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21/05/12(水)12:17:38 「あ!... のスレッド詳細

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21/05/12(水)12:17:38 No.801922995

「あ!トレーナーさん!」 「あら、トレーナーくん?」 校門の前ではスペシャルウィークとマルゼンスキーがどこかに出掛けようとしていた。 この状況は前にも見たことがあるような……。 「またマルゼンさんたちとテニスやるんです!」 そういうことかと納得をすると流れでまたついていくことになった。 「それじゃスペちゃん。後ろは任せるわね!」 「はい!今度は上手くやりますよー!」 前のテニスではマルゼンスキーの後頭部にサーブをぶつけて冷や汗をかいたのを思い出す。 だがスペはあれから特にテニスの練習をするような時間は無かったはずだが……。 「うひゃぁ~」 案の定、あらぬ方向に飛んでいくボールを情けない声を出して見送っていた。 その様子にマルゼンスキーは苦笑し向かいのウマ娘たちも大きく笑う。 どうしたものかと思っているとマルゼンスキーが一瞬こちらを見る。 何とかしろということだろうか、それならばとスペを呼ぶ。

1 21/05/12(水)12:19:27 No.801923473

「は、はい!何ですかトレーナーさん」 「手首に力を入れすぎだと思う。もっと力を抜いて腕全体でラケットを振ってみろ」 立ち上がって腕を大きく振ってラケットを振る動きを見せるとスペも真似をする。 「うーん、これだとボールにラケットが当てられないような……」 「当てるだけでいいんだ。腕全体を使えばそれなりの力は入る。  あとは目線だ。ボールばかり見てないでボールの位置を見たら打ちたい先を見るんだ」 腕を振るモーションに入ったところで顔を前へ向ける動作を見せると、スペも何度か真似ていた。 「……うん、わかりました!やってみますね!」 コートの向こうのウマ娘たちの会話が聞こえる。 「すごーい。トレーナーとウマ娘って感じだね!」 「でもあれだけでスペちゃんがわかるのかなぁ?」 スペなら出来るとも、そう確信を持っていた。 実際にその後のスペは見違えるように動きが良くなっていった。 教えた通りの動きから自分でさらに発展させていき、マルゼンスキーとの呼吸も合っていく。 1試合分終わる頃には相手のウマ娘たちを圧倒するようになっていた。

2 21/05/12(水)12:21:01 No.801923854

「すっごーい!スペちゃんなんでいきなりめちゃうまなわけ!?」 「え、トレーナーさんに声かけられるまで手抜いてたとか?」 「そんなことないんだけどな……あはは……」 スペは照れたように頬をかく。 北海道の田舎で育って特に伝手もなく、ぶっちゃけ勉学も不得手な彼女が なぜ中央トレセン学園に編入できたことを考えれば妥当な結果であった。 彼女はただ脚が速いだけではない。 気質、勝負勘、運動センスといった天性の才能が備わっている。 コツさえ掴んでしまえば大抵のスポーツはアマチュアレベルでこなせるのは当然であった。 「じゃあさ!スペちゃんのトレーナーさんが凄いってこと?」 「中央のトレーナーさんだもん、やっぱり凄いよねー!」 ほくそ笑んでいたらこちらに声をかけられる。 そんなことはないと否定はするが、思惑通りに進んだこともあって悪い気はしない。

3 21/05/12(水)12:22:16 No.801924185

「いーなースペちゃん。いいトレーナーさんについてもらって」 「私もこんなトレーナーさん欲しいな。あっ!どうせなら私にも教えてください」 「あっ!ずるい~」 ちょちょっと二人を止めようとするマルゼンスキーだが、 このとき彼女だけがスペの顔に影が差しているのに気づいた。 「そうだ!」 両手を叩くマルゼンスキー、穏やかだが周囲が一瞬で黙る“圧”があった。 「トレーナーさんも入りましょう。私と交代で♪」 「う、ウマ娘とテニスを!?」 勘弁してくれと言う言葉はマルゼンスキーの目を見たらとても言えなかった。 「拒否権はナッシング♪加減はしてあげるから覚悟決めなさい」

4 21/05/12(水)12:22:49 No.801924325

どうやらやるしかないようだ。 それなら…… 【スペと一緒に組みたい】 【スペと対戦をしたいな】

5 21/05/12(水)12:23:23 No.801924474

Ω【スペと一緒に組みたい】 「それじゃスペちゃんをよろしくね♪」 マルゼンスキーから手渡されたラケットを軽く振るが正直自信はない。 ウマ娘の指導をするためにそれなりのトレーニングはしているが、 身体スペックの優れたウマ娘でかつ彼女たちは現役アスリートだ。 ヒトで言えば大人と子供ぐらいの差があるだろう。 「……トレーナーさん」 声を掛けられて不安が顔に出ていたのを反省し、笑顔で返事をする。 「任せてください!私がフォローしてみせますから!」 ここで掛けるべき言葉は一つしか浮かばなかった。 「頼りにしてるぞ、スペ」 「はいっ!」 その後、スペの動きは一層キレを増して互角の勝負ができたのだった。

6 21/05/12(水)12:23:52 No.801924598

スピードが10上がった スタミナが10上がった 「巧みなステップ」のヒントLvが2上がった

7 21/05/12(水)12:24:18 No.801924711

Ω【スペと対戦をしたいな】 「それじゃあ……じゃんけん!」 「ぽん!勝った!!スペちゃんと組んでね」 「あいよ~スペちゃんよろしくね」 スペはうんっと心ここにあらずといった様子で答える。 「よ、よろしくお願いします!」 「そんなかしこまらなくていいよ。よろしく頼む」 タッグを組んだウマ娘は笑顔を見せ元気よくはいっ!と答えた。 職業柄思わず体全体に目を向けて身体能力を分析するが瞬発力がありそうな子だと感じる。 「……トレーナーさん」 スペの声が妙に鋭く感じてすっと振り向いてしまう。

8 21/05/12(水)12:24:56 No.801924869

「私、トレーナーさんに全力でぶつかっていきますね!」 いや、お手柔らかにお願いしたいのだが……。 「いえ!私頑張りますから!!」 ……スペの様子が明らかにおかしい。 顔は笑っているが気迫はレース前みたいになっている。 マルゼンスキー助けてくれ!っという思いを込めて彼女を見る。 「……し~らない♪」 そんなっと口に出そうになる。 「ダメよ。女の子のエンジンに火を点けたなら最後まで走り切りなさい」 顔は笑っているが彼女の目は反論を許す者のそれではなかった。 その後、一層キレを増したスペに泣きそうになるぐらい負かされることになった……。

9 21/05/12(水)12:25:11 No.801924943

やる気が下がった スタミナが10上がった 根性が10上がった 「独占力」のヒントLvが1上がった

10 21/05/12(水)12:25:32 No.801925047

恋のこの字もわかってないスペちゃんが「独占力」に目覚めてるとこが見たいわってせがまれたので書きました

11 21/05/12(水)12:28:54 No.801925986

私 性 合

12 21/05/12(水)12:39:04 No.801928678

スペの隠しイベント来たな…

13 21/05/12(水)12:40:11 No.801928991

これ以上スペマされると星3チケをスペに使ってしまうーッ!!

14 21/05/12(水)12:42:12 No.801929582

ウワーッ!全てのスポーツにおいて人間の上位互換!

15 21/05/12(水)12:50:56 No.801932002

あげません!

16 21/05/12(水)12:52:32 No.801932446

スペ いいよね

17 21/05/12(水)12:56:01 No.801933378

まあ育成イベントで金スキル貰えるならやる気くらい下がっても仕方がないか…

18 21/05/12(水)12:57:37 No.801933823

クソボケっぷりを制裁されてる…

19 21/05/12(水)13:03:55 No.801935459

スペちゃんと激マブいいよね…

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