21/06/10(木)00:11:01 「……あ... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1623251461870.png 21/06/10(木)00:11:01 No.811585439
「……あ゛ー……」 喉の違和感が沈んでいた意識を夕陽が当たるリビングへ呼び戻す。 喉は乾き故か若干の粘度すら感じられて今すぐにでも水分を取りたいという欲求が鎌首をもたげてきた。 お茶お茶…とコップ片手にキッチンへと向かう私は多分その欲求に操られているみたいに迷いなくお茶を取り出し一杯、二杯、三杯…と呷っていく。 「っぷぁ〜……！」 澄んだ茶色の液体が口を経て喉を通過し胃に入る。喉だけでなく乾いた身体全体がスポンジのように水分を吸収するのを感じながらだんだんと明瞭になっていく意識を部屋に向ける。 西日が差し込むリビングはエアコンの稼働音と風が吹いているのか窓のカタカタという音が聞こえてきた。 机の上の書き置きには買い物に行ってくるという字と洗濯物を取り込んでいて、なんてお願いが書かれていてバサバサと風になびく洗濯物はよく乾いて見える。 …仕方ないなぁ、そんな気分になるのも多分寝起きのボヤケた気分のせいかな。
1 21/06/10(木)00:11:19 No.811585524
ガラス戸を開けてベランダへ出る。風は予想通りそれなりの強さで少し伸びてきた髪を靡かせる。 熱いのも嫌だし早く済ませよう── 乾いた洗濯物をさっさと部屋に放り投げベランダを後にしようとする時だった 目に入ってしまった 一人で見るにはあまりにもったいない程鮮やかな── 赤い紅い朱い 太陽が 眩しくて、でもとても── 綺麗で、美しく燃えて見えた。 「ただいまー…って、ああ…」 背後から声が聞こえてくる。トレーナーの声が。 「あ……おかえり」 しばらくしてからやっと返事をした私。 だって──
2 21/06/10(木)00:11:33 No.811585589
「今日は綺麗な夕焼けだな」 「うん」 あんまりにも赤くて紅くて朱い夕焼けだったから そうして二人してベランダで陽が落ちるのを見ていた そんな夏の夕暮れ。 何故だか二人で涙を流したそんな日の終わり。
3 <a href="mailto:s">21/06/10(木)00:12:23</a> [s] No.811585879
夕暮れ時のベランダで夕陽見つめてる幻覚が見えたので 本実装されたし幻覚の見納めかな？ってなるなった
4 21/06/10(木)00:15:12 No.811586828
実装されても幻覚は続いていくぞ
5 <a href="mailto:s">21/06/10(木)00:23:02</a> [s] No.811589629
気づいたら27本目の幻覚でした 馬鹿だね
6 21/06/10(木)00:23:45 No.811589860
よかったな明日になったら幻覚に手が届くぞ