21/05/04(火)01:03:29 今日の... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1620057809689.png 21/05/04(火)01:03:29 No.799094464
今日のトレーニングも終わり、自分の部屋でメールやスケジュールの確認をしていた時。 ピンポーン こんな時間に誰だろうか。 「はーい…ってスズカ?」 「はい、あなたのスズカさんですよ」 思いがけない来訪に驚く。聞くと、外泊届を出してきたのだそう。 普段は昼間にアポを取る彼女が、何の連絡もなく来るのは初めてだった。 とりあえず部屋へあがらせて話を聞くことにする。 「えーと、どうしたんだ。急に来るなんて」 「……いえ。あなたの顔が見たくなったので」 「そっか」 その言葉が嘘だとすぐにわかった。彼女が嘘を付くときは決まって顔を少し左にずらす。私もスズカも腹の探り合いなどという器用な真似はできない。だったらここは正攻法だろう。
1 21/05/04(火)01:03:41 No.799094534
「で、本当のところは?」 スズカがやっぱり、という顔をする。見抜かれていた自覚はあるようだ。 「……イキの…見てた」 「…ごめん、聞こえない」 「…タイキの、胸。見てたでしょ」 タイキシャトルの、胸?タイキの姿を思い浮かべたところで、私はハッとする。 今日の昼間、午後のトレーニングを始めようとスズカを呼びに行った時。ちょうどタイキシャトルと話していたのが見えて近づいたのだが、バルンバルンと擬音が付きそうなほどに揺れるそれに目線を奪われてしまったのだ。彼女は会話していてもよく跳ねるため、暴力的なまでにそれは大きく動く。 なんとかして目線から外せたのだが、そこから先がいけなかったのだと思う。焦った私が目線を横の軸そのままにスライドさせた先には、スズカの胸部があった。 彼女はその一部始終をきっちりと見ていたようで、多分比べられたと思ったのだろう。みるみるうちに不機嫌になり、呼びに来た私を置き去りにする勢いで練習場へと向かっていった。その後私が謝っても生返事しか返さず、何事もなかったかのようにトレーニングに打ち込み、この件は明日に持ち越しかなと思っていたのだが…
2 21/05/04(火)01:04:45 No.799094808
「ごめんなさい」 「違います」 即答である。謝罪以外となると、なんだろうか。途方に暮れ始めたその時。 「トレーナーさんは、大きい方が好みなんですか」 これは、ちゃんと考えて答えよう。 「スズカのが好きだよ」 「……こんなうすっぺらい胸のどこに魅力があると」 「機能美」 「レース以外で」 「…感度がいい?」 「ばか」
3 21/05/04(火)01:05:11 No.799094933
思わずそういう話になってしまったが、まずまずの答えだったらしい。 「スズカは十分に魅力的だと思うよ」 ---------------------------------------- その言葉に、嘘偽りがないことはわかっている。でも、好きと言われたことはあっても身体の事で何かしら言われた覚えはなかった。私は、そこが不安だったのだ。 「胸はわかりました。じゃあ、私の身体で好きなところを言ってみてください」 そう返すと、彼は少し悩み始めた。私の身体を見てる。 普段脚を見られる時には感じない、体中をなめまわすような視線。もっと、もっと見てほしい。わたしだけ――
4 21/05/04(火)01:05:33 No.799095029
「透き通るような翠色の目が好きだ。横にいる時、たまにしてくる流し目は正直エロいと思ってる」 …初めからそういうのを言わないでほしい。こちらにも心の準備がいるのだから。 欲しかった言葉がこうも簡単に出てきてしまっては、この後が 「鎖骨もいい。制服もジャージも勝負服も露出が少ないから、普段見えない分エロい。あと肌も綺麗なのが相まって、いっそ神秘的とまで言えるね。キスマーク付けたい。」 付けてほしい。今からでも脱ぐから。 ……だめ、頭がとろけはじめてる。 「さっきも言ったけど胸の感度良いよね、下着越しでも感じるくらい。指でつまんでも弾いても良い反応するから、ついいじめたくなる」 いぢめて。はやく、はやく