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21/05/16(日)00:55:28 夕方。... のスレッド詳細

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21/05/16(日)00:55:28 No.803161711

夕方。授業が終わり練習に差し掛かる頃合いの時間帯。 いつものようにトレーニングに向かうため教室を出ようとしたビワハヤヒデだったが、ふと気になった事があり足が止まる。 「チケット」 彼女の友人、ウイニングチケットの机の前に行き、彼女に声をかける。ウイニングチケットは机の上に突っ伏していた。 「どうした?体調でも悪いのか?」 いつもと違うチケゾーの態度にハヤヒデは違和感を覚えたのだ。 「うぅ~~~、ハヤヒデぇぇ~~~……」 顔を上げたチケゾー。歪んだ涙目のチケゾーの顔がハヤヒデの目に入る。 そして次に出てきた言葉はハヤヒデを驚かせるに十分なものだった。 「練習行きたくない~~……」

1 21/05/16(日)00:56:02 No.803161904

話を聞けばこうである。 先日、汗の臭いが気になって、練習中はトレーナーとなるべく近づかないようにしていたチケゾーだったが、それが原因でトレーナーに叱られたとのこと。 最も叱られたと言うより、何かを言われたような誉められたような気がするが、チケゾー本人がいまいち話の内容が頭に入っていなかったようで、本当の所はよくわからなかったようだった。 ただそれでトレーナーに会うたびにどこか緊張してしまうので、トレーニングに行きたくないというのが本音の所だった。 どうしたものかと頭を捻るハヤヒデだったが、一先ずの所、外堀から変えるしかないなと、ひとりごちた。

2 21/05/16(日)00:56:50 No.803162190

「ほら、チケット」 そう行って彼女が鞄から取り出したのは制汗スプレーだった。 「何これ?」 きょとんとするチケゾー。 「制汗スプレーだ、汗をかいたら体に吹き付けると臭いが消える」 「へぇ……」 「練習の合間にこれを使えばいい。本来は練習が終わった後に使うものだが、気になるなら仕方ない」 一瞬目を輝かしたチケゾーだったが 「で、でもハヤヒデの分は…」 すぐに出てきたのは友人を心配する言葉。 ハヤヒデは少し微笑み 「大丈夫だ、私はまだ別のを持っている」 と答えた。

3 21/05/16(日)00:57:25 No.803162363

そうチケゾーが呟いた。 そして 「ありがどぉぉぉーーーーー!!!!!!ハヤヒデぇぇーーーーー!!!!!!」 叫んでわんわん泣き出すチケゾーである。 わかったわかった、とチケゾーを宥めながら、少しは助けになったようだと思うハヤヒデだった。 その後、チケゾーが練習に向かうのを見て、ビワハヤヒデも自分のトレーナーの元に向かうことにした。 順調にトレーニングをこなすハヤヒデだったが、どうにもチケゾーの事が頭から離れない。 いまいちトレーニングに集中できないハヤヒデは、チケゾーの様子を見るため、トレーナーに断りを入れ、少し練習から離れることにした。 チケゾー達の練習を覗いてみれば、ちょうどトレーニングが一段落したらしく、水分補給をしているウマ娘達。 そんな中でチケゾーは水分補給をすると同時に、ハヤヒデからもらった制汗スプレーを使っていた。

4 21/05/16(日)00:58:50 No.803162815

それに気づいたチケゾーのトレーナーが 「なんだチケゾー。まだ気にしてたのか」 と声をかける。 「う、うん。トレーナーさん」 と、ぎこちない笑いで答えるチケゾー。 一瞬考えた顔をしたチケゾーのトレーナーは 「ちょっとこっち来い」 と、チケゾーに声をかける。 不安そうな顔をしたチケゾーが、おずおずとトレーナーに近づく。 その瞬間、トレーナーの腕が延び、チケゾーをふんわり優しく抱き止めた。 そして、 「大丈夫、いい香りだ」 というトレーナーの声がチケゾーの耳に入る。 チケゾーは目を丸くしその刺激を全身で感じていた。 それを見ていた回りのウマ娘達がスポーツドリンクを吹き出している。影から様子を伺っていたビワハヤヒデも、あまりの予想外のことに顔を紅潮させてしまった。

5 21/05/16(日)01:00:18 No.803163317

書き込みをした人によって削除されました

6 21/05/16(日)01:04:38 No.803164753

距離適正S柱か...?

7 21/05/16(日)01:04:48 No.803164807

そしてチケゾーの身体は力なく、ゆっくり腰砕けになり、その場にへたりこんだ。そしてスンスン泣き出すチケゾーである。 「……チケゾー?……チケゾー!?」 予想外の反応に驚いたトレーナーが慌てた声を張り上げる。 「ご、ごめんな、チケゾー。本当に、本当にごめん。」 そしてオロオロとチケゾーに謝り出すトレーナーだった。 チケゾーは感じていた。嫌悪感でもなければ拒絶感でもない、胸の中に高鳴る強い強い熱い感情を。 ただその感情に、まだ彼女は名前をつけることができないままで。 一部始終を目撃したビワハヤヒデは、あまりのことに驚き顔を赤らめていたが、ふと冷静になり、彼女自身が心配する必要はあまりなかったという、結論に至った。 そして 「私は一体何を見させられているんだ」 と呟くと、後ろから聞こえる喧騒を無視して彼女自身のトレーニングに戻ることにしたのだった。 こんな話を私は読みたい 文章の距離適正があっていないのでこれにて失礼する

8 21/05/16(日)01:06:30 No.803165324

おい待てェ失礼するんじゃねえ また書くんだよ

9 21/05/16(日)01:07:31 No.803165687

距離適性は順調に伸びているようだな

10 21/05/16(日)01:08:49 No.803166077

これは長距離因子継承してる

11 21/05/16(日)01:12:10 No.803167184

レース書けないの?

12 21/05/16(日)01:14:36 No.803167973

貴重なチケゾーの良質な怪文書だから毎日長距離因子を継承しろ

13 21/05/16(日)01:16:46 No.803168610

ちっけっぞ! ちっけっぞ!

14 21/05/16(日)01:24:09 No.803171011

ためらいなく劇薬を投入しやがった

15 21/05/16(日)01:25:47 No.803171523

>レース書けないの? レース展開を書いたのとか片手で足りるくらいしか見たことないわ

16 21/05/16(日)01:27:52 No.803172092

毎日距離適性不足しろ

17 21/05/16(日)01:36:59 No.803174511

レース展開はゲームやってて納得出来るレベルは難しい

18 21/05/16(日)01:41:34 No.803175716

レース書くと刃鳴散らすみたいになってそれはちょっとくどい気がしてやめちゃったりすることある

19 21/05/16(日)01:45:52 No.803176763

レース中に覚醒するとかでもなきゃ邪魔でしかないし…

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