21/04/26(月)17:14:45 セイウ... のスレッド詳細
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21/04/26(月)17:14:45 No.796608876
セイウンスカイさんという人を好きになったのはいつだったのでしょう。 落ち込んでいる私にあのデイジーの花が咲く公園を見せてくれた時? レース中に見せた一瞬の顔が普段からは想像もつかないほど真剣で鋭かったのに気付いた時? スカイさんはいつでも優しくて、いつの間にか私を助けてくれていて……。 気が付いたときには、もう取り返しがつかないくらい、私にとって大きな存在になっていました。 気が付くとスカイさんを目で追っていて、時々目が合うと胸が大きく脈打ちます。
1 21/04/26(月)17:17:20 No.796609401
スカイさんのことを思うと胸が切なくて眠れなくなります。目を閉じると朝の眠たげなスカイさんの顔が浮かびます。 涼やかで凜々しい顔立ち、白い肌。 かっこよくて綺麗な人だなと思います。ちょっとだらしない所もあるけれど……。そんなところもちょっと可愛かったりして。 ベッドの中で悶々としている内に気が付いたら朝になっていて、寝不足になってしまう日が増えました。 トレーニング中スカイさんの姿が見えないので探しに来たら、いつもの公園のお花畑を一望できる土手の木陰で寝そべるスカイさんがいました。 連れ戻そうとしたら、逆に寝不足を指摘されてしまって、何故かいつの間にか私がスカイさんの隣で寝ることになっていました。 スカイさんにサボりを注意すると、いつの間にかやり込められてしまうのは困りものです。
2 21/04/26(月)17:17:53 No.796609519
スカイさんの隣にドキドキしながら寝そべります。横からスカイさんの匂いと体温を感じると、身体が熱くなってきました。 心臓が動く度に痛くて、こんな状態で眠れるわけがないと思いましたが、暖かい陽射しの中涼しくて心地のよい風に乗って花の香りがやってきて、意外にもすぐに私はうとうとしてしまいました。 眠りに落ちる寸前に、スカイさんの手が私の頭を撫でたような気がしました。 それでも、それまでは年上の女の人に対しての憧れを、恋愛感情と勘違いしているだけなんだと思っていました。私は飛び級したばかりの子供で、私もスカイさんも女の子でしたから。
3 21/04/26(月)17:18:16 No.796609611
その日は朝から少し熱っぽい気がしていましたが、お昼には高熱が出たみたいに頭がぼーっとして、お腹が痛いくらい切なくなって立っていられなくなって、急激に音が遠ざかり目の前が暗くなっていました。 目を覚ますとぼんやりとした視界の中に見慣れない天井が映って、少し横を向くとベッドの縁に腰かけているスカイさんがいました。 そこでここが保健室で、私は気を失ってしまったのだということに気が付きました。 スカイさんが一瞬だけとても心配そうな顔で私を見ていたような気がしましたが、一瞬でいつものぼんやりした明るさの笑顔になったので夢だったのかも知れません。
4 21/04/26(月)17:18:49 No.796609727
「気分はどう?」 「……また、助けられちゃいましたね」 「ん? 他に助けたことなんかあったっけ?」 「もう何度も助けられてますよ」 「やー、若い人は記憶力がいいねー」 スカイさんはそういっておどけたように肩をすくめた後、保健の先生を呼びに行きました。 そして、問診が始まる頃にはいつの間にかいなくなっていました。
5 21/04/26(月)17:19:18 No.796609837
「はつじょうき……、ですか?」 思春期を迎えたウマ娘は春先になると発情期がくるようになるそうです。私の年齢ではまだ少し早いはずでしたが、「人よりちょっと早く大人になったのね」と保健の先生は言いました。 早く大人になりたいとは思っていましたが、こういうことで『大人になった』と言われるとは思いませんでした。 これほど早く、それも気を失うほど重いものがくるのはやはり珍しいそうなのですが、考えられる理由としては……。 「――す、好きな人、ですか……!」 ボッ! と音がしそうなほど、一瞬で頭の上から首の下まで熱くなりました。きっと顔は真っ赤になっているでしょう。 好きな相手ができるとそれに身体が反応して、発情期が早く訪れることがあるそうです。深く深く相手を思うことで発情期が重くなることも。トレーナーさんに恋をして発情期が重くなってしまうウマ娘さんは珍しくないそうです。
6 21/04/26(月)17:20:00 No.796609981
……つまり、私の身体はスカイさんとの子供を欲しているのです。 意識すると一層、お臍の下がきゅうっと縮むような感覚がしました。 「あの、先生……」 もちろん、先生はここで話したことは誰にも言わないと約束してくれました。 「ありがとうございます……」 もらった低用量ピルを飲むと身体は少し楽になりました。あまり辛いようだったら相談に来るように言われてその日は寮に帰りました。
7 21/04/26(月)17:20:46 No.796610151
あ゜
8 21/04/26(月)17:20:51 No.796610176
その晩、ベッドで布団にくるまっていると、思い浮かぶのはやはりスカイさんのこと。 未だにジンジンと疼いている足の間に自然と手が伸びてしまいます……。 「スカイさん……」 スカイさんの名前を口にするとお腹が暖かくなって、じわりと熱が溢れるような感覚がします。 手が下着に触れると替えたばかりの下着がもう濡れて重くなっていました。ショーツの上からそっと谷間に指を沿わせます。 「っ……!」 ピリッとした刺激が走ります……。そのあとふわっと浮くような感覚がお腹に広がります。 指を少し滑らせるとピリピリッ……。 きもち、いい……。 指の動きが少しずつ大きく速くなっていきます。 「……っ! ぁっ♡……は……♡!」
9 21/04/26(月)17:22:12 No.796610504
頭の中に小さな火花が散る度に色んなスカイさんの顔が浮かびます。 眠そうな顔、笑っている顔、誤魔化そうとしているときの顔、悔しそうな顔。 「はぁ♡……うん♡……ぁ……♡」 のんびりとした声、真剣な表情、走った後の上気した肌……。 薄緑色の髪、睫毛の長い目、空色の瞳、細長い指、ふっくらとした唇、お胸とお尻……。 頭を撫でてくれた手の温かさまで蘇って、私ははっきりと自覚します。 スカイさん……、スカイさんスカイさん! ああ、私こんなにも、スカイさんに恋している……。 頭の中に白い霞が広がって何も考えられなくなっていきます。ふわふわとした感覚がお腹の中にどんどん溜まって、今にも弾けそうです。 「あ、ああっ!……あっ!……っ!」 ドキンっ! と心臓が大きく鳴ると同時に気持ちよさが一気に弾けます。全身をピンと伸ばして強ばらせて押し寄せる快感の波に耐えました。 シュワシュワとした余韻を感じながら息を整え、お腹がピクピクと痙攣しているのを感じました。 それが私の初めての自慰でした。
10 21/04/26(月)17:22:29 No.796610569
――夢中になってしまっていて、声や音を抑えることをすっかり忘れてしまっていました。 同室のブルボンさんは寝ていたのか、寝たふりをしてくれていたのかはわかりません……。
11 21/04/26(月)17:28:42 No.796611943
ああああああああ