虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    21/06/13(日)22:53:50 No.812982627

    トレーナーが合コンに行く。そんな噂を周りから聞いた 色々な人に聞いてみたけど、どうやら事実みたい テイオー様を差し置いて他の女に現を抜かそうとするとは何たる不敬。とっちめてやる! そう意気込んでトレーナー室でトレーナーを問い詰める 「トレーナー!合コンだなんてどういうつもりなの?!」 「え?何処でそれ聞いたんだ?」 「どこでもいいでしょ!それよりも質問に答えてよ!」 「どういうつもりって、必要だから行くとしか…幹事だし」 「何それ?!女の子と遊ぶことが必要なことなの?!」 「そうだよ」 悪びれずにそう答えるトレーナー。一体どういうことなのか まさか…ボクを見捨てるつもりなの?! 「これからそのことでたずなさんと話があるんだ。悪いけどもう行くぞ」 「あっ、待って!トレーナー!」 止める間もなく部屋を出て行ってしまったトレーナー。その姿をボクは何故か引き留めることができなかった

    1 21/06/13(日)22:54:14 No.812982765

    トレーナー、ボクのことが嫌になっちゃったのかな… 不安ばかりが増してしまう。 これじゃネイチャのことを笑えないや …いいや、こんな弱気じゃダメだ! ボクは無敵のテイオー様なんだ!トレーナーだってボクの魅力で引き留めてやる! そうだ、トレーナーはボクのものなんだ! 何処の誰とも知らない奴なんかに渡してたまるものか! トレーナー室を駆け出す 絶対に負けないぞ!

    2 21/06/13(日)22:54:30 No.812982866

    そして迎えたXデー…の前日。ボクは何をしているかと言うと―― 「て、テイオー…どいてくれ…」 「ヤだよ。トレーナーが悪いんだからね、何度言っても合コンをやめてくれないんだから」 ボクはトレーナーを押し倒していた あの手この手で合コンをやめるように訴えたけど、聞いてくれなかったから実力行使にでることにしたのだ 「ダメだテイオー…やめるんだ…」 跨るボクの下でトレーナーが呻く 「ふんだ、それならトレーナーも合コン行くのやめてよ」 「それは…できない…」 ここに来ても要求を拒否するトレーナー 何だよ…そんなにボクは嫌なの…? 「それじゃ仕方ないね。トレーナーのこと、今からボクの物にしちゃうから」 「考え直せテイオー。今ならまだ戻れるから…」 「そんなの知らないよ。トレーナーは…トレーナーは誰にも渡さないんだから…んっ…」 ――初めてのキスは、なんだか少ししょっぱくて…悲しい味がした気がした

    3 21/06/13(日)22:54:42 No.812982943

    「ぷはっ、これでトレーナーはボクの…ボクの…」 「テイオー…」 「あっ、あれ…おかしいな…なんでボク、泣いて…」 トレーナーにキス出来て嬉しいはずなのにボクの目からはポロポロと涙がこぼれる 「うえぇぇぇ…トレーナー…行っちゃヤダよぅ…ずっとボクと一緒にいてよぅ…」 トレーナーにしがみ付いて泣く トレーナー…トレーナー…ボクを置いていかないで… 「…テイオー…!」 「トレーナー…?」 ギュっとトレーナーに抱き締められる。悲しみが少し軽くなった気がした 「すまないテイオー。俺のせいでお前をこんなにも追い詰めてしまって…」 「全部話すから、聞いてくれるか…?」 トレーナーが頑なだったのには理由があったみたいだ トレーナーの問いに、ボクはコクリと頷いた

    4 21/06/13(日)22:54:54 No.812983019

    「明日の合コンはな、二つの目的があったんだ」 トレーナーの膝の上で話を聞く。今は片時も離れたくなかった 「目的って?」 「誰にも言うなよ…?たずなさんの彼氏探しだ」 「へ…?」 「たずなさんに相談されてな、俺の友人を紹介することになったんだよ」 「固く口止めされてたから他人に言えなくてな」 「そうなんだ…たずなさんが…」 「ホントに言わないでくれよ…?テイオー意外と口が軽いから…」 「むっ!そんなことないよー!」 トレーナーの胸に頭をグリグリする。少しだけ調子が戻ってきた 「それで?もう一つの目的は?」 「ええっと…それはな…」 トレーナーが言い淀む。やっぱり彼女探しだったのかな…

    5 21/06/13(日)22:55:10 No.812983126

    「たずなさんの伝手で、シューズメーカーのお偉いさんや有名な蹄鉄職人と会えることになっててな…」 「色んな芝に合わせた、テイオー専用の靴を作ってもらう予定だったんだ」 「え?」 「まだ言うつもりは無かったんだけどな…」 「テイオー、一緒に海外レースの制覇を目指さないか?」 「海外?それってカイチョーも挑戦しようとしてる…」 「そう、凱旋門を始めとした海外G1だ。俺はテイオーなら勝てると思ってる…いや、信じてる」 「その為に使えるものは全部使おうと思ってな」 膝の上でトレーナーと向き合う。真剣な瞳で、ボクを見つめてる 「なぁ、テイオー…俺とずっと一緒にいてくれるか?一緒に…走り続けてくれるか?」 トレーナーはボク以上にボクの力を信じてくれていた。ボクが最強だと、無敵のテイオー様なんだと 「うん…うん!ボク、走るよ!トレーナーと一緒に!」 「ありがとうテイオー。俺たちはずっと一緒だ」 思い切りトレーナーに抱き着く。もう離さない、ボクはトレーナーとずーっと一緒だ ――二度目のキスは、胸がいっぱいで…喜びの味がした

    6 21/06/13(日)22:55:46 No.812983348

    終わり 合コンネタ三人目 流石にネタ切れなんで一応まとめ置いときます sp91855.txt

    7 21/06/13(日)23:00:47 No.812985226

    やはり本気を出した時のテイオーは強いな…

    8 21/06/13(日)23:13:20 No.812989818

    合コンネタ流行れ流行れ

    9 21/06/13(日)23:35:57 No.812997611

    いいねいいね

    10 21/06/13(日)23:36:44 No.812997859

    私の性癖には合っていますね