21/05/21(金)21:46:10 「あぁ... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1621601170634.jpg 21/05/21(金)21:46:10 No.805070149
「あぁ、ロミオ!あなたはなぜロミオなの!」 エアグルーヴの渾身の好演が響く。私はそれを客席から眺めていた。 どうしてこうなったのか。それは一月前にさかのぼる。
1 21/05/21(金)21:46:30 No.805070339
「えっ!エアグルーヴが主演だって!」 いつものようにトレーニングを終え、エアグルーヴをマッサージしながら雑談に興じていたときのことだった。 なんでも、ファン感謝祭で演劇をやることになったそうだ。演目はロミオとジュリエット。 「あぁ。皆からの推薦で決まった。あまりそういうのは得意ではないが、期待されている以上、女帝の名にかけて完璧にやってみせる」 確かな自信をのぞかせて宣言する。 「エアグルーヴの演技か。それはとても楽しみだよ。絶対に見に行く」 「あぁ、楽しみにしておけ」
2 21/05/21(金)21:46:47 No.805070487
「とすると、トレーニングの時間は減らしたほうがいいかい?」 「それには及ばん。劇の練習も、日々のトレーニングも完璧にこなしてみせるさ」 「なら、生徒会の業務を手伝うよ」 「いや、しかし…」 「俺はエアグルーヴのトレーナーだ。あまり頼りにならないかもしれないけど、こういう時くらい頼ってくれ」 「……すまない、感謝する。遠慮なく頼らせて貰うぞ」
3 21/05/21(金)21:47:15 No.805070699
劇は大成功に終わった。カーテンコールで出てきたエアグルーヴはやり遂げたような顔をしていた。 その夜、エアグルーヴの尻尾をブラッシングしながら彼女をねぎらった。 「お疲れ様。流石だったね」 「当然だ。私を誰だと思っている?」 当然のように、満足そうに応える。こっちからは見えないが、得意そうな表情をしているのだろうか。
4 21/05/21(金)21:47:41 No.805070946
「そういえば、貴様はいつだか『あまり頼りにならないかもしれないけど』なんて言ってたな」 「そうだっけか?言ったような気もする」 「あまり自分を卑下するなよ。貴様は十分に頼りになる。私がここまでこれたのも貴様がいたからだ。トレーナーだったからだ」 エアグルーヴはこちらに向き直す。こちらにしだれかかりながら、首に手を回す。 「トレーナー。貴様が私にとってのロミオだ。例え、トレーナーという肩書が無くなっても、貴様は貴様だ。絶対に手放すものか」 そう言って唇を奪った。
5 21/05/21(金)21:48:09 No.805071209
終わり ロミジュリは間違いなく名作なので是非
6 21/05/21(金)21:51:44 No.805072875
女帝はもっとトレーナーくんに甘えていい
7 21/05/21(金)21:52:31 No.805073257
少し掛かり気味ではないでしょうか?
8 21/05/21(金)21:53:24 No.805073705
ロミオって元々別の彼女いたよね
9 21/05/21(金)21:56:04 No.805075054
>少し掛かり気味ではないでしょうか? で 私 性
10 21/05/21(金)21:56:13 No.805075123
>ロミオって元々別の彼女いたよね 私の性癖には合っていますよ!
11 21/05/21(金)21:58:52 No.805076354
ロミジュリはラストを箇条書きするとバッドエンドなアンジャッシュになる…勘違いって怖いね
12 21/05/21(金)22:00:24 No.805077094
おかしい…テイオーが入ってこない…
13 21/05/21(金)22:12:20 No.805083481
薬先に使ったのどっちだっけ…