21/06/08(火)00:06:54 昔々、... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1623078414507.jpg 21/06/08(火)00:06:54 No.810927294
昔々、あるところにジャス太郎という万事屋さんがいました。 世の中の困った人やウマ娘を助けてあげる立派なお仕事です。芦毛のウマ娘は割り引きしますよ。 そんな万事屋ジャス太郎さんには従業員がジャス太郎の他に二人いて、ジェンティルお嬢とシーナさんがいたそうです。 ジェンティルお嬢はエクセルで帳簿をつけ、シーナ嬢は有給申請してハマスタへ出掛けていました。 ジャス太郎の万事屋さんは芦毛のウマ娘もビックリなホワイト企業だったのです。 そんなある日、ジャス太郎が芦毛のウマ娘のビデオ略してAVを見ていると、今日も誰かが突然ドアを叩く音がしました。事件の予感がします。 やってきたのはおじいさんでした。 「最近、私の山で鬼が暴れていて困っています。どうか助けてくれませぬか？」 おじいさんが言いました。 「いや、警察に行ってくださいよ」 ジャス太郎は冷静に言い返しました。
1 <a href="mailto:s">21/06/08(火)00:07:32</a> [s] No.810927498
「そもそも鬼退治とか桃太郎にお願いしてくださいよ、私はジャス太郎ですよ？」 「そこをなんとか、報酬は弾みますので……」 おじいさんは食い下がって手始めに前金を提示してきました。 はっきり言って猫探し数件分の報酬です。 これには思わずジャス太郎は生唾を飲み込みました。 「ジャス太郎さん、今月の家賃がヤバイですわ。ここは受けておきましょう」 とゴリウーお嬢がにこにこ笑顔で前金を受け取り、ジャス太郎の鬼退治が始まることになりました。 どうやらおじいさんの村で子供が鬼に拐われているらしく、村人が困り果てているようです。 子供を狙う犯罪者は許せません。そこに芦毛のウマ娘の子供がいたらなおさらです。 早速お嬢と共におじいさんの村へと出発することにしました。
2 <a href="mailto:s">21/06/08(火)00:07:54</a> [s] No.810927616
道中特に犬やキジやマメちんなど仲間になることもなく目的地に到着しました。 早速鬼が出るという山に突入します。 「本当に鬼が出るのでしょうか？」 お嬢が先陣をきってずんずんと前に進んでいきます。 すると急に山の中と思えないような発展した都市が現れました。 現代の文明とは思えないほど発展した街には多くの人がいました。 そしてそこには、拐われたと思われた子供達に囲まれる、それはそれは長身で美しく、赤い服を来た美しい芦毛のウマ娘がいました。
3 <a href="mailto:s">21/06/08(火)00:08:16</a> [s] No.810927745
「なんだ、お前ら。アイツの手先か？言っとくけどこいつらには指一本触れさせねぇぞ？」 と敵意マシマシの視線に威嚇、そして殺気を飛ばしてきました。 彼女の言動に違和感を覚えたジャス太郎は、威嚇を受け流しながら声をかけました。 「美しい芦毛の貴女が鬼なはずがありません。何か訳があるのですか？」 「あ、このゴルシちゃんが鬼だぁ？んなわけねぇだろ」 ゴルシと名乗ったウマ娘が言いました。 すると周りの子供達も 「ゴルシ姉ちゃんが売り飛ばされそうになった私達を助けてくれたんだ！」 なるほど全てがわかりました。 あの温厚そうに見えたおじいさんが本当は村の子供を売り飛ばし、私服を肥やしていたようです。
4 <a href="mailto:s">21/06/08(火)00:08:45</a> [s] No.810927914
夜、緑と黒の鱗模様の勝負服を着こんだジャス太郎と同じく勝負服を着たお嬢、そしてゴールドシップがおじいさんの屋敷へと向かいます。 「おや、ジャス太郎さん。依頼は達成出来ましたかな？」 おじいさんがそんな気の抜けたことを言うのでジャス太郎は強く言いました。 「貴方は私達を騙してシップを追い出し、そして子供を売り飛ばし私服を肥やそうとしたのでしょう？」 「はて？身に覚えがありませんな……」 「とぼけないでいただきたい、ご老体。認知症にはまだお早いでしょう」 とシップから聞いた真実を告げました。 すると好好爺の仮面を剥がしたおじいさんが声を荒くして言いました。 「真実を知ってしまったなら仕方ない。者共、出会え！出会えい！」 すると数名のウマ娘がジャス太郎達を取り囲みレース場へと連れていったのでした。
5 <a href="mailto:s">21/06/08(火)00:09:07</a> [s] No.810928019
芝、1600m左回りのコース。 ジャス太郎が勝てばおじいさんがお縄につき、負ければこの事を私達が見逃すという条件でレースをすることになりました。 18人だてのレースで各ウマ娘が体勢完了しスタートします。 逃げと先行のウマ娘が速いペースを作りますが他のウマ娘によってジャス太郎は徹底的にマークされ、抜け出すことが出来ていませんでした。 「ククク、これでは奴も思った通りに走れまい……」 おじいさんはすでに勝ちを確信した表情です。 「あら、そんな余裕でよろしくて？」 お嬢はおじいさんに言います。 第4コーナーを回って直線に入ります。 マークを抜け出し大外からジャス太郎が加速します。 それはまるで爆発するかのように、それはまるで周りのウマ娘の時間が止まったかのような速さでした。
6 <a href="mailto:s">21/06/08(火)00:09:30</a> [s] No.810928139
3バ身、4バ身とどんどん差を広げてぶっちぎってのゴールです。 「ジャス太郎さんはこの私に勝利した世界一のウマ娘でしてよ？この程度の不利、どうってことありませんのよ？」 そしてしばらくして警察のマスクド三冠とバリちゃん先輩におじいさんを引き渡してこの事件は終わりを告げました。 この後ゴールドシップは万事屋ジャス太郎さんの仲間となり毎日を楽しく過ごすことになったのでした。 めでたし、めでたし。 とまぁライスさんに頼まれた絵本風味の作品ですがどうでしょうか、老師デジタル。 絵本って言うより時代劇？ 私もそんな気がしました。 殺陣じゃなくてレースなのはウマ娘だからですよ。 お嬢が戦うと子供向けじゃなくなってホラーなスプラッター作品になってしまいますからね。
7 <a href="mailto:s">21/06/08(火)00:11:52</a> [s] No.810928939
ジャスタが書いた作品風な怪文書の幻覚が見えました さっきまでいた別のジャスタの作風とは真逆なので別ベクトルの啓蒙を高めれたと思ってます あと自分はやっぱり長距離適正ないのでできれば3レスまでに抑えたいですね
8 21/06/08(火)00:13:03 No.810929328
>お嬢が戦うと子供向けじゃなくなってホラーなスプラッター作品になってしまいますからね。 わたくしをなんだと思ってますの？？
9 21/06/08(火)00:14:41 No.810929839
ジャスたろうはマスコット枠じゃないのか
10 21/06/08(火)00:14:58 No.810929926
>すると急に山の中と思えないような発展した都市が現れました。 あっいつもの