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    21/05/29(土)20:36:27 No.807753854

    雛森絡みの考察怪文書投げていい?

    1 21/05/29(土)20:37:00 [s] No.807754069

    >いいよ ありがとう 師匠サブキャラに不思議なプロット仕込むねって話とか藍染と雛森のインモラルな雰囲気の理由とかの小ネタの怪文書投げるね

    2 21/05/29(土)20:38:37 [s] No.807754822

    尸魂界篇~千年血戦篇で分かる設定を組み合わせて護廷十三隊のキャラを俯瞰すると浮かび上がってくる図式があって ・白哉とルキアと緋真 ・京楽と七緒と兄嫁 ・藍染と雛森 ・剣八とやちると八千流 ・マユリとネムと千手丸 このキャラ達は源氏物語の「光源氏と若紫と藤壺」をベースにした要素を関係性に含んでいる

    3 21/05/29(土)20:40:28 [s] No.807755683

    若紫枠を見るとこのグループ分けは浦原商店や仮面の軍勢のような外部勢力を除いた霊王宮の親衛隊戦で顔出しした隊長格の女キャラと同じだったから多分合ってると思う 色濃く反映されてるのが本隊組のルキア七緒雛森・薄く反映されてるのが後乗り組のネムやちる となっていて 血縁者で容姿も似ているルキアと七緒や名前をそのまま与えられてるやちるは分かりやすい この構造に当てはまるとすると千手丸とネムの顔が似てるように見えるのも意図的で、旧知らしい千手丸とマユリの間にも何かしらあるんだろうし 藍染と雛森のところには漫画や小説通しても藤壺に当たる存在は見えなくて、ストーリー内での見立てが強い ルキアのイメージカラーが白と紫という話や雛森の髪飾りのリボンが漫画では紫色だったりってのはここから来ているんだと思われる なので若紫以外の女の隊長副隊長はリジェの狙撃以降顔を見せないし、男キャラも出てくるのは彼女達に縁の深いキャラに絞られていってる

    4 21/05/29(土)20:43:47 [s] No.807757123

    su4887216.jpg このグループ構造から、剣八に貫かれる卯ノ花のシーンと藍染が雛森を刺すシーンはわざと似せていて、卯ノ花が悦びと称してるようにこれをセックスの代替描写と仮定すると 藍染と雛森の場面は光源氏による若紫の信頼の裏切りと性行為を合わせた場面 つまり光源氏と若紫の新枕が着想元という読み方ができる そうして本編に当てはめると藍染と雛森の出会い→藍染に刺される(1回目)→日番谷に刺される(2回目)のは 光源氏と若紫のストーリーである垣間見→初夜→女三宮の降嫁(紫の上にとっての過去のリフレイン)の構造を土台にして組み立ててある なので藍染(光源氏)に目を付けられ手元に置いて理想の都合のいい女にするために育てられた雛森(若紫)は信じていた人に裏切られて2回大きく打ちのめされた

    5 21/05/29(土)20:44:59 [s] No.807757649

    雛森から藍染の好意が父や兄的なものが強く見えて距離感は近いのに男女関係ではなさそうだったり、かといって藍染側にはロリとメノリ含め性的なものを匂わせる雰囲気があって 二人の力関係でそれが両立する状況があるのか疑問だったんだがこの図式に気付いたら納得がいった 光源氏と若紫がベースにあるなら確かにそうなる

    6 21/05/29(土)20:47:25 [s] No.807758678

    じゃあ他と違って「藤壺」が見えない藍染雛森間について考えてみると ひとつは触れられていないだけで藍染にとっての藤壺が別にいるパターンで、もうひとつは雛森が藤壺を兼ねているパターン ギンの行動と合わせるとこの辺りが構造的には収まりがいいと思うんだけど どちらにせよロリって名前や百刺毒"娼"や藍染様に関しての様子を合わせると雛森に手を出せない分をロリとメノリの二人に向けてて思ったより慎重に騙していた プロットのリンクのタイミングと照らし合わせると、雛森の寝間着で部屋を訪ねるのも光源氏と若紫の共寝関係に由来していて 藍染と雛森がセックスしてるのかって話題についてはこういう理由でしてないんじゃないかと思った

    7 21/05/29(土)20:50:26 [s] No.807759883

    ルキア七緒雛森は男側の思惑で紫の上のようにいらぬ心労を負って過ごすことになった若紫だった訳だけれど 師匠のオリジナリティを加えて最終的にそれぞれ ・光源氏は兄として見守り、成長した若紫が愛する人と結ばれる姿を祝福する ・光源氏はセクハラはするが一線は保ったまま庇護下に置いて守り、大人になった若紫は自分の意思で光源氏を選ぶ(BLEACHとしては呪いやら近親やらの件があるので別の複雑さは残る) 雛森の場合は平子地蔵説の話をしてた「」がいたように小説の挿絵で描かれた平子に含まれている撫子や仏のモチーフを見るに ・光源氏に人生を翻弄された若紫という子供へ向けた、晩年の紫の上が得られなかった仏の救いと源氏の呪縛からの解放 という形に着地してる

    8 21/05/29(土)20:53:19 [s] No.807761064

    su4887245.jpg 斬魄刀異聞での灰猫が乱菊にオバサンや賞味期限切れって言いまくることを受けての「あたしは早く年を取りたいな」の一連の台詞は師匠が書いてるからやっぱり雛森の扱いは子供だし だから平子と組んでからの雛森のおかっぱ髪は尼削ぎのイメージみたいにも見えるし、髪のリボンは幼い女の子の象徴なのかなって 最後は顔立ちから幼さが抜けてきてるのと紫のリボンが外れたことで若紫をなぞらえた子供の立ち位置を終えたんだなと感じた 遊子も苺の髪飾りが印象的だけど最終回でも苺の髪留めを付けたままでなかなか業が深い

    9 21/05/29(土)20:58:55 [s] No.807763402

    藍染が雛森をどうしたかったのかは正直よく分からんが 雛森が刺される前後の藍染とギンのやり取りと吉良の行動から 藍染がギンに出した指示は吉良に日番谷と乱菊の足止めをさせること それをギンは歪めて吉良には清浄塔居林に戻るよう日番谷を誘導、乱菊のみを足止めさせてるんだが 発言通りなら卯ノ花が来る(雛森の治療が間に合う)のは藍染の想定内 本来足止めしてるはずだったのに日番谷が現れたので、藍染はギンに嫌みを言うしギンはイヅルの力不足だったようにとぼけるし日番谷は煽りたおされる 卯ノ花と鉢合わせしたのは日番谷の乱入によるタイムロスが原因 という形に見える

    10 21/05/29(土)21:03:13 No.807765734

    ほー 学がなくてベースの源氏物語がイマイチわからんが面白い話だ

    11 21/05/29(土)21:04:57 No.807766669

    投げ終わったかな? 内容は面白いけど不定期に続くから感想言うタイミングが掴めない

    12 21/05/29(土)21:05:26 [s] No.807766929

    ギンは空座町での言葉といい藍染が雛森に対してどういう感情を持ってるのか作中では唯一把握してるんだろうなという行動をしていて 恋次が重傷負ってるとき雛森は前からギンに警戒心持ってるような反応してたり、ルキアの入隊前に白哉とギンがほぼ同じくして隊長になったという話の時期と合わせると藍染の一番近くで藍染を観察して計画に関わってきたギンが一番把握してるのも分かるんだよね ロリを侍らせてたのも知ってる訳だし はんぺんのJK追い回し事件に理由を求めるなら 日番谷雛森 浦原夜一 ギン乱菊 追いかけ回されたたつき(一護たつき) と空座町決戦終盤の藍染の前に立て続けに出される関係性が男側が圧倒的な力と才を持っていて女側も一定以上の力と才はある気兼ねない間柄の幼馴染 という状況と藍染の反応にカメラが向いてるところから藍染には幼馴染という関係に対してのコンプレックスがあるようにも見える 平子とひよ里に対しても似たキャラ配置をしてるような反応を藍染は見せてるようなコマがあるけどここは詳細は分からない でもだからこそギンは乱菊を突き放し気味にしてそれを刺激しないように振る舞ってるんじゃないかなと思った

    13 21/05/29(土)21:06:22 [s] No.807767470

    >投げ終わったかな? >内容は面白いけど不定期に続くから感想言うタイミングが掴めない ごめん 長くてどこで切るか考えながら投げててテンポ悪くなっちゃってる

    14 21/05/29(土)21:09:25 [s] No.807769105

    外部の情報から断片が見えなくもないが とりあえず内実は解らんけど藍染が雛森に向けてるものはひっくるめてロリータコンプレックスなんだろう ペドフィリア(小児性愛)に限定する意ではなく、幼馴染コンプレックスに起因した倒錯的感情としてのロリコンという気がする 少年時代の孤独に起因した幼馴染コンプレックスとロリータコンプレックスの複合が日番谷と雛森への突出した執拗さの理由だと思った 確実に殺す気なら東仙への慈悲のように粉微塵にするし卯ノ花の処置が間に合う状況がどこからどこまでキャラの思惑と作者の思惑なのか分からんけど 生き残る道は残してたり「情け」という言い回しだと生死自体より心を壊すのが主目的だったようにも見える 男女の情と親子の情が混ざったある種の無理心中のような 雛森を吉良にけしかけ日番谷にけしかけ雛森目当てで五番隊志望だった人間爆弾は五番隊に入れずに十二番隊行きなところも加味して考えると割と怖い fu46974.jpg

    15 21/05/29(土)21:10:40 [s] No.807769756

    余談だけどナボコフのロリータも源氏と若紫みたいに永遠の女を投影された少女と男の話なんだよね 少年時代に死んだ恋人の少女の面影を偶然会った少女に重ねた中年男の獄中手記 ポルノ小説のイメージが先行してるけどかなり技巧的な小説

    16 21/05/29(土)21:13:20 [s] No.807771288

    藍染と雛森のこの辺の話に気付く前に違和感を持ってた部分がこのふたつ ・平子と雛森が組んでからのキャラデザ変化 双子キャラに多用されるタイプの線対称っぽいデザインは藍染を軸にした鏡像みたいな感じをそのまま見た目に出したっぽい fu46979.jpg ・CFYOWの新キャラ達のエピソードに本編の藍染と雛森に似た場面がある これについて隊長達と雛森周りの関係性の類似について色々考えてたら「光源氏と若紫」に辿り着いたので 「光源氏と若紫」をモチーフ化して死神達の全く別の関係性を5組作ったように「藍染と雛森」をモチーフ化して全く別の関係性を作ったのがCFYOWの新キャラ周りなんじゃないかなと思った

    17 21/05/29(土)21:14:43 [s] No.807772126

    本編については恋次(苺色の髪のオレンジ)が一護(オレンジ髪の苺)の対として存在してる図も合わせると fu46982.jpg ・大切な人を連れて行ってしまう強大な存在と幼馴染みのモチーフ「白哉とルキアと恋次」 ・「白哉とルキアと緋真」に投影された光源氏と若紫と藤壺のモチーフ 死神側の主人公であるルキアを中心にしたこの二つの関係性が死神キャラの関係性やストーリーの発想の源流にあるんじゃないかなと今のところ考えてる 幼なじみの関係性の方は 白哉とルキアと恋次をベースにしての 藍染と雛森と日番谷 藍染と乱菊とギン (藍染とギンと乱菊) が目立つ

    18 21/05/29(土)21:17:47 [s] No.807773609

    一護が月星太陽苺と色んなモチーフ持ってたり銀城や藍染や他にも何人かがキリストのモチーフを持ってたり ひとりのキャラに複数のモチーフが当てはまる 同じもしくは似たモチーフの共有者のグループが存在する 近似モチーフを持つキャラ達の中でエピソードや設定をシャッフルしたり、演者を変えてリフレインさせる手法がストーリーや設定を固める時に多用されている というのが今の自説で なんとなく音楽的なプロットだなという印象がある この視点で見比べると日番谷vsギンと白哉vsゾマリはキャラが多い中でそのアレンジ具合と置き換え箇所がたくさんあって分かりやすい

    19 21/05/29(土)21:20:28 [s] No.807774944

    藍染と雛森の出会いは光源氏と若紫だけどもうひとつ -17話という数字に着目すると、この話は40年以上前の出来事なので年数ではない じゃあどこからきた数字かというと 15巻の-17話で入学して2か月という恋次の言葉から6月に起きたことなら fu46988.jpg つまり6/17の一護の話に対応した話のうちのひとつになってる 一護(苺)と桃の名前以外にも17話と-17話で関連してるこの二人の重なってる場面が何かっていうと fu46990.jpg 多分ここになる

    20 21/05/29(土)21:21:25 [s] No.807775469

    こうして名前と数字に繋がりを持たせてる理由を考えると -17から始まるマイナスナンバリングの話は浦原の現世逃走や虚化の研究筆頭に一心と真咲の出会いや一護の誕生に繋がる裏話としての側面を持ってる なので十番隊と五番隊(15)が因果の中心にいる 他にも浦原一護と藍染雛森の師弟関係は 紅姫→道真の娘 藍染→藍染川 飛梅→道真の梅 と太宰府天満宮繋がりがあったり 惣右介→惣てを介ける きすけ、そうすけで韻踏んでたり桃っていうイチゴユズカリンに連なる名前を付けてる時点で藍染が黒幕なのを考えてなかったってのはちょっと疑問がある 名前の因縁だけ先に決めて動かし方や話の組み立ては連載しながら決めたのかもしれないけどね

    21 21/05/29(土)21:23:16 No.807776501

    掻い摘んでファンクラブで師匠に質問したら答えてくれそう

    22 21/05/29(土)21:24:28 [s] No.807777151

    fu46996.jpg 偶然この名前になった訳ではないのは古いグッズの師匠のコメントで分かる 雛森が出てくる章は雛森がガチで死にかける雛森危機一髪の場面で起承転結の転が終わって話が終盤に入るんだけど 一護と桃のリンクを見ると消失篇は一護が裏切られて前から刺される→氷雪系に後ろから刺されるで死神登場のクライマックス突入してたりする なんの意図でそんな話作りしてんのかは分からん なんで光源氏と若紫を題材にしたのかは二人の初夜のときの若紫が来年数えで15になるって話から来てるのかなと思った 雛森の扉絵回の掲載時のタイトルの超絶技巧練習曲はリストが15才のときの作品だし、氷原に死すはベニスに死すのもじりだとすると映画でタージオ役のビョルンが当時15才 という感じでおそらく15才にまつわる話も色々取り入れてたりする

    23 21/05/29(土)21:26:18 No.807778048

    面白い

    24 21/05/29(土)21:27:19 No.807778555

    >>いいよ 言ってない!

    25 21/05/29(土)21:30:32 [s] No.807780239

    一護に対しての桃ってなんだったのかってのは黒崎兄妹の血筋から見て血縁者としての名前の可能性は低くてキャラの立ち位置由来だと思うんだけど 本編の至る所に見られる戦争のモチーフや雛森が持つ無垢な子供というキーワード fu47003.jpg (隊長副隊長の扉絵アオリfu47005.txtは連載中に出た画集や増刊号で付録にしてるので編集が書いたとは考えにくい) そして「普通の高校生の男の子」の一護と会うことがない女の子という反対側の存在だとするとこういうことかなって https://www.google.com/search?q=%E5%B0%91%E5%B9%B4%E5%85%B5+%E6%B4%97%E8%84%B3 身内への殺傷、上官への未練、吉良の短編小説の裁判で副隊長3人のうち雛森への司法の判断が長年の洗脳によるものとして一時的な監視措置だったり重なるとこがあるのが気になった

    26 21/05/29(土)21:31:14 [s] No.807780544

    一護の誕生日は7/15だけどこれは旧暦のお盆にあたって現在のお盆は8/15 この辺まで考えて気付いたのが師匠は広島出身だから、戦争と平和についてが原風景のひとつである理由は十分にあるんだよね 「戦争」をすっきり勝つように描きたがらない理由もここにあると思った 終わり!時間ギリギリ!

    27 21/05/29(土)21:32:47 [s] No.807781308

    師匠は雛森のことどうしたいのか分かんないけどとりあえずサディストなのはわかった fu47008.jpg

    28 21/05/29(土)21:34:22 No.807782282

    お疲れ様 面白かったよ

    29 21/05/29(土)21:34:49 No.807782576

    おつかれ 師匠が各キャラや展開に何かしらのモチーフをあてがってるのは有名だけどそこに新しい説を投げてくれて面白かった 次やる時は最初に書き溜めてから投げてくれよな!

    30 21/05/29(土)21:35:05 No.807782726

    面白かった やっぱ藍染と雛森の関係性好きだなって再確認できたよ ありがとう