21/05/07(金)00:07:04 ゴール... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1620313624382.png 21/05/07(金)00:07:04 No.800121159
ゴールデンウィークが終わり授業が始まったトレセン学園。 久々に授業で疑似レースを走ることになったが、休日中も自主トレを欠かさなかったウイニングチケットの足は衰えず、むしろキレがさらに鋭くなっていることは誰の目に見ても明らかだった。 ただそれはチケゾーだけのことではない。 彼女の最大のライバルであり最高の友人でもある、ビワハヤヒデ・ナリタタイシンも同様だ。 練習における姿勢は三者三様であれ、レースと一番にかける情熱について三人に甲乙丙をつけることは誰にもできない。 疑似レースでは、ビワハヤヒデが先行で逃げきり一位になった回もあれば、タイシンが3ハロンで急加速して大捲りした回もあれば、チケゾーが根性で最後のストレートで差し逃げした回もあり、その様子は本番さながらである。 授業の練習なんだからそこまで本気にならなくてもいいが、三人とも楽しそうに競いあっているので、誰も止めることができなかった。
1 21/05/07(金)00:07:55 No.800121481
授業が終わりに近づいて、三人で走る最後の一本になった。 先行したのはハヤヒデ。そしてその後に続いたのはタイシン。チケゾーは最後尾だった。 (チケゾーのヤツ…スタミナ切れてきたな) とタイシンは思った。 (あれだけはじめの方に飛ばしてれば無理もない) とハヤヒデもチケゾーの体力切れを感じていた。 授業の初めの方はチケゾーの勝星が多かった。冷静なハヤヒデや勝てる機会を探りながら走るタイシンとは違い、最初から全力のチケゾーだったからだ。 最初は勝てるものの、走る本数が増えるごとに、チケゾーの体力は確実に削がれていって尻すぼみになるのは無理もないことである。 (なんで追い付けないんだよぉぉぉ…!!!) そんな体力の低下に気づくことなく二人を必死に追いかけるチケゾー。
2 21/05/07(金)00:09:30 No.800122055
最終コーナーに差し掛かる手前、先頭のハヤヒデとの距離は7バ身差。実力伯仲の三人でその距離は、目の前にいるのに追い付けない、遥かに遠い距離である。 本来はそうなのだ。 本来は。 「おーい!!!」 チケゾーの耳に誰かの声が入ってくる。 よく聞きなれた声。心が熱くなれる声。 満身創痍のチケゾーが声の方向を見ると 「おーい!!!がんばれーーー!!!チケゾーーー!!!」 彼女のトレーナーが笑顔で手を振っていた。 授業の最後の疑似レース、ウイニングチケットは一着。 上がり3ハロンはベストタイムを更新した。 こんな話を私は読みたい 文章の距離適正が合ってないのでこれにて失礼する
3 21/05/07(金)00:11:57 No.800123009
>文章の距離適正が合ってないのでこれにて失礼する むしろ書ききらない方が失礼
4 21/05/07(金)00:13:30 No.800123598
スタミナが不足しているようですね
5 21/05/07(金)00:14:32 No.800123968
無理は言えないが健やかなストーリーになりそうで 私 性 合
6 21/05/07(金)00:27:53 No.800128775
青春してるなあ
7 21/05/07(金)00:28:08 No.800128854
書ききればその分目に入る人も増えるんだ むしろ最後まで書ききった方が見たい怪文書を誰かが書いてくれる可能性は上がるんだ ◆