ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
21/05/13(木)07:53:41 No.802194422
ずずず……ゆっくりとコーヒーを啜りながら、いつものように指を動かします。 目線の先で、ピカピカ光る、トレーナーさんの横に。 誰にも見えない、宙に浮かぶ私だけの朧げな世界。 上手くかけているのか、私にもわかりません。 でも、黒猫はきっと小躍りしています。 なんだか微妙な気持ちですが、栗色の気まぐれな猫さんも入りたがっている様子。 これも上手に描けているかわかりませんが、きっと光の横を駆け抜けたり黒猫と遊んでいるのでしょう。 色とりどりに、鮮やかに照らされてどっしりと座り込む黒猫と小躍りする栗色猫。 いや、きっと黒猫さんもワクワクしています。ほら、飛び出した。 はぁ……コーヒーが美味しいですね。
1 21/05/13(木)07:54:42 No.802194536
「どうだいモルモット君、今日はどんな具合だい！」 あんまり美味しくなかったかもしれません。 モルモットさんはピカピカ光りながら答えています。 「カフェー、匂いが気になるから実験中は飲まないでおくれよ」 はぁ、僅かに残ったコーヒーを飲み干し、コップを流しに。 「あなたの薬の方がよほど変な匂いじゃないですか……」 「これでも大分まともにしたんだよ。カフェも飲んでみないかい？」 「絶対嫌です」 まぁでも、そうですね……たまにはいいかもしれません。 「では、こうしましょう」 ぐい、とトレーナーさんの頭を抱き寄せ、唇に舌を差し込みます。 うえぇ……砂糖を何倍にも入れた照り焼きのような味です。 でも、悪く無いですね。
2 21/05/13(木)07:55:00 No.802194558
「あー！何をやってるんだい！」 「あなたの言う通り、飲みましたよ。特にこれといった変化は……おや」 指先が、ぼんやりと光っています。 そのまま動かしてみると、なんとも美しい軌跡が。 「たまにはまともなものも作るんですね」 「えっ……なんだいそれは……とにかく、場所を変わっておくれよ！」 おっと、タキオンさんにトレーナーさんを取られてしまいました。 ……こうなっては仕方ありません。 宙に描かれた寂しがりの黒猫は、指先から逃げ出します。 光の粒を置いて、ぴょんぴょんと二人の周りを駆け回っていきました。 「で、いい実験結果は得られたんですか」 「美味しかった！」 そうですか、よく知ってます。
3 21/05/13(木)08:13:56 No.802196647
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4 21/05/13(木)08:54:45 No.802201464
いつも光ってるなこいつ
5 21/05/13(木)09:24:01 No.802205653
さらっとチュゥしてるんだ！
6 21/05/13(木)09:32:16 No.802206943
脳が修復される
7 21/05/13(木)09:52:40 No.802210367
絶妙に爛れている
8 21/05/13(木)09:54:06 No.802210619
当たり前のように光るな