虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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21/05/21(金)00:59:48 「ただ... のスレッド詳細

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21/05/21(金)00:59:48 No.804825579

「ただいま〜」 鍵を回して扉を開けた 「…まあ、まだ帰ってない、か」 部屋の主はまだ帰っておらず上がった室温がこの部屋を無人にした時間を物語っていた 「ま、いっか…さてさて〜アイスアイス〜」 そうつぶやきながら冷凍庫を物色し……あったあったお高いアイスが 冷蔵庫にビニール袋を放り込むついでにエアコンを運転し汗をかいた身体を冷やす 入道雲はまだ青空に白い姿を写しており、そのコントラストに目が眩む 閉められた窓の外につけた風鈴が音は聞こえないけど揺れていた それに目を細めながらいちご味を口に入れる なめらかに溶けていき冷たさと甘さ、僅かな酸味が舌に残って香りと共に消えていく それをカップの中身がなくなるまで繰り返すと冷たさが私の身体の中で形を示してくれた、ここが胃か、食道か、と そんな感覚が消えるまでお腹を撫でながら雲を見ていると眠気が襲ってきて──起きないと、と思う私は寝たら?と囁く私にあっけなく負けてしまう 「ふわぁ……」 結局、私が意識を手放すにはそう時間はかからなかった

1 21/05/21(金)01:00:19 No.804825717

「──ん……んん…」 目が覚めると知らないけれど知った天井が映りどうやら私は布団に寝かされていた様で── 「あー……」 瞬く間に意識が覚醒する それと同時に着替えさせられている事も、気づく ジャージの中を覗き込むも何故かシャツは来ておらずブラだけで……でも、ブラには手を付けられた様子は無く、下半身も触ってみるが……別になにかされた訳では無さそうで── 「……なんだかなぁ…」 釈然としないままシャツを着てリビングへ向かう 「……おはよ」 「おはよう、よく寝てたな」 「…そりゃどうも、お陰様で身体無駄に冷やさずに済んだよ?」 「……いや、それ…あー…そういう事、か」 「え?なに?どういうこと?」 「…まあ食事の時に話そうかな?」 「…えー……気になるよ~?」

2 21/05/21(金)01:00:40 No.804825797

「直ぐにできるからちょっとまっておれ」 「へいへ~い、かしこまりましたよ…して、今日の夕餉は?」 「冷やし中華始めました」 「あ、奇遇だね、私もそのつもりだったんだよね」 「そりゃ買ってきてもらった材料は使わせてもらいますとも……良かったよな?」 「うむ、重畳重畳……いいに決まってるじゃん」 「そうか、ありがとうな」 「いいってことよ~……こっちもありがとうね」

3 21/05/21(金)01:01:05 No.804825907

──数分後 「ほい、できたよ」 「うむうむ……食べなくてもわかるね~美味しいのがさ~」 「ハードル上げられると困るな……」 「そういうもの?」 「そういうもの」 「なら……頂きます」 「おう、頂きます」 麺を啜る音が二人の間に響く 数分そうして無言が続いた後私から切り出す 「でさ、なんで私がジャージになって──」 「すまん!」 「ちょ──!?飛んだから!汁飛んだから!?」 「あ……悪い…」 「いや……まあ気にしないからいいけど…」」

4 21/05/21(金)01:02:02 No.804826130

「その…汗かいてて風邪引かれても困るしな~、とか思って一回起こしたんだよ」 でも、その様子だと起きてなかったんだなー……、そういう彼の言葉に急に記憶が呼び戻される 『起きろよー……風邪引くぞー?』 『うい~……』 『って寝てるか…?……まあ着替えて貰えればいいか?……うし──』 そうして置いてある私の着替えを手に戻ってきた彼は── 『はい、腕上げてー……』 頭の動いていない私は── 『あい……』 『よーし、よくできたぞ……目は瞑ってるから……』 ブラだけになった私 宣言通り目を閉じたまま何とかジャージを着せた彼 『よーし……次はこれに脚を通して……』 『……』

5 21/05/21(金)01:02:21 No.804826209

やめなよ……頷いて素直にしないでよ…… 指示通りズボンを履いた私を余所にトレーナーは── 『いや……スカートは駄目だろ……』 等と悶々としていて…… 誤差、だよね……?上脱がせた時点で……? 『……男は度胸!……うん、下、見えたら謝ろう』 そうしてスカートを外す彼 でも、ズボンは半履きで── 『ん”っ!?』 半ケツの私を後ろから見た彼 その後は特に何事も無くベッドまでお姫様抱っこで運ばれて──

6 21/05/21(金)01:02:41 No.804826296

「何か……言う事は?」 食後、土下座した彼に問う 「……パンティ、似合ってるよ。薄緑が白いトモに映えて──」 ゲシッ 「痛い痛い!」 ゲシゲシッ 「……すみませんでした」 よろしい 「なら──」 「なら?」 「罰として来週もここでもてなす様に」 「……喜んで」 「…よろしい、楽しみにしてるから、ね?」 「おう、期待してくれ」 ──そんな小さな約束をした夏の日の事

7 <a href="mailto:s">21/05/21(金)01:03:14</a> [s] No.804826436

たまの休みだから飲んでたら幻覚が降ってきた

8 21/05/21(金)01:04:56 No.804826789

どうやら酒に仕込んでおいた幻覚剤の効果は的確だったようだな このまま続行しよう

9 21/05/21(金)01:05:08 No.804826839

今回も良い幻覚でした… にしても聖ウンス会員は筆が早いな…

10 21/05/21(金)01:05:13 No.804826861

ウンス幻覚ありがたい…

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