるシンボリルドルフも所持しているとか。皇帝と呼ばれる彼女、やはりトレーナーに頼むことも普通のウマ娘と違ったりするのだろうか。 閑話休題。さて我が愛バセイウンスカイ、今をときめく噂に機敏な女子学生である。面白そうなこと、とくれば彼女が興味を持たないわけもなく、早速彼女もトレーナーポイントカードを発行してきてもらったようだった。

1 21/06/18(金)17:49:44 No.814508292

「そーいうわけで、メニューはこっちで決めておいたよ~」 「へぇ。なになに……」 トレーナー室のソファーで二人、隣の彼女から渡されたカードを端末に通し内容を確認する。 えーっと『サボり券10P』『お昼寝券30P』『優先有給券50P』『お楽しみ券100P』── 「却下」 「えーっ!」 一も二もなくデータを白紙に戻す。やってみたいことがあるからと言っていたから端末を貸したが、どうやら間違いだったらしい。彼女らしいといえば彼女らしい要望たちではあるけれど。

2 21/06/18(金)17:50:06 No.814508387

「セイちゃんが頑張って汗を流して手に入れるご褒美なのに~……トレーナーさんのけちんぼ」 「流石にこれはちょっとな」 とはいえ通ると思って設定しているようにも見えないし、これも彼女なりのじゃれつきなのかもしれない。猫らしい猫らしいとは思ったいたけれど、そう考えると愛バかわいく思えて仕方がない。これも所謂父性というものであって決して好みとかそういう話ではない。

3 21/06/18(金)17:50:38 No.814508508

「というか、これを使わないでも休みが欲しいなら言ってくれれば休ませるのに」 「わかってないなぁトレーナーさんは。朝に目が覚めて、布団の上でごろごろしていると唐突に休みたくなる時がある……それが人間ってものなんですよ。そんな時、ポイントを使えば安心して極楽に浸れる。働く必要性からの解放、それはもう至極の味わい、幸せって言うのはそういうものなのさ……」 「……言いたいことは、わからないでもない」 それはそれとして認めるかどうかの話はまた別だが。 「ところで、さっきのお楽しみ券っていうのは」 「ああ、あれはですねぇ。正確には私へのものじゃなく、トレーナーさんに向けてのものなんですよ~」 「俺へのご褒美、ってことか?」 「んー、半分正解かな。私にとっても、ご褒美になることだし」

4 21/06/18(金)17:51:01 No.814508590

俺とセイに共通したご褒美……何かあっただろうか。料理が趣味とはいえ道具は自分で揃えているしセイは料理を差程したがらない。ワーカーホリック気味の俺には料理以上の趣味があるわけでもない。うーん、セイにしてもらって俺が嬉しくって彼女も嬉しくなることか。 「じゃあ、ちょっとだけ実演してみましょうかね~。トレーナーさんトレーナーさん」 「ん、なんだ?」 「失礼しま~す」 ぴとり、と何かが腕にくっつく。何だか暖かいな、安心できる暖かさだ。まるで人肌の──

5 21/06/18(金)17:51:25 No.814508697

「セイ……!?!?」 「にひひっ☆ トレーナーさん、顔真っ赤っか~」 腕を組んでいる、セイが、俺にくっついて。お、俺の愛バが、こんなに近くに。 いや、こんな時こそ落ち着くんだ。鋼の意志を思い出せ、先輩直伝トレーナー白書を一字一句思い出すんだ。そうすれば自然と心は落ち着く。 「ね、セイちゃん柔らかいでしょ~?」 「あ、ああそうだな。ところでセイ内容はよくわかったからもう」 「実は今日、つけてないんだよねぇ」

6 21/06/18(金)17:51:47 No.814508798

「……な、何を?」 「んふふ」 距離がさらに縮まる。耳元には彼女の顔があって、当たる吐息がこそばゆい。 「ノーブラ、なんだよね♥」 「!?!?!?!?」 じゃあ、この腕に当たる柔らかさの正体は、もしかして、 ────じゅ、 寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末雲来末風来末食う寝るところに住むところやぶら小路のぶら小路パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンの

7 21/06/18(金)17:52:15 No.814508905

「にゃははっ☆ ところで……トレーナーさん。下着ってね、大抵セットなんですよ~」 「……ま、まさか」 「──どうなってるか、見てみたい?」 彼女の片手が、スカートをつまむ。徐々にあげられていく裾、あらわになっていく白い肌、彼女の太もも。

8 21/06/18(金)17:52:35 No.814508993

思考が赤に染められていく中、ふと冷たくささやく声があった。 『彼女はいつだって遊び上手なんだ』と。 ああそうだ。セイは何をするにもいつでも楽しそうで、レースも真剣に挑んで真剣に楽しんで、それを見た俺までもすごく楽しくって……彼女がこんなことを、誰にでも楽しんで……? 違うッ! 彼女はそんなことしない、彼女は人が傷つくようなことは決してしない。 けど、していたら、なんて声が何度も過るから、俺は、俺は── 「セイ」 「なぁにトレーナーさ、」

9 21/06/18(金)17:52:55 No.814509079

その小さな肩を掴み、押し倒す。抵抗はなかった、まるで起き上がりこぼし人形のようだった。彼女の目が驚きで見開かされている、驚いているのはこっちも一緒だった。こんな行動をする日が来るとは思わなかった、けど心を止めることは出来なかった。 「セイ」 「と、れーなーさん……」 余った片手を顔のすぐ側に突き立てる、もう片手は肩に置かれている。我ながら、まるで逃がさないとする捕食者のような格好だった。

10 21/06/18(金)17:53:28 No.814509194

「俺以外の前では、絶対にするな」 「えっ」 「いいな」 「……ひゃ、ひゃい」 頷いたのを確認してから距離を取り解放する。 しかし後に残ったのは達成感などではなく罪悪感、そしてギクシャクとした空気だけ。 どう考えても、やりすぎてしまっていた。あんなに顔を近づけて脅迫するだなんて、しかも俺以外になんて言葉もつけて。

11 21/06/18(金)17:53:44 No.814509258

「……あれ」 さっきのってもしかして、物凄く恥ずかしい台詞だったのではないだろうか。 しかも学生相手にするには、同時に明らかにやばすぎる台詞だったのでは。 彼女の顔を盗み見る。 「……」 耳を激しく動かしながら、まるで蒸気でも出そうなくらいに顔を赤くしているセイ。 ──あ、これもしかしなくてもアウトだな。 そう悟るのに時間はいらなかった。

12 <a href="mailto:スレ">21/06/18(金)17:54:59</a> [スレ] No.814509563

つよつよとよわよわを同時に楽しみたいという欲望で幻覚剤を打って見えたものを出力しました。初っぱなから読む気が失せるような冒頭で申し訳なく感じております

13 21/06/18(金)17:56:54 No.814510035

メチャ面白かったから自信持ってくれ それはそれとして学園生徒トレーナーを私物化しまくりでは…?

14 21/06/18(金)17:57:14 No.814510119

理事長!いいんですかこれ

15 21/06/18(金)17:57:41 No.814510219

ふーんえっちじゃん 最近聖ウンス会ノーパン派が流行りつつありますね いい傾向だと思います

16 21/06/18(金)17:58:08 No.814510353

>理事長!いいんですかこれ 推奨!

17 21/06/18(金)17:59:02 No.814510603

>理事長!いいんですかこれ 無論ッ!トレーナーとウマ娘が絆を育んでいるだけ!何もおかしいところはないっ!

18 21/06/18(金)18:01:04 No.814511160

いい設定だ…

19 21/06/18(金)18:01:05 No.814511165

それはそれとして自分もセイちゃんの幻覚を見たいんですがしっかりと浮かんできません どこに行けば浮かぶようになりますか

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