虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。

  • iOSアプリ 虹ぶら AppStoreで無料配布中
  • ゴール... のスレッド詳細

    削除依頼やバグ報告はメールフォームにお願いします。 個人情報,名誉毀損,侵害等について積極的に削除しますので、メールフォームより該当URLをご連絡いただけると助かります

    21/05/12(水)00:25:05 No.801828951

    ゴールデンウィークが開け、ウマ娘達も休み開けの感覚も薄れ、トレセン学園は真剣に練習に励む彼女達の姿で活気づいてきた。 ウイニングチケットも例外でなく、日夜懸命に練習に励んでいる。というより、彼女の場合、連休関係なくトレーニングに励んでいたため、特にその様子は変わらないと言ってもいい。 ただ一点の事柄を除いて。

    1 21/05/12(水)00:25:57 No.801829245

    それは練習中のこと。 「おーい、チケゾー!」 そう彼女のトレーナーが声をかけた。 「なにー!?トレーナーさーんッ!!!」 練習用トラックを走り終えたチケゾーが笑顔でそう返事する。 「ちょっと今のタイム、見てほしいから、こっちに来てくれるかー?」 「うん!!!わかった!!!」 そう返事をしたチケゾーがトレーナーの所に走って近づいてきた。 「ここ3周の3ハロンのタイムなんだけど…」 「うん!!!」 そうタイムを記録したクリップボードに目を落としながらトレーナーが声をかける。 「悪くはないんだが、よくもないんだ。次、宝塚出る予定だったよな」 「そうだね!!!」 「なら、もう少し上がりタイムを縮められるようにしないとな…。G2なら十分だが、得意の差しで勝とうとするならもう少し足りない。レース展開にも依るだろうけど…」 と、話しながらふとチケゾーに視線を移したところ、何か違和感がある。

    2 21/05/12(水)00:27:23 No.801829667

    目の前にいるチケゾーはいつも通り、ニコニコ笑いながらも真剣に話を聞いている。そこに妙な所はない。 (…なんだ…何だか変だ) そうトレーナーが思うのもつかの間、 「よーし!!!じゃあ合わせウマやろうよ、トレーナーさん!!!それでレースの練習にしようッ!!!」 と声をかけるチケゾー。そのまま練習用トラックに戻ろうとしたチケゾーだったが 「おい。ちょっと待て」 と、違和感の正体に気づいたトレーナーが彼女を呼び止めた。 「チケゾー、ちょっとこっち来い」 そう声をかけると 「う、うん!!!」 チケゾーもトレーナーの方に向き直って歩みを進めた。 トレーナーとチケゾーの距離、約2m。 「もっと寄って」 「う、うん!!!!!」 トレーナーとチケゾーの距離、約1.8m。

    3 21/05/12(水)00:28:32 No.801830045

    「もっと」 「う、うん!!!!!!!!」 トレーナーとチケゾーの距離、約1.7m。 「……なんでそんなに離れてるんだ」 トレーナーの違和感の正体はこれだった。妙に今日はチケゾーが近寄ってこない。 「や、やだなー!!!トレーナーさんッ!!!十分近づいてるよッ!!!」 そうチケゾーは言うが、顔がひきつった笑いを浮かべている。 トレーナーが無言でコースの中に入りチケゾーとの距離を縮め始めると、チケゾーが後退りをし始めた。どうしても距離を取りたいらしい。

    4 21/05/12(水)00:30:24 No.801830621

    「……なぁチケゾー。トレーナーの命令だ。そこを動くなよ」 そうトレーナーが声をかけると、ひきつった笑いを浮かべて油汗を流すチケゾーである。 そしてゆっくり一歩一歩近づくトレーナー。 チケゾーは彼が近づくごとに上半身をのけぞらせる。 そして目と鼻の先まで彼が近づいた瞬間、チケゾーは身を翻して逃げようとした その一瞬 「うぉい!!!」 トレーナーが間一髪、チケゾーにタックルするような格好になったが、彼女を抱き止めることに成功した。 「は、はなしてよッ!!!!!ト、トレーナーさん!!!!! はなしてよぉ!!!!!!!」 「嫌だ、離さない」 チケゾーは必死にもがき、トレーナーは彼女の胴回りを抱き締めて離さない。 そうして二人がじたばたしてると、回りから別のウマ娘がなんだなんだと近づいてくる。 その姿を感知してか、ついに観念し、抵抗を止めるチケゾー。 ようやく抵抗をなくした事を察知し、トレーナーは彼女の腰回りから手を離し、チケゾーの肩に手をかけた。そして彼女を立ち上がらせ

    5 21/05/12(水)00:31:16 No.801830877

    「チケゾー、こっち向きなさい」 と一言。 「……はい」 チケゾーは返事をするものの、いつもの彼女とは思えない低いテンションの声である。 「どうした、今日は何か変だぞ」 そうトレーナーが声をかけると、うつむいたままのチケゾーだったが 「……だって、アタシ、すごくいっぱい走ってるし…。汗、すっごくかいてて…」 と途切れ途切れに話し始める。 「…だから?」 自分の乱れた髪に手をかけながら、トレーナーは声をかける。 「……だから、絶対…汗臭いから…」 そう振り絞るような声でチケゾーが話すと 「なんだ、そんなことか」 とトレーナーは笑い、彼女の両肩に手を置いた。

    6 21/05/12(水)00:32:37 No.801831282

    「チケゾー、お前が一番うちのチームで練習してることは誰もが知ってる。何をそんなことで恥ずかしがる必要があるんだ。お前が一番努力してる証じゃないか。誰に何を言われたか知らないが、俺は一切気にしてないよ。むしろお前の頑張ってる所を俺は好…」 と、チケゾーに語りかけるトレーナーだったが 「ト、トレーナーさん、ストップストーップ!!!!!」 突然、後輩ウマ娘が割り込んできた。 「へ?」 あっけにとられて、そちらを向くと、 「チ、チケゾー先輩、失神寸前です!!!」  と指摘され 「は?」 またもやあっけにとられ、目の前を見ると顔を真っ赤にしてフラフラになっているチケゾーの姿があった。 トレーナーが両手の力を抜くと、そのままゆでダコみたいな顔をしたウイニングチケットは、その場にへたりこんでしまうのだった。 こんな話を私は読みたい 文章の距離適正があっていないのでこれにて失礼する

    7 21/05/12(水)00:33:21 No.801831494

    もう十分距離適正足りてるでしょ

    8 21/05/12(水)00:34:38 No.801831867

    どんどん文章伸びてない? 毎日女神から適正貰ってるのは間違いないからもっと書いてもっと書いて くさそうなチケゾーはとてもいいと思いました

    9 21/05/12(水)00:35:09 No.801832013

    適性距離を伸ばすならブルボンみたいにたくさんやらないといけないな つまりもっとたくさん書いてみようか

    10 21/05/12(水)00:36:28 No.801832416

    因子継承成功してるからいけるいける

    11 21/05/12(水)00:37:06 No.801832600

    というかもう既にこっちがうらやむレベルの適正あるじゃないですか!

    12 21/05/12(水)00:38:25 No.801832984

    誰から長距離因子貰ったのか吐いて 俺も継承してくる

    13 21/05/12(水)00:58:07 No.801838889

    距離適正はもうSいってると思うから脚質適正伸ばしてこ?

    14 21/05/12(水)01:03:18 No.801840238

    チケゾーは可愛いなあ!

    15 21/05/12(水)01:24:22 No.801845103

    差しなんだからきちんと差しきりなさい きみなら大丈夫だから続きを書いてほしい

    16 21/05/12(水)01:26:32 No.801845551

    全身全霊で書ききって...