ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/05/25(火)01:47:02 No.806230286
皮を手に タネを乗せて──これくらいかな? 水を半周──あ、塗りすぎちゃった…ま、いっか? あとはヒダをつけながら包んで……うん、よし。 出来た『それ』をバットに置いて──おお…… 「……?急に見てきてどうした…?」 「いや……早いなぁ〜と」 「ああ、これか?まあいろいろ、な?」 「いろいろってなにさ〜?」 「これまでの経験、ってこと」 「餃子包むのにもあるんだねぇ」 「あるんだよ意外なことに」 そう、今日の夜は餃子なのだ。
1 21/05/25(火)01:47:45 No.806230411
「でも出来合いので良かったんじゃないか?」彼が1つ 「いやいや~。たまには手づつみの食べたくなるじゃん?」私も1つ 「わからんでもないが──」彼が2つ 「飲んでいいから、さ?」私は途中 「それ言われると弱いんだよなー…」彼は3つ 「うわ、おっさん臭……」私は2つ 「話振ったのはそっちだよな?」彼は4つ目にさしかかり 「それはそれ~、これはこれ~」私は3枚目の皮を手に取るのだ そうして速度の差こそあれ会話をしていくうちにどんどんバットに餃子が並んでいく。 更に長針が90°程歩を進めたテーブルには綺麗に並んだ餃子が30。 うち13個が私作、綺麗に出来たのがその中の7個。 悪くはないのだろう、たぶん。でも── 「…早いね~。しかも綺麗だし」 「経験値の差だから回数こなせば誰でもこうなるよ。それにこれはこれで味があると思うぞ」 「そんなものかな?」
2 21/05/25(火)01:48:03 No.806230443
「家でやる手づつみだとそういうものだよ。千差万別、いい悪い、綺麗汚いはあんまり問題じゃな医師ね」 「ならどういう?」 意地の悪い私が顔を出す。やめなって……、たしなめる私はこういうとき無力で── 「こうやって手で包む事に意味がある。そういう事」 「こんなのでも?」 一番形の崩れたのを指差すと 「こういうのでも、だよ。わざとやろうとしたわけじゃないのはやってるの見たらわかるし」 そう言う気持ちが家での手づつみが廃れない理由みたいなものだと思ってる、そう言われた 「──まあ、説教臭い事言うのもなんだし……焼こうか?美味しく食べよう」 それも大事な事だから 「……うん」 言葉が出せない私へ微笑んで、焼く準備をするトレーナーに頷く私。二人でホットプレートを出して── さ……切り替えて始めましょう。私達の夕餉を、今日の晩餐を。
3 21/05/25(火)01:48:42 [s] No.806230547
夜食買いにコンビニ行ったら餃子があったので
4 21/05/25(火)01:52:52 No.806231153
餃子一つでよく思いつけるというかすごいな…包むとかからそういう方向に行くのはわかる気がするけど
5 21/05/25(火)01:55:21 No.806231538
えってことはこれほぼ即興!?
6 21/05/25(火)01:57:52 [s] No.806231916
自分はイメージ先行と言うか今回だと餃子包んでるイメージが湧いたのでそれになる様にしてるだけです…
7 21/05/25(火)02:00:46 No.806232340
もっと頼むよ 餃子用にニンニクいっぱい買ってくるから
8 21/05/25(火)02:01:26 No.806232445
>もっと頼むよ >餃子用にニラいっぱい買ってくるから
9 21/05/25(火)02:11:45 No.806234068
>もっと頼むよ >餃子用におくすりいっぱい買ってくるから
10 21/05/25(火)02:13:13 No.806234268
餃子には幻覚作用があるのか…
11 21/05/25(火)02:13:47 No.806234358
マリファナ餃子…
12 21/05/25(火)02:15:08 No.806234541
手描きスレの釣れないウンスを見て幻覚を見たくなってたから助かる
13 21/05/25(火)02:19:37 No.806235226
むぅ聖ウンス会特製餃子…